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アルファな俳優様のおうちで住み込みシッターはじめました。

alpha na haiyuusama no ouchi de sumikomi sitter hajime mashita

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表題作アルファな俳優様のおうちで住み込みシッターはじめました。

佐野宮 柊(α)、人気俳優、33歳
並木 楓太(Ω)、大学生、20歳→21歳

あらすじ

人気俳優・佐野宮柊に遭遇し、Ωの楓太は突然ヒート状態へ。互いに事故と流すも、柊の幼い弟たちに懐かれてシッターを務めることに…

「いっそここに住み込まないか」大学生の楓太は、構内で撮影中だった人気俳優・佐野宮柊と遭遇し、ヒート状態に陥ってしまう。近づかないで、欲しい、逃げなくては、溶かされたい…。瞳の奥に欲望を宿した柊に唇を奪われ…るも寸前で大事故は回避、お互い水に流すことに。相手はアルファ中のアルファ、ザ・スター。呆然とする楓太だったが、柊の幼い双子の弟、奏介と耀介に懐かれ、はずみで夏休み限定のシッターを申し出てしまう。その上、前のめり気味に柊におされ、あれよあれよと住み込むことになり…?

作品情報

作品名
アルファな俳優様のおうちで住み込みシッターはじめました。
著者
安曇ひかる 
イラスト
らくたしょうこ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576221267
3.5

(21)

(3)

萌々

(9)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
71
評価数
21
平均
3.5 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数5

何でこうも焦ったいの

イラストが、らくたしょうこ先生でテンション上がりました。絵が本当に好きだし、双子ちゃんが可愛ぇぇです。

オメガバースの焦ったいストーリーでした。要所要所ではオメガバらしく、いい匂がする…ドクンッ…からのヒートを引き起こしたりはありますが、なかなか告白できない恋心をお互いに感じ合っていて、何とも切ない物語。
2人の焦ったい恋とは別に、佐野宮の双子の弟たちとの絡みはほのぼのとしていて、ホッコリシーンはすごく癒しです。


大学生の楓太は、大学構内で撮影中だった人気俳優の佐野宮と接触したことでヒートになってしまいます。身体の繋がりこそ回避出来たものの、構内で佐野宮の双子の弟たちに懐かれたことをキッカケとして、佐野宮家で夏休み限定の住み込みシッターを引き受けることになります。

あーもう、この住み込みっていう素敵ワードね。絶対好きが増長するフラグしか立たない!しかも家族のように溶け込む楓太に、佐野宮の弟たちも母親も快く受け入れていて、このまま結婚して住めば、状態なんですよ〜。佐野宮とのちょっとした触れ合いや、ドキドキは当たり前。楓太にシッター以上の気持ちを抱いて、可愛くて仕方がないって思う佐野宮に、ニヤニヤしてしまいます。

もうこれで終わりでも私は良いくらい(笑)でもそうはいかないんですよねぇ…佐野宮に恋人がいるとの記事を見て楓太ショック。そんでもって佐野宮のマネージャーにも牽制かけられて、離れようとする楓太。佐野宮も楓太もジレモダ過ぎて、これぞという決定的な言葉が足らんのです。それなのにマイナスな情報だけは上手に拾い上げていくんですよね…。
両片思いの上に運命の番という強固な地盤を持っていても、中々上手くはいきませんね。


オメガバースだと心より身体の繋がりが先にあってもおかしくないわけで、この作品でも確かにヒート優位で身体の熱の方が先行してしまうシーンもありました。身体的には運命の番同士の2人だからこそ強く惹かれ合うものがあったと思うし、最後には気持ちの繋がりが伴って正真正銘の番になれたので、この以上ないハッピーエンドでした。

読み終えてみれば、嫌な人が誰もいなくて(うざい記者は論外として)その点では安心して読めました。基本的には楓太と佐野宮の、付かず離れずの恋心の行方に注視するのみです。

ちょっとした同棲感覚、はたまた家族感覚で2人のイチャイチャが拝めたのは嬉しかったです。佐野宮視点があったから、ストーリーの面白さが増し増しでした。これだから溺愛攻めは止められません(笑)
『照子の部屋』パロも面白かったです♪

3

可愛い

挿絵目当てで購入しました。

大学生の楓太(オメガ)と俳優の柊(アルファ)とのお話です。
二人の出会いからドラマのようでした。

最初色々なことがあるのですが、
柊の双子の弟の奏介と耀介に気に入られた楓太は
タイトル通り住み込みのシッターになります。
そしてお話が進んでいくのですが、奏介と耀介がとにかく可愛くて癒し効果が凄いです…!
恋愛の方はちょっとずつ進んでいく感じで
そのゆっくりさが私は好きだなぁって思いました。

とても惹かれるお話で一気に読みました。
途中ハラハラする展開もあって、どうなるんだろう…!って思ったけど
最後の柊の男気に感動しました…!
逃げ出した楓太を捕まえる柊がかっこよかった…。

その後、最初に二人が出会った時の奏介と耀介の謎もわかりました。
あぁ…そういうことだったんだ…!(*´▽`*)
柊の推測にすごく納得したし、その相手が楓太で良かったなぁって思いました。

温かくて優しいお話を読めて幸せでした♪

3

双子ちゃんが可愛い

安曇ひかる先生の作品を読むのは「溺愛社長と美味しい約束」以来になります。あちらのお話は仙台を舞台にしてて、親族が居て土地勘がある私には凄く好みでした。


そしてこちらはオメガバ作品で超人気俳優アルファと地味なΩの大学生というカップリングで、この組み合わせにとてもワクワクしながら読ませて頂きました。

とにかく柊の異母弟の双子の奏介と耀介が可愛くて天使でした。決まった人間にしか懐かないのに、何故か楓太には直ぐに心を開いて慕うんです。

一方で人見知りで内気な楓太も、双子ちゃんにはまた会いたいと思っていたし、緊張せずに打ち解けて直ぐに2人の見分けが付くようになるのでした。

そんな双子ちゃんと颯太の様子に目を細めるばかりの柊が、やがて颯太を掛け替えのない存在だと認めるまでのお話でした。

こう書くとアッサリ簡単な様な感じですが、この2人なかなかくっ付いてくれないんです。
柊の態度や言動から早々に柊には颯太が特別だと気がつくと思います。

実は超人気俳優の柊はアルファの中でも抜きん出た才能を持っている「ギフテッドアルファ」らしく、「運命の番」が存在するのです。
そして番同士を結び付けるキューピッドが存在するらしいと、颯太は柊のマネージャーの白坂から聞かされるのです。

この白坂さん有能で柊と二人三脚で頑張って来た超人気俳優の「佐野宮 柊」を支えて来た人物なのですよ。スキャンダルの芽は出る前に潰すほどに苛烈で直感の優れた人物でもあります。

まぁピュアッピュアな颯太が芸能会のお約束とか、白坂の言葉の裏側を読み取るって事を知らないので事態がややこしくなってしまう点でも凄く楽しめる作品でした。

父親と再婚した双子ちゃんの母親が亡くなってから、双子ちゃんを引き取り必死で育てて来た柊が男前でした。
そして颯太の大学の学際の危機に颯爽と現れて助ける人気俳優の柊にワクワクしました。

何より「徹子の部屋」のパロの「照子の部屋」に爆笑させて頂きました。

特に当て馬とかは居ませんので、2人の恋愛について集中して楽しめる作品になっていました。
でもせっかく柊がギフテッドアルファという設定なので、言い寄って相手にもされない芸能人とかのエピとかで盛り上げて欲しかったとも思ってしまいました。

3

キラッキラいけめん

先生買い。なんだろう、王道お話なんだけど、ううーんこのイケメンきゅんするー!と思うんですよね。そのため萌2より萌にしました。先生の筆力なのか・・?私が安曇先生と相性がいいのか?キラッキラいけめん俳優さんにキュンしたい方におススメします。本編250Pほど+あとがき。

引っ込み思案気味な大学三年生の楓太。引っ込み思案を直そうと大学祭執行委員会で頑張っていた夏休みに、通っている大学でイケメン俳優の柊のロケがあり、どうやら関係者らしいちびっこ二人に出会います。ロケ終了後に見つけたそのちびっこのものらしいい麦わら帽子の忘れ物を届けたら・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
奏介、耀介(攻めの弟、4歳)、白坂(攻めのマネージャー)、マリア(攻め母、女優)、攻めの俳優仲間、受けの大学の友達ぐらいかな。

++攻め受けについて

攻めさんは超王道きらきらイケメンまっしぐら、ゆるぎなし。変態要素なし、俺様的態度もなく、年の離れた弟たちをちゃんと可愛がる、ほんま良い方。

受けさんは引っ込み思案気味だったのをなんとか頑張って克服しようとしているモブ的男子(Ω)。攻めさんの弟ちゃんたちに見いだされて、運命の番に出会えた、ってお話なんです。

ほんと特別な要素なく、ヒートが酷くてとかΩが酷い扱いされているとかもなく、ちびっこの可愛いお話なんですが、攻めがかっこいい~と受けがきゅんするところにシンクロしたのか、読んで嬉しかった1冊でした。

2

王道かな?

ちびっ子可愛いなあ。
年の差オメガバースで超人気俳優と大学生の二人ですね。

基本楓太視点で間に柊視点が入ります。
柊が腹違いの双子の弟を育ててるのですが、とーっても可愛いのです!

あらすじにあるように楓太が双子のシッターになるのですが、すごい懐きようで。

楓太と柊も段々と距離を縮め、いい感じだな〜と思ってたら。
王道ですね。柊が可哀想になってきます。
マネージャーも悪意あることない?楓太にあんなこと言って、さも共演者と柊が特別な関係だと思わせて。
なのに二人が上手くいくといいって後で柊に言ってて。

あの時の突然のヒートも、最近抑制剤が効きづらいのも、双子が懐くのも、そうだったの〜!?うん、まあ予想してたけどね。
ほのぼのあったかオメガバースでした。

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