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コミック
過去、謎、伏線…それらが一連の流れとなり終盤のバトルが迫力あり圧倒されての〜ラストがよかったです。
ギルがランスと対峙しながらもずっとランスと呼んでいて気になっていたんですが、最後の回想シーンで
「約束したでしょ」「守るって」
「ルシアン(ランス)」とようやくルシアンの名前を呼び、ランスと重ねたところでホッとしました。
ギル、ルシアン、ランスの思いが報われた気がして。
その前のギルが消えたシーンでの
─悲しんだりしないさ
─俺は結局いつだって1人だ…
が悲しすぎたので。
─絶望(それ)が俺の神から与えられた十字架(ギフト)なんだ─
こんな悲しいことってあります?と思ったけど、そう思わなければやっていけないってことですよね。
絶望を体感しているから、希望もどこかで感じることができる。
だからそのシーンがクリスマスで
─いい天気だな
につながる。
ウィリーに偶然会い、ギルが約束通り自分を守ってくれたと知る。
大切なことを思い出し、皮のブレスレットを手にする。
いいラストシーン。
THE END…?
の後はギルが悪魔の力で復活している…ぽい。
余韻がある終わり方もいいです。
オカルト的サスペンスでぐいぐい読まされ、迫力あるアクションの後、カタルシスと余韻ある終わり方でいい映画を観たような読後感です。
1巻2巻と読んできて、時々入る強襲的なギルのページに戸惑ってました、ずっと謎でしたが、全て夢だったわけで、ずっとギルバートは我慢してきたのが伺えます、、!大事な人だからこそ理性はしっかりあったんですね、、
最後こそ本性を表したのにランスの正体とか関係性とかずっと言わずにそのまま死んでしまって、ギルをより一層好きになりました
結局死んでしまってからギルの目的、自身の正体に気づくランスでしたし、その後もウィリアムと相棒になっていて、結局二人の関係性をそういう解釈してしまいましたが、ランスはウィリアムとして見てるのか、ウィルの中にギルバートを感じているのか、なんとも言えない気持ちになってしまいました!
ギルバートに救いが欲しかったと思います!
BLというよりブロマンスの域に近い気はしますが、こういうストーリー性がしっかりしている漫画は読み応えがあってとても好きです
ギルバートが肉体取り戻していたシーン、とても気になります、完結ということですが、これは是非とも続きが見たいと思いました。
ただ作者さんのコメントには「かつての完璧で美しい過去が壊されたあと、やり直したいと思いながらも決して元には戻れない…深い愛のエレジーを感じます。」と書いてあったので、やはり、元には戻らない結末なんだと思いました
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかメリーバッドエンドなのかどれも解釈が人によって違うと思いますが、私はバッドエンドだと解釈しました、好き嫌い別れるラストかも知れません…!
1巻発売からずっと気になりつつ完結したら読もうと積んでましたが、3巻で完結されたと聞き本日ようやく全3巻読了。
海外からの作品なので、読む順番や慣れない横文字の設定に戸惑う事はありましたがすぐ慣れてどんどん物語に惹き込まれました。
1巻ではたくさんの伏線が貼られており、
2巻ではその伏線の答えがニアミスみたいな感じで遠回しに匂わせる形で小出しされているので、「もしかして…」「やっぱりあれはそういうこと?!」とドキドキしながら読み進められました。
ここ、読者を飽きさせない工夫がされているなぁと。
そして3巻で怒涛の展開と答え合わせ。
とてもハラハラドキドキしながら手に汗握り、泣かされました…。
二人の重い愛が伝わってくるようです。
ただこちら、狂愛的な執着攻めのお話しなのかなと思ってたら、純粋すぎる愛のお話しでびっくり。いえ、これは間違いなく純愛ですよ。重いけども。
こちらの作品はぜひネタバレ読まずまっさらな状態からじっくり考察しつつ読んでもらいたいなと。
読後はかなりくるものがありますが、間違いなく名作だと思います。
※また、最初書いたレビューが完全にネタバレ含むただの感想になってしまったので書き直し、感想はコメント欄に突っ込ませて頂きました。
ずっしりと重く深い愛のお話を読んだ気持ち。
読後、ランスとギルもですが、しばらくルシアンとギルについて思いを巡らせてしまいました。
一度は家族全てを亡くすという絶望を味わい、
それでも同時に同じ絶望を感じた人が傍に居て、その気持ちを誰よりも理解しあい、お互いの存在に救われて、幼いながらに愛し合い、神様に許されずとも自分の心には正直にって気持ち結ばれ、これからも一緒に幸せで明るい未来が待っていたはずなのに…。
辛すぎません??涙
ランスはルシアンが最後の時に強く願った事で、優秀なエクソシストになってしまったわけですが、それだけの強さを授かるくらいギルへの気持ちが強かったのだろうし、孤独を感じているのは隣にギルがいないからだし、誰かを待っている気がするってルシアンが最後に来世で待ってるってギルを想ったからランスとして生まれ変わってもギルを待ち続けてしまった訳で…。
復讐のために悪魔と同化してしまったギルもまたそこまで堕ちるほどルシアンが大切な存在だった訳で、もう二人の愛の深さにグゥゥゥッと心臓絞り込まれました。
ランスとギルの戦い見るの本当に悲しくてこんな切ねえ戦いあるかよって心境で読みつつこういうの欲しかった…って萌えてたのは私だけではないはず。
そして最終話なんですが、読んでいてちょっと勘違いしていたことに気づきました。
ランスは夢でルシアン視点を見ていたり、ギルとのやり取りからも薄々自分がルシアンの生まれ変わりって気付いていると思っていたんですけど、気付いていなかったんだなと。
よくよく考えれば夢はエクソシストとしての力だと思うし、ギルの事を相棒として、友として信頼(友愛)を寄せ始めていたのに、結局それも復讐相手を探るために近づいてきただけで全部嘘だったのだと思い、より一層孤独を深めてしまったのかと。
でも最後の最後で約束を思い出した。
愛し合っていた想いを思い出した。
1巻冒頭で「前世」とは無意味。
死んでしまえば生前の約束も苦痛も
名残惜しささえも全てが無に帰る。
「前世」とは
虚妄の概念に過ぎず、生まれ変わった人間はもはや君ではない。
それがこの世界のセオリーだ。
とあるんですけど、ランス、最後約束思い出して終わってるんですよ。
ギルとルシアンの革のブレスレットを見つめながら、
生前の約束も苦痛も
名残惜しささえも
全て思い出したんだと思います。
それはもうランスだけどルシアンであり、やっぱり同一人物で、ランスは世界のセオリーから外れた存在なのかな?と思いました。
そして最後の悪魔側ギルのシーン。
完全に受肉してるんですよ…ギル。
胸の傷からもランスと戦闘後に生まれ変わったギルと考えられます。
途中、復讐を終えた魂はやがて精神も蝕まれ消えるみたいな事言ってたと思うんですけど、このギルの表情からも記憶はちゃんとある様子。
彼もまた世界のセオリーから外れた存在なのかな?と。
ちなみに、悪魔の受肉はキリスト教の終末論でもあるそうで、神が受肉したキリストと敵対する人間が受肉した魔王サタンなんだそうです。
ちなみにサタンは元は堕落した権威ある天使ルシファーです。
つまり?もしかして?
再会して光と闇の衝突が、まだあるの??
二人に幸せになってもらいたいのにどうしたら2人結ばれ幸せになれるのかわからない…
今後暫くはランスとギルの再会妄想や考察で忙しくなりそうです。
なんとも言えない読了感。これはどう解釈したら良いんだろ…心にズドーーーーンと印象を残したという意味で★5です。
狂おしさやるせなさにかきむしられる。
エクソシストというテーマならではの描写がグロテスクで荘厳でオカルトお耽美好きにはたまらない!!
でも、二人とも辛い思いをしてきた分、幸せを願いたい気持ちもあり…
殺戮を繰り返したギルが真っ当な道に戻れないのも納得なんですが!ギルはランスの中に変わらないルシアンを見れて、「制裁をくだす人間になりたい」という言葉を実行する姿を見れて少しは幸せだったんでしょうか…ギルのことを思うと執着サイコ攻め~って1巻当初ウキウキしてた自分を殴りたいほどしんどい結末…
あんな事件に合わなければ現世でランスが孤独を感じながら使命を全うすることもなかったのに。孤独なランスが心和んだ一時はギルとの時間だったのがしんどい。決着がついた後に思い出すのもしんどい。自分のことを心から想ってくれる人がいたことを知れて、これから前を向いていけると思いたい。ギルの執念で次こそ、いつかはハッピーになってほしい。ギル、妄想の中でしかやれてないなんてかわいそうすぎるし。
ラストのギルとランスのエピソードや幸せそうな2人にほっこりすると共にやるせない気持ちでいっぱい。腐った輩のせいで、小さな幸せを壊されなきゃいけないのか…どんなことがあっても強い気持ちは繋がり続ける、2人の愛は永遠!!と思わないとやってけないくらい打ちのめされたけど、ガツンとくる作品でした。
あと、見開きのページが多いので電子だと迫力が軽減するのは残念でした。見開きで見る方法もあるけど、ちょっと手間だし慣れてないだけだけども、紙の方が美しさも際立つ気がする。電子でもカラー部分はカラーで2人の目の色に魅せられたりしたのは良かったです!
作家さんのツイによると番外編?が150Pくらいあるらしいのでぜひともぜひとも翻訳出版お願いしたいです!!!
とても楽しみにしてた3巻です。
画力もありストーリーも秀逸なんです。
でもですね2巻発売から日が経っているので、今から読まれる方は1巻から一気読みする事をお勧めします。
ページの読み方も逆なのでBBAの頭にはスッと入って来ませんでした。
結局このお話ってどういう結末だったの?と思ってしまったんです。
大まかな事は理解出来てるんですよ。
ウィリアムの中の人とか分かってたし、その人とランスの前世の関係とか思った通りでした。
でもやはりウィリアムの中の人はランスが大事で、あの結末も納得出来ました。出来たからこそランスの孤独感とか切なかったし堪りませんでした。
でもってあのシーンですよ。読んだ方なら分かると思いますがあれはどう解釈すれば良いのでしょうか?勝手に妄想すれば良いですか?
でも出来るならば2人の幸せな結末も読んで見たかったです。
個人的には終盤に載ってた「TIME LINE」が興味深かったです。全てを読み終わった後に読むと時系列が分かってスッキリします。