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川事ゆい華先生のお仕事もの!大好きです☺︎
こちらKindle Unlimitedにて拝読しました。
3年前ぐらい?の比較的最近の作品がアンリミで読めるの、
本当にありがたいです…!
年下新人アナウンサー×町役場の広報担当。
”地方創生”をテーマに、過疎化・少子高齢化が進む町をどう変えていけば良いか、
真剣に悩み考える主人公・水波(みなみ、受)の奮闘ぶりが胸熱のお話でした✨
実は、個人的には攻め・旺介(おうすけ)よりも
水波の初恋相手で幼馴染でもある若き(30歳)町長、
久東(くとう)に萌えてしまったりしたのですが。。笑
男前なのにお仕事しくじっちゃったり、
天然ぶりを披露するワンコ年下・旺介の姿がコミカルで楽しい!
特に序盤の二人の出会いのシーン、最高でした。
生放送ロケで婦人会の方々が時間をかけて
作ってくれた魚料理をひっくり返して台無しにしてしまうー
というもの。
人の失敗を笑っちゃいけない…と思いつつもぶふっとなったし、
その瞬間から天然不器用な旺介を応援したくなりました(*´艸`)
見た目に反して、なんだかポンコツな攻めなんだなあ…
なんて思っていたのですが(ごめんなさい!;)、
物語の進行と共に、次第に見えてくるカッコ良さにもグッときた〜!
久東に燃やす対抗心や、そこから生まれた町の新規創生案、
東京でアナウンサーになれなかった悔しさを抱えながらも
地方局のアナとして全力を尽くす様子...
誰もが、望んだ大学に入れるわけではないし
望んだ会社に就職したり、望んだ仕事ができるわけじゃない。
そこには残酷な現実もあるけれど、いつまでもクサクサしたままではなく
自分のできることに全力投球していく攻めの姿勢、
読んでいて胸が熱くなるものがありました。
受けである町役場広報・水波と町長・久東の奮闘、
狸親父との対決も見応えありあり。
そしてすごくじーんとしたのが、久東の狸親父・古参議員への向き合い方でした。
その政治姿勢や功績を全否定するのではなく、
感謝すべきところには感謝しつつ、
言うべきことは言いながら対峙し、理解を求めようとする粘り強さ。
かっこいいわーーーー...
"東京へ行けば自由になる”と信じて疑わなかった水波が
故郷に出戻り、旺介と出会い触れ合う中で変わっていった価値観。
自分自身が変わらなければ、どこで生きていたって、
どこへ行ったって、人生は何も変わらないー
そんな彼の気付きにも心打たれ、共感しきりで
のめり込みながら読んだ一冊でした。
一見天然な旺介の、”わざと無神経ぶりながら”の
食いつき攻撃とか、久東へ勝手に燃やす(笑)ライバル心も
年下わんこみ満載で、楽しい〜!ニヤニヤしてしまいました..(*´∀`*)
二人で墓屋上までドライブし、ソフトクリームの間接キスに
真っ赤になる水波にきゅん、でした◎
甘酸っぱくてくすぐったい恋の始まりそして盛り上がりを楽しめた〜・:*+.
生き方に”これ!”という正解なんてない。
自分にとって最高に居心地の良い場所は、自分で見つけ
自分で作り出していけるものなんだー
そんな前向きな気持ちにしていただける、
地方創生お仕事BLでした!☺︎
KindleUnlimitedにて読了。
地方の町役場の職員である受けと、地方局の新人アナウンサーの攻め。
THE田舎なスローライフで起こる2人の恋物語なので、派手さはなくのんびりしているけれどそれが良い!
受けの済む田舎の風景、空気感、周りの人との交流や地方創生、町おこしのテーマに、攻め受け2人の恋物語が絡まり合ってお仕事BLとしても楽しめます。
ゲイでもう恋をする気が無かった受けと、ノンケの攻め。
攻めの発言に傷ついたり、ちょっとした言動に一喜一憂したり、少しずつ恋心が育っていく様子やその感情を認めること、2人の間のすれ違いなど丁寧に綴られていて。不器用な受けの恋模様にキュンキュンしました。
地方創生に奮闘する町役場の苦労と喜びが丁寧に描かれていて、お仕事モノとして読み応え抜群でした!
お仕事描写がメイン且つ、ノンケとクローズドゲイの関係のため恋人になるまでが焦ったくて時間がかかりました。
なので、甘い雰囲気を期待すると少し物足りないかもしれませんが(後半は幸せいっぱい甘々です)
その分、2人の友情→恋愛に至るまでの変化が丁寧に描かれていて〝恋人になる迄の過程〟を存分に楽しめます!
ただ、スローライフを謳歌する水波の丁寧な暮らしに癒される一方、同性愛者としての生き辛さがリアルで恋愛面は若干シリアス。
旺介と交流する内に惹かれてしまい、恋愛感情にならないように必死で自制する様子が切なくて、
——好きになってしまうのを、どうやって止めたらいいのか分からない
と、感情を抑えて葛藤する姿がしんどいです。
ニコニコと人当たりの良さそうな水波ですが、実は他者との間に壁を作って自分の殻に引きこもる、臆病なウサギ男子。
そんな水波の壁をぶち壊していくのが、尻尾ブンブンで無邪気に懐く犬系男子の新人アナウンサー・旺介でした。
もう、旺介のノンケ感が半端ない!
絵に描いたようなコミュ強陽気キャで、爽やかスポーツマンのような明るさと距離感の近さ。
水波がゲイとは知らず、一方的に女性を紹介したり、悪気なく無神経な冗談を言ったり…正直、初めは苦手なタイプでした笑
でも、めちゃくちゃ人懐っこくて甘え上手で憎めないんですよね。
そして、意外と計算高く、胃を壊すほど仕事に真剣だったりと色々ギャップのある一面も◎
普段は尻尾ブンブンの甘え上手な芝犬なのに、いざと言う時はビクビク怯えるウサギさんを「怖くないよ、おいでー」と優しく包み込む、包容力抜群なスパダリになるなんて…こんなの、ギャップで風邪ひくって!(大拍手)と悶えました笑
初エッチでも、素直になれない水波を先回りで甘やかし、全てを受け止める旺介が格好良すぎてキュンが止まらない♡
仕事に対して真摯で一生懸命なキャラクター達に励まされ、私もお仕事頑張ろう!と前向きになれる素敵な一冊でした◎
カラー口絵のチョイスも最高!
スッキリとした後味、という感じの読後感。
地方再生、活性化の問題が主軸の行政モノを扱った作品ですが、軽すぎず、重すぎず…の程良い塩梅のストーリーで読みやすかったです。
地方ローカル局の新人アナウンサー旺介と、山間の小さな町の役場職員水波(みなみ)が仕事を通じて出会い、惹かれ合っていくのですが。
んーー、でもこの主人公CP二人にあまり魅力を感じなかったんですよね。
町長がイイ男過ぎて。
とにかく、町長がイイ男過ぎて。
メインの二人が吹っ飛ぶぐらい、カッコ良かった~。
町の抱える問題に全力で取り組み、職員には気配りも出来る所謂「しごでき」男。
幼馴染の水波を見守り、支える包容力も兼ね備えているという、まさにパーフェクト攻め(←違)。
ということで、町長が全てを攫ってしまったがゆえに、この評価ですが、1冊を通して自然の美しさや田舎暮らしの妙などが散りばめられていてその側面からもとても楽しかった。
苦労もあるけど、憧れてしまいますね、スローライフって。
地方公務員のお仕事ものとして、読み応えある良い作品でした!
田舎ぐらしの良いところ、豊かな自然でアウトドアのアクティビティを楽しんだり、四季を都度感じられる食生活などが活き活きと描かれていて、まぁ実際はそんなにいい話ばかりじゃないんだろうけど…と思いつつ、おかれている状況で手にしているものを慈しみながら日々丁寧に暮らしている主人公・水波のくらしぶりがとても羨ましいです。イケメン町長が高齢者に優しい町づくりを目指しているBLタウン・瀬里町に移住したくなりました。
自然しかないwのどかな田舎町にロケでやってきた新人アナウンサー・階堂と仲良し→ラブという流れ、とてもスローに展開していくんですけど、このゆるやかさがとても心地よかったです。恋愛することを諦めていた水波と都会育ちだけど、ちょっと不器用なところのある好青年の軽い両片想いに萌を感じました。というか、ここに水波の幼馴染のイケメン町長が当て馬的に絡むのがよき!みんなが、自分のお仕事に熱意をもって真面目に取り組んでいるっていう「お仕事」描写の分量は全体として多めなのですが、ラブ成分足りないな〜という物足りなさのない、いい塩梅の構成だと思います。
激情ではなくて優しい愛情を交流させる恋人同士という印象の穏やかなラブストーリーは癒やしを求める方にもおすすめできるかなと思いました。