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表題作凪がれ星

一宮天惺(いちみやてんせい)
22歳、大学生
獅倉槇人(しくらまきと)
27歳、元モデルの司書

その他の収録作品

  • episode0
  • 描き下ろし episode7.5
  • あとがき
  • カバー下(初期設定ラフ、5話の瀬田)

あらすじ

写真撮影が趣味の大学生・天惺が
レンズ越しに目を奪われ出会ったのは
顔に大きな火傷痕がある男・槇人。

華やかなモデル業界から一転、
事故で負った痕に向けられる視線に心が擦り減り
逃げるようにこの街の図書館で働く槇人だったが、
そんな過去を知る由もない天惺は
本の貸し借りを通じて交流を重ねていくうちに
槇人の儚げで綺麗な横顔に無意識に見惚れ
思わずカメラを向けるようになる。

レンズの中に槇人を覗く度、どうしようもなく惹かれ
膨らんでいく感情に気付いたとき、
昔のモデル仲間だという男が槇人を連れ戻しにやって来て――…?

無自覚な独占欲を抱くカメラ趣味の大学生×顔に大きな火傷痕がある元モデル

作品情報

作品名
凪がれ星
著者
ミギノヤギ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801978980
4.2

(208)

(107)

萌々

(65)

(25)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
22
得点
876
評価数
208
平均
4.2 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数22

No Title

まず槇人さんのビジュが圧倒的に好き。儚げな見た目だったから大人しめなのかな…?とおもったら全然ぐいぐいいくタイプなのぶっ刺さりました♡
お話は全体を通して少し暗めだけど、過去のトラウマがあるのに天惺にだけは撮られたいっていうのが!!!!本当に!!!!!よくて!!!!!泣泣
槇人さんは年上さながらの包容力もありながら受けなのたまらんすぎる 本当に絵がすべて綺麗で美しくて、特に空の描写がすごくてさらに惹き込まれました。天惺と槇人のこれからがもっと見たい泣
天惺の友達も最初はちょっとん?って感じだったけど最後にはしっかり謝って力になろうとしてるの見て素直〜〜〜!!泣と好きになりました マネージャーさんも洋介もいい人!!!洋介のその後もあるみたいなので読みたいです とにかく最高の1冊でした♡

0

繊細な心理描写と救済

ミギノヤギ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
独占欲 2
エロ 2
救済 2
な感じだと思います。

天惺さん×槇人さんのカプです。

写真が趣味で空ばかり撮っている天惺さん。しかし、人を撮ってみたいと思った相手は、顔に火傷痕がある槇人さんで…。

たまたまカメラを向けた先に居た槇人さんに目を奪われ、無意識にも惹かれていく天惺さん。写真を撮りたい、閉じ込めておきたい、と優しげな天惺さんですが、ほんのりと垣間見える独占欲とカメラ越しの鋭い視線にドキッとしますね。

モデルの仕事をしていた天惺さん。しかし事故で火傷を負ってしまい、残ってしまった痕の所為で心が擦り減り、モデルを辞めていまいます。その為、カメラや写真に動揺してしまいますが、天惺さんと接する内に心が救済しれていきます。

脇役キャラの羊介さん。槇人さんをモデルの世界に連れ戻そうと、若干強引な言動をしていますが、モデル時の槇人さんと初めて出会った時や槇人さんが改めてモデルを断った時の言動から、何だかんだ憎めない人だなと思いました。

徐々に惹かれていく天惺さんと槇人さんが織り成す、繊細な心理描写と心の痛みを和らげる言葉や想いの救済が、心に響くので、是非とも読んでほしいです。

0

ドラマCDが素晴らしかったので

火傷痕にちょっと構えてしまい(痛々しいのが得意でないので)避けてしまっていたのですが、この度ドラマCDを聴く機会があり、大変素晴らしかったので
詳細なシーンの補完もかねて原作を購入。

初めての先生でしたが、画面が美しくてでてくる小物などもオシャレで
ストーリーは正直理解が足りない部分もなくはないですが…(行間が多いというか、そのわりには駆け足なところもあって少し戸惑いましたが…)
それでもじゅうぶん満足させていただけました。

スピンオフが発売するようですので、そちらも拝読させていただこうと思いますが、
凪がれ星のふたりをもう少しじっくり理解したいので、
願わくば、続編ありますように…!

0

心が弱っている人、読んでみてほしい

前半に感じた感想と後半に感じた感想が違って、読み進めて時系列が巻き戻って、あの時の槇人の境遇や感情を知ったあと、知らずに読んでいた時とは評価がガラッと変わった作品でした。

1度目のそういう雰囲気は雨宿りでのラブホ。
天惺が勃っているのを見て槇人が抜こうとするんだけど、普通はそうならないだろう?BLに都合がいい展開だなと思ってしまい、2回目のそういう雰囲気が来る時も互いに想い合ってはいるのだけど、結構サラッと両思いになったなと感じて、私は合わない作品かも…と思ったんです。
別にゲイではない者同士なので普通は葛藤しそうなんだけど、2人ともそういうのは全然なくて、川の流れに身を委ねるように(?)…それが自然かのようにヤるし、くっついてしまったなと思いました。
その“2人の中の自然さ”が当初の私には説得力が足りず不自然なBL展開に感じてしまい、特に槇人がなぜここまで天惺のことを好きになったのか汲み取りきれず、空気感は好きなのだけどハマりきれなかった…のですが、それを後半で覆してもらいました。
あぁこれは…この背景を知った上でまた読み返さないといけない作品だ…!好きだな、と思いました。
最初に感じた合わないかも…が、ここまで綺麗に覆されて驚きました。
今何かで心が弱っている人は、読むと槇人の気持ちに共感してしまうんじゃないかな。
弱った心のときに掬い上げてくれる存在のありがたさ、天惺の安心感に救われた気持になりました。
天惺って不思議な魅力がありますよね。
テンションに浮き沈みがあまりなくて常に一定で落ち着いているのだけど、けして感情が薄い訳ではなくて、素直で優しい、独占欲(愛)が強い人。
感性が他の人とはちょっと違うところも素敵なポイントだった。
メンタルが弱った人にピッタリハマる要素を兼ね備えすぎだと思う。
こういうキャラ好きだな。

途中から登場した羊介も瀬田もいいキャラだった。
2人が出てくると場がわちゃつくのが楽しくて、天惺といるときの槇人とはまた違う絆を羊介と瀬田と槇人の間に感じられました。
そして、羊介が可愛いです。
俺様そうな見た目からは想像しなかった純粋さと不器用さのギャップにやられました。
episode0よかった〜!
芸名カタカナに変えたのはマキがカタカナだからなのかな?可愛いなー。

ストーリーとは別に、作品内で萌えたのは後ろをほぐす時にゴムをつけていたところ。
指にゴムをつけてくれるだけで萌えるのに、ほぐすのにゴムを複数枚使う丁寧さ、こういうの大好物です。

槇人の火傷痕は事故らしいんだけど、事故の件についての掘り下げはないので、なぜあんな目にあったのかは最後まで不明です。
もうちょっと詳細が知りたかったけど、それでも面白かったです。

0

No Title

「俺はその痕、---みたいで綺麗だと思ってましたけど」この台詞に心をつかまれて読み進めていたのですが、行為のときの槇人の「そっちの知り合いがいた」という表現がどうしても気になってしまい、読後感はすこし悲しかったです。私の気にしすぎなのかな? ゲイの方を「そっち系」と表現する揶揄が思い浮かんでしまって……。写真を勝手にSNSに上げてしまう樟平の心情も、現代的といえば現代的なのでしょうが、あまり理解できませんでした。好きな方と作者さんにはごめんなさい。
逆に言えば、その2点以外はとても素晴らしかったです。繊細で優しい画や描写、綺麗な槇人とまっすぐな天惺の対比、不器用な火坂、ミステリアスな瀬田……。
他の作品も読んでみたくなりました。

0

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