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表題作悪癖 4

大門燈弥
会社員
小島楊平
大門の元同僚

同時収録作品長い夜噺

岩倉茂雄
元取引先専務,現住み込み家政夫
安川邦彰
大門の同僚

その他の収録作品

  • おまけ4コマ(描き下ろし)
  • 地獄の100本ノック合宿(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

大門を自分から解放するために姿を消した小島だったが、
僅かな手がかりを頼りに大門は小島の地元へとたどり着く。
再会を果たしてなお、自分を拒む小島を連れて大門が向かったのは小島の実家。
そこで小島が囚われていた山男と実家の秘密が明かされて──?
ヤバすぎる2人の痛すぎる純愛ストーリー遂に完結!!
小島を女神と崇拝する拗らせエリート岩蔵と
心優しい大門の同僚・安川の不思議な交流を描いたスピンオフ「長い夜噺」も収録。


【収録作品】
悪癖 #17~#22
長い夜噺
地獄の100本ノック合宿(描き下ろし)

作品情報

作品名
悪癖 4
著者
イイモ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
シリーズ
悪癖
発売日
電子発売日
ISBN
9784801979291
4.8

(224)

(200)

萌々

(16)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
28
得点
1078
評価数
224
平均
4.8 / 5
神率
89.3%

レビュー投稿数28

一癖も二癖もある、純粋すぎる愛

当初は1話短編だった本作が、こんなにハラハラさせられるスリリングでインモラルな純愛作品になるとは…!

1巻不穏な雰囲気から始まり、2・3巻で痛いほどに空回っていく2人の愛情に地獄を見て、4巻ついに天国となりました……!

不穏な始まりで二転三転するディープな展開にハラハラしましたが、最後は無事ハッピーエンドで胸が一杯です。
一筋縄では行かない、「癖」の強いキャラクターばかりが登場しますが、この「癖」が病みつきになっていて終わるのが凄く寂しい……
まだまだ、2人の癖のある"悪癖"な日々を垣間見たい…!

※以下、ネタバレを含みます


1巻で「他人の為に命をかけたり、執着する気持ちは分からない。分からないのは、こわい」と溢していた小島。

自分に「愛してる」と囁き火だるまとなって死んだ"山男"の本心がわからず、山男と同じ"カイブツ"を求めて囚われていた小島ですが、山男の「愛」は小島を縛る為に掛けられた呪いではなく、唯一無二の純粋すぎる「愛情」だった訳ですね……
その事実が分かり、山男の何にも代えられない"無償の愛"に胸が締め付けられました。

そして、「他人に執着する気持ちがわからない」と言っていた小島が、大門を前に逃走し「顔見たらもう、手放せなくなる」と、泣くんです……!
初めは人の心を見透かして掌で転がしていた小島が、今や大門大好き純情乙女になっていて萌転がりました。
そんな小島に寄り添って「大好きだ」と告げる大門。この幸せすぎるキスシーンは正に純愛。

何より、ずっと漂っていた不穏な空気がスッキリ晴れて、その後の甘々インモラルセックスが最高すぎるんです…!

絶倫・大門による、ねちっこい濃厚セックスで容赦なく責めたてられて、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら善がり狂う小島が堪らなくエロ可愛い♡
もう、ずっと不穏だった分、ご褒美の甘イチャセックスは眼福ですね… 甘いのに相変わらずの変態プレイも堪らん!

また、同時収録の安川さんと岩倉の番外編は凄くほっこりするストーリーでした。
この2人の両片思いも焦ったくて、続きが気になります!

▶︎Renta!/トーン修正時々白抜き

11

大変良かった

どんな地獄を見せられるのかと戦々恐々しながら読み始めた長い物語がついに完結しました。感無量。怪物はいなかったし、小島は愛されてた。凄惨な過去がパタパタカラカラ180度違う風景になって、小島が救われたのが良かったです。ほんと良かった。
それにつけても大門のスパダリぶりよ。連続殺人事件解決しーの当主入れ替わり見抜きーの、難病の小島父を病院に入院させーの、なにより怪物と呼ばれた人の名誉を回復させて小島を仄暗い楔から解き放ちーの、大門のポテンシャルたるや。すげー
ハチャメチャで波乱万丈だったけど真っ赤になってつきあいたいっていう小島といわれてとろけそうに喜んでる大門の笑顔で、ようやくおだやかな恋愛がはじまったんだなあと大変あたたかい読後感でした。

11

こんな結末誰が想像した〜!

1,2巻が難しくて小島、お前のことは理解できぬ、大門のことはうっすら理解できそうでやっぱわからん…で正直読むのをやめてました。そんなところ風の噂で三巻すごいという噂を聞きつけ、おも〜い腰を上げて読んだら、え????ちょま?でした。全てはこの純愛を描くための下準備か!!!!間口が狭い…。で4巻、伏線が全て回収されて二人はただのラブラブいちゃカップルに、よ、よかった…。イイモ先生万人受けしないってご自分でも分かっていてよくここまでしっかり描き切ったなあと思います。納得の四巻!小島、よかったよ〜。よかった〜!ほんとこれ私には理解できない大門と小島だけが納得の終わりかたしかないやろ?と考えていたのを見事裏切ってくれて本当にハピエンで、どんでん返しで色々すごかった。BLに難しさとか痛みとか求めてません…って読者なのですが、これはほんと読んでよかった。ここまでの純愛はなかなかない。そして、大門のスパダリぶりがもうわけわかめなくらいすごいです。大門、ちみが本物のスパダリや!

11

言葉にしないままが深いー!

1巻2巻で2人の変態合戦のような様相で、他の誰にも入ることのできない絆が深まったかと思えば、3巻で駆け引きのようなものが始まったので、迎えた4巻を読む時は、すっかり恋バナモードだったんですが、そんな簡単な話じゃなかった…小島くんの歪んだ性癖の原因ともいえる、親との確執の理由、山男の正体などが明らかになっていきます。もう謎解きがされてく過程の本気の大門がやたらカッコいい!!
帯にあった「お前が俺を変えたんだ お前を手に入れるためなら何だってする人間に」の大門のセリフがほんと痺れる!

先生のTwitterからテーマは純愛とコメントされていました。話のなかでは明言されてないので、個人的な解釈なんですけど、まず大門の怪物性って純粋すぎる愛情にあるんじゃないかと思いました。幼い頃の事件は、感情の発露として出た自分の純粋な想いが善悪を超えた異常性を自身で感じて封印していた。それを図らずも小島くんに解放された。
身も心も捧げて、まるでタガが外れたかのように愛情を掛けてくる大門。好きだから大切にしたい、大事に集めて、閉じ込めて、所有したい。標本にしたい…その異常ともいえる彼の性癖でも、対する小島くんとっては、それまでの枯渇したものを埋めて余りあるくらいの愛情として、欲してやまないものだったんじゃないのかな。
ほんと他の誰にも理解できないマニアックな世界だよね…なんたって悪癖だから 笑

4巻はほんと、幸せそうな2人、特に小島くんの癒されっぷりはほんと見てて幸せになりました。
めちゃめちゃ激しくプレイをしていても(もう既に大門主導確定でついていくのに必死な小島くん❤︎)彼らの間でしか分かり得ない多幸感がビシビシ伝わって、最高でした。久しぶりに泣き受、最高ってなりましたよ!

サスペンス要素も十分楽しめるんですけど、純愛ラブストーリーを掘ってくと、とんでもなく尊くて胸が熱くなること必至です。ぜひ、通しで読むことをお勧めします!

7

完結!

悪癖この4巻で完結です!
エロありSMありサスペンス要素もありで、純愛でした。
しっかりハッピーエンドなので、そこだけは安心して下さい。

途中で山男がなんで出てきたかは察しがつくのですが…漫画でもしっかり表現されると泣いちゃいますね…。切ないです…。

そして今回も小島がめちゃくちゃ可愛かったです!エロもエロエロでプロステートチップのプレイまであります。(ブジーに似てるけどブジーよりヤバそう…)
1巻から繋がっているので、時間作ってしっかり読むのがオススメです。
4巻でスッキリします。

また、サブカプの岩蔵と安川のスピンオフも入っておりこちらもほのぼのの中に切なさもありとても良かったです。
娘ちゃんがしっかり気付いてるのは笑う。










紙本購入
修正は白抜きとトーンです。

5

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