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表題作高嶺のSubは擬態する

陸堂那岐、sp会社、26
御厨暁、学生、20

あらすじ

支配される側・Subであるキョウは、ある日チャットで支配する側・Domを自称するナギと出会う。
派手なファッションで自分を着飾り、世間の持つSubのイメージとかけ離れた見た目で自分を擬態するキョウとDomらしくない紳士的でクソ真面目なナギ。
一夜限りの暇つぶしの相手……そう思っていたはずなのに直接会い、会話を交わすごとに、不思議と興味を惹かれていく――。

――この男に跪きたい……従いたい。

君を支配し、跪かせたくなる。

「……キョウ、《跪いて》(Kneel)」
ナギが発するコマンドにキョウのSubとしての本能が悦びにあふれ、誰とも違う初めての感情の高ぶりに互いが互いを唯一として求めあい……。

溺愛と支配を織り交ぜた、話題のDom/Subユニバースの傑作がついに書籍化!!

作品情報

作品名
高嶺のSubは擬態する
著者
コオリ 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799758106
4.2

(135)

(89)

萌々

(19)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
17
得点
563
評価数
135
平均
4.2 / 5
神率
65.9%

レビュー投稿数17

No Title

めっっっちゃ良かった…! 小説のDomSubは初めてです。紳士的なDomのナギ、最初はミステリアスさを感じるんだけど…。キョウへの執着、彼の抱えるもの…などなど印象の変化が色々あってめちゃくちゃ引き込まれた。剥き出しの敵意、独占欲、かっこよかった! キョウのキャラクターもとても魅力的。ナギにどうしようもなく惹かれるくだりとか、自分の存在が他者にとってどう影響を及ぼすか幼い頃から理解して1人で生きようとする強さとか、時にはナギを包み込む包容力もあってとてもいい…しなやかな美しさがあるよな…

0

なにこの多幸感。全部が"Good story "

今でこそDomSub作品を読むようになりましたが、少し前まで苦手な設定でした。評価が高いのは知っていて、気にはなるけど手が出なかったんですよね。
BLとDomSub設定は深い結びつきがあり、今やかなりのシェア率。読まず嫌いしていた私も、今では積極的に読むようになりました。

中でもこの作品は私の大好きDomSub作品の中でトップ3に入るお気に入りになりました!
発売から1年後に読むことになって、もっと早くに読んでおけばと悔しい思いです。
痛くて苦しいテイストが多いイメージだったDomSub作品を、こんなに幸せな高みにまで押し上げたストーリーはそうそうお目にかかりません。今でこそ心温まるDomSubも増えましたが、この作品は幸せの高揚感だけじゃなく、スッキリと気持ちよく終わる後味の良さが爽快です。
2人だけがハッピーじゃなくて、外堀もまるっとひっくるめて最高の締めくくりになっているのが、もう最高最高最高!!


私はDomがSubをコマンドで加虐するシーンが苦手です。でもこの作品のプレイ中のコマンドはDomが優位に立つためのコマンドじゃなく、 Subのため…キョウに奉仕するためのコマンドになっているのが素敵だと思いました。どっちが従属の立場なんだかって話なんですよ。めちゃくちゃ甘くて優しい…。

プレイ中は強引よりなのもあるけど、嫌な強引じゃなくて、それこそプレイの一環でキョウの気持ちを満たすためのもの。とろけるようなプレイが、こう…首筋を撫でられているみたいにゾクゾクっとしました。


DomとSubにランクがある設定も面白かったです。このマウント性がストーリーに深みをもたらしています。ランクに奢る奴もいれば、ランクに劣等感を抱く者もいる。色んな人間模様が渦巻いていたのも、この作品にハマった理由の1つです。
クリスマスプレゼントの話もそうだし、家族の話も、職場体験の話も全部良かった。どのエピソードも愛がいっぱいです^ ^


最高のDomSubに出会えて良かった!

3

1,400円の価値ある

 今まで読んだDom/Subユニバース作品の中で、ちゃんとdomsubの要素が活かされてると思った。ダントツで好き。
 DomとSubにランクがあるのも面白い。

 前半受け視点、後半攻め視点。
 キョウは、ツンデレやカワイイ系受けじゃないのが読みやすくて評価高い。
 ナギも誠実で不安感がない。
 ハラハラドキドキ要素もあるから飽きない。

 最初のページに絵付きで登場人物紹介があるから、挿絵がまだ出てなくても光景を想像しやすい。
 出てくるキャラ、カップルがみんな男同士で成立してるから安心して読める。
 私みたいな地雷原読者のために。後半、父親がナギに見合いを持ってくるけどご安心を。見合い相手は男で、そのうえ美味しいシチュです。
 理想の世界観です。胸がいっぱいになりました。

2

話題作ですが

BLアワードにランクインしていらっしゃったり、よく話題になっているのを見かけるので気になっていました。
dom/subについて詳しく書かれていて、どのような設定であるのかとてもよくわかり、読みやすいです。
ドムサブが気になっているけどどうしようかなと思っている時に、こちらを読むと自分に合う合わないが判断できるのではないでしょうか。
私はプレイの際のコマンドというのが煩わしく感じてしまい、後半は読まずに閉じました。好きな人にはたまらないんだろうなぁと思います。
それと、どうしてもsubの設定上、精神病を患っている人にしか見えなくて萌えなかったです。ごめんなさい!
あと一つモヤモヤしているのですが、小説内でわりとチョロく格下のdomにびびってましたが、ランクの意味が薄れてしまっているのではないかなぁと感じました。
従う側のsubに最上位とつけるのも矛盾を感じます。逆にdomを従わせちゃうくらいの能力があるなら「なるほど」と思いますが。

1

Dom/Subの関係が面白い!

初読み作家様です。BLアワードで見て気になって購入しました。

変わり者のDomナギと、Subらしくない強気な見た目をしているSubキョウ。穏やかな青年という印象の社会人ナギと、ヤンチャな見た目の大学生キョウという、全く違う印象の2人が惹かれ合う様子が良かった!
プレイも無理のあるようなプレイじゃなくて、色気のある感じで素敵でした。私生活でもお互いの存在が影響し合っているのがよくわかって、Subだけが守られている関係性じゃないのも素敵。
DomにもSubにもランクがあるというのも面白い。2人の周りの人達も魅力的な人達がたくさん登場します。

お高めの本ですが、それ以上に満足しました!気になった方にはぜひ読んでほしい本です。

3

初心者にも読みやすかった

ドムサブ小説は初めてでしたが、とても読みやすかったです。
ドムのナギもサブのキョウも好感度高し。
特に後半のナギが最高に良かった!

前半の大きな流れは王道。
といっても、それぞれがドムサブならではのエピソードになってます。
分かりやすく書かれてるので、設定の勉強になる感じでした。
ナギはとにかくあまあま溺愛ドムで安心感半端なかったです。

攻め視点に変わってからは一気に面白くなってきました。
いかにして相手に救われたかが語られて、めちゃくちゃ萌えます。
ムナクソ展開もありましたが一応すっきり。
ナギの溺愛っぷりも増し増しでほっこりです。

後半にいくにつれ一視点で相手の気持ちも分かるように描写されてましたが、
最初の方は視点主しか見えなくて、
もう少し受け視点からでも攻めの気持ちが見えると良かったなあと思いました。

1

プレイの臨場感がリアル(自分比)

評価の高さにつられて読んでみました。
まだ自分がドムサブが受け入れられるかわかってなくて、何作か読んだけど…。

プレイで心も体も満たされるところはとても良かったです。
キョウがドムはこういうもんだって思ってるのと、ナギは違っててそこにキョウが戸惑ったり好意を持ったり。
大切にされて甘やかされて。

ここで自分の苦手要素が…。
跪け、脱げなどの命令がどうにもダメみたいです。命令という形なのと、跪けとか脱げとか場合によっては屈辱的なのがひっかかり。
サブはその命令で喜んでるとわかっててもどうしても…。

せっかくの首輪、やっと合意のエッチでワクワクしてました。だけどナギの「舐めて」で、あ〜無理となりました。
どうしても攻めからの舐めてとか咥えてとかが苦手なんです。

キョウは初めてなのに。キョウが奉仕したがっても初めてはナギに大切に甘やかされるエッチをしてほしかったです。

うーん、やっぱりドムサブは自分には合わないのかも。プレイの命令で性的な言葉があるけど。エッチは好きだからするのかプレイなのか?ここの線引きがよくわかりません。
まあBLだから好き同士でエッチするんだろうけど。

2

dom/subの気持ち良さが伝わる

ビーボーイゴールドで連載している鳥丸太郎先生が作画を担当している方から入り、続きが気になりすぎて小説を購入しました!!普段読んでいる漫画のdom/subでは読んだことがなかったランク有りのお話し。キョウがグレアやコマンドを受けるときの気持ちよさとそれを与えるナギの気持ち良さがすごく伝わって来て世界観に没入してしまいました。円陣先生の作画も素晴らしくてキラキラしていてもっとイラスト見たい!と思いました(ฅ`ω´ฅ)

2

路傍のDom様と高嶺のSub様

路傍のDom様と高嶺のSub様という美味しいカップルです。

Dom/Subの萌えるところの一つに(人によっては萎えるところ)ってランクがあるかなって思うんですが、Dom様であるナギのランクが低くてSub様であるキョウのランクが高いという。美味しい〜!

しかしキョウはナギのグレアにすごく弱い!萌えてしまうではないですかそんなの〜!
ナギさんはとても優しくて気遣い溢れる紳士でもあり、一方キョウくんは可愛くて強気で優しい…!

ナギが辛そうだからとセーフワードを使ったりもするんですよこんなの萌えですよはいっ

いつまででもこの2人を見ていたい…
という萌えx2カップルでした!


2

Dom/Sub好きなら是非~

Dom/Subが好きなのと、表紙の絵が綺麗だったので購入しました。
心理描写も自然で丁寧だし、プレイシーンも多いし、ラブ度も高くて可愛い作品だったので大満足です。

ストーリー序盤では淡白で冷めた感じの受けですが、攻めとの初回のプレイを経験したあとは徐々に年相応な顔を見せるようになっていきます。
ドライだったダイナミクスに対する価値観が軟化していったり、プレイが始まるとスイッチ入ってデロ甘に溶けちゃったり、攻めと出会ったことにより変化していく受けの気持ちや態度のギャップが可愛いです。

中盤までは最初にネットで名乗ったチャットネームだけでお話が進んでいき、二人は本名を知らないままパートナーになります。
たとえ本名を知らなくても、肩書きや素性なんて気にならなくなるくらい「DomとSubとして強く惹かれ合っている」ということが描かれているのも良かったです。
そしてストーリーの後半では「それまで二人の本名が語られなかった理由」が徐々に明らかになり、それに絡めて二人の関係性もより深まっていきます。
前半を読んでいる間は少しタイトルに違和感があったんですが、後半を読んだらタイトルの意味が分かりました。

DomとSubに細かくランクがあったりちょっとオリジナル設定っぽい要素もありますが、ざっくりDom/Subのベースが分かっていれば特に違和感はなく読めると思います。
堅苦しくないライトな文体なので、普段小説をあまり読まない人にもオススメです。

5

電子待ってました!!

電子書籍になるのを待ってました!
即購入・即読了。

こちらの本は、

「高嶺のSubは擬態する」
「初めてのクリスマス」
「路傍のDomは恋慕する」
「職場訪問」(書き下ろし)

の4つに分かれているのですが
「路傍のDomは恋慕する」までが本編で間違いないです。
このお話だけ攻めのDom視点なんですが、
私の好きなやつでした・・・もっと攻め視点が読みたい。

挿絵も世界観とあってて素晴らしかったです!
しかもたくさん有って目が幸せになりました・・・!

あと書き下ろしに出てくる獅鷹がどストライクだったので
彼の番外編がほしいです。よろしくお願いします。

5

評価に納得

やっと読むことが出来ました。購入してから時間が経ってしまい、ボリュームと初めての作家さまなので文章が合うか心配でした。

結論を言うととても読み易くて面白かったです。
円陣闇丸先生のイラストも凄く合っていました。

初めてタイトルを見た時には意味が分からなかったのですが、読み終わった後にはこれ程ピッタリなタイトルは無いと思うほどでした。

Domらしくないナギ(那岐)にはそうなった原因がちゃんとあったし、暁(キョウ)が派手な格好をしている理由も分かって、この2人は出会うべくして出会ったのだと思いました。

ナギと出会って心身共に安定していくキョウと、キョウと一緒に過ごすうちに表情が豊かになっていくナギに胸が熱くなっていました。

また、ナギの父親と弟との確執はナギ視点の「路傍のDomは恋慕する」で弟ザマァな展開にスッキリしました。個人的には家とのハッキリした決別まで書いて欲しかったです。あの父親が悔しがってのたうち回る様子と、残された弟が小物だったと悔しがる場面が読みたかったです。www

キョウ視点の「高嶺のSubは擬態する」「初めてのクリスマス」までは、ナギがスパダリでキョウの便りになるDomだとしか思ってなかったです。
でもナギ視点の「路傍のDomは恋慕する」になってからはナギの家族と合わない苦しみから、高校での同級生の雲雀との出会いによって自ら変われたことを知って、これもまたキョウと出会う未来へ繋がる運命だと思いました。

とにかくキョウの父親と兄のキャラが迫力で魅力的でした。ナギとの関係を喜んで家族に迎え入れる様子に感動でした。

また書き下ろしの「職場訪問」でキョウが見たナギの実力が素晴らしくて、読んでてワクワクしました。キョウを歓迎するナギの職場の面々も凄くユニークでした。

読み終わってからナギのキョウの母親との面会話や先に書いたナギの父親が悔しがる話とか、ナギの弟が自信喪失した話とか読んでみたいと思いました。
続編希望です!

10

DomSub

円陣先生なので無条件購入。DomSub本は多く読んでいないですが、今まで読んだ中で一番しっくり来た印象です。そして大好きな先生の挿絵に引っ張られたか、二人のキャラが好きだったので萌2にしました。ちゃんと説明あるのでDomSub初めての方でも大丈夫と思います。webで公開されていた本編150Pほど+その続き2編合計100Pほど+書き下ろし40P超。

DomSub向けに開放されているチャットをチェックしていたSubのキョウ。「Subと話がしたい」という内容のそのチャットルームに興味本位で入室、ナギと名乗るそのDomとチャットします。後日ナギに教えたDom/Subの出会いの場としてあるバーで本人に出会い・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
久希(高校生、Sub)、生野(デザイナー、美人♂)、ヨル(バーのバーテン)、キョウの父、兄、ナギの父、弟、養父、ナギの勤務先関係者。ナギのお兄ちゃんが好き~弟溺愛。

++攻め受けについて

ナギはDomらしくないDom(Bランク)。父親が威張り散らすタイプ、Dom至上主義という感じで、ナギがBランクだったからさくっと見捨てて次男に後を継がせようとする方。だからナギは自分に自信がないDomになってます。ガンガン押し出してくるタイプではなく、キョウ曰く「Domとしては珍しい」らしい。穏やかで上質なグレア(威圧)でナギのことを包んで守って愛してくれる・・という感じで、そこが読んでいるこっちまでほわんと温かく嬉しくなる印象で好きでした。でもちゃんとコマンド使うし「GoodBoy」(間違いなく超イケボ)なんて言われたら腰砕ける。

キョウはSubなんだけど、その辺のDomのグレアなんて効き目全くなしの超フリーダムSub。大学生だからか、自由にのびのびしている印象です。ただナギのことになると一気に不安になってスリスリしたくなったりぴとっとくっついていたくなったり。甘える様子がめちゃ可愛い。まだ親のすねかじりなんだろうけど、今後自らの手で何かを成し遂げるようになってくれると嬉しいなあ。Subであっても自活する能力満点!て感じだと更に嬉しかったかも。

二人の恋話にめっちゃ大きなアクシデントというものはなくさくっと恋におち盛り上がっていると思いましたが、二人のキャラが好きだったのと、プレイシーンの甘やかさがしっとりしていて好きだったため、読んでとても嬉しかった一冊でした!

11

読みやすい

Dom/Sub、今まで興味がなかったのですが、円陣先生の挿絵に釣られて初めて読みました。
コマンドや威圧感、オーラでSubに恍惚感を与えたり、独特の設定だなぁという印象ですが、スルスル読めました。
Subのキョウは、強気で少しツンデレっぽく、可愛いなぁと思います。Domのナギは、スマートで包み込むような雰囲気で良かったです。

ナギがキョウに色々とし過ぎるくらいの溺愛ぶりを発揮するので、
読んでいて甘く楽しかったです。

用語が全く分からない初心者でも問題なく読めますので、Dom/Sub、
どんなのかな?という人にも入門的に良さそうです。

6

Dom/Sub入門にオススメ

WEB連載時から追い掛けていた本作、紙本で手元に置けてとても嬉しいです。
大判書籍あるあるの、イラストは表紙と人物紹介のみかと思えば、しっかりがっつり挿絵がありました……!円陣先生のファンは必見です!めちゃくちゃ嬉しい……!

難しい特殊設定も少なく、軽いスパンキング等はあるものの、ソフトSMの範囲で、Dom/Subユニバース初心者の導入にオススメです。

物語自体も、ストレートにわかりやすく、すれ違いも王道中の王道といった感じで、Dom/Subの世界観の理解だけで手一杯、というタイプの方でも難しさを感じずに読み進められると思います。

サブドロップやグレアといったお約束の美味しい展開もあり、王道はやっぱり何度食べてもうまいな!!の気持ちです。

何より、攻のナギの溺愛ぶりがあまあま好きにはたまりませんでした!
独占欲と執着が垣間見えるのがまた最高です。
おおらかでありながら繊細な受けのキョウがナギへ見せる甘えも可愛くてにこにこしちゃいますね!

書き下ろしは、キョウがナギの職場を訪問するお話で、本編で少しヘタレながらも頑張っていたナギの全力で格好良い姿が拝めますので、WEBで追ってたよ!という同志にもおすすめです!

11

2人が出会えて良かった(;///;)

ストレートに面白かったッ!!!
のめり込んで読みました(∩´///`∩)

Dom/Sub未熟者なので慣れるのに時間を要したけど、
物語が掴めてきたらドップリとハマってハマって…!
後半へ向かうにつれて些細なことでも泣けた(;///;)

Dom/Subユニバースの根幹に『支配』がありますよね。
その特性ゆえ暴力的やSMのイメージを持たれやすく、
もしかしたら苦手な方も多いかもしれません。

しかしこの作品は「紳士的なDom」!!!
これがめーーーーーーーちゃめちゃ良かった!!!
(絵師に円陣さんを選んだのが神すぎるでしょ////)
(このドンピシャっぷりは表紙でも伝わるハズ…!)

暴力的な勘違いDomも少し登場するけれど、
基本的に優しいDomが多いので甘々好きさんも安心して読めますよー!!

で、個人的な印象としては、
SMとは違うDomとSubの信頼関係が見られた気がします。
支配の仕方・され方で信頼が生まれ、絆が深くなっていく。
その過程にグッときました…!!!

※Dom/Subは沢山読めていない初心者なので感想がズレてたらすみません;


さてさて。

受け:キョウ (Sub)
明るくてフラットなお人です。

表紙から伝わるように彼は普通のSubではありません。
ランクが弱いDom相手なら負けないというのかな…?
色々と訳ありで用心深く武装して生きています。

攻め:ナギ
非常に真面目で紳士的なお人です。

最初はDomらしくないDomとキョウに言われましたが、
紳士的な中に本能を滲ませると一気にブワッと強くなる。
プレイで『支配』してる最中も気遣いを忘れません。

最初はチャットで出会い、
その後キョウが利用しているバーで再度出会います。

キョウは特殊なSubなのでDomらしくないナギを見て
興味本位で少しだけプレイへと雪崩れ込むのですが、
相性がピッタリで今までに無いほど欲が満たされてーーー。

少しずつ恋焦がれるようになり
支え合うように関係を形変えてく温かいお話です。


プレイのシーンは多かった印象でした(∩´///`∩)
(なんかとってもエロく感じた///)
(本能が溶けてくようなエロさ///)

ナギの紳士ドS感は読んでてドキドキしますね。
紳士感は決して崩れないんですよ。柔らかい物腰でね。
なのに屈したくなるオーラがダダ溢れてくるんです///
(私、別にSubでもなんでもないのにな…)
(紳士ドS攻めがお好きな方は是非読んで…)

キョウはですねー。
信頼関係が出来てくると"頭で考える"が取っ払われて、
コマンドを使われた時の蕩け具合が変わってくるんですね。
甘えたになってどんどん可愛くなっていくのが堪らない♡

プレイ中のキョウの可愛さは凶悪的ですねv
特にスペース入った後のペッタリっぷり…!!!

ナギはナギでキョウを甘やかすのが至福って感じです。
ご飯(餌付け)から爪切りまで何でもしてあげたいDom。
その裏には"俺ナシで生きられないようにしたい"って欲望があって最高に萌えました///

甘く優しい支配で信頼関係を深めていくのが良きです…!

後半に差し掛かると、
彼等の家族や育った環境が明らかになっていきます。

ナギがなぜDomらしくないDomなのか。
この理由が見えてきたとき涙が出ました。
本能を抑え、自分を殺し、他人を頼るのが下手で甘え下手。
そのくせ他人を気遣うのは上手くて、甘やかし上手でね…。

ナギの不器用さが見えてくるんですね。
そんなナギを抱きしめ支えるキョウの存在に救われます。
攻め救済要素があって切なキュンで萌えました(∩´///`∩)

他、キョウを奪われない為に上位Domと対峙し、
Dom同士で威嚇グレアで戦うシーンはゾクゾクします///

キョウの家族はホッとしますね。
これぞDomの本質・矜持だ!って男前っぷりを感じます。
カッコイイ家族に愛され育ったキョウの大らかさは頷けました。

話が変わって…
別作品でコマンドによって長年Subを守ってきたDomのお話を読んだんですが、
今作品ではセーフワードによってSubがDomの心を守るシーンがあってですね。
これがめっちゃ良かったんですよ。泣いた。

こういった設定の使い方が好きです。
Dom/Subユニバースって奥が深いなぁ…と再実感しました。

余談:帯に「コミカライズ進行中」と書いてあります。
作画は絶対スーツ描くの上手い方が良い!って叫びたい…。
作中のナギのスーツ描写が良かったのでどうかリブレ様…。
(出来れば円陣さんのままが良い!)
(表裏カバーめっちゃカッコ良くてずっと眺めちゃう)

13

面白い!


Dom/Sub初心者の方にもおすすめできます!
Subのキョウは可愛いしかっこいいし心の強い子です。(ナギに餌付けされてます)
DomのナギはしっかりDomですがキョウの為ならなりふり構わない溺愛ぶりを発揮します!
(料理が得意)
書籍の書き下ろし《職場訪問》は、
お仕事中の本領発揮するナギがみれますよ!
円陣先生の挿絵も素晴らしいので是非!

6

この作品が収納されている本棚

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