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表題作僕らの地球の歩き方 4

佐山深月、フリーカメラマン
鈴村朝日、元システムエンジニア

あらすじ

世界一周、深愛と信頼を知る旅。「世界一周二人でできたら結婚しよう!」と旅に出た朝日と深月。 やってきたのはブラジル、アルゼンチン、ボリビアの3ヵ国! 二人はブラジルで朝日の弟・空斗とその彼女・アリシアに会う。弟に自分たちの関係を言い出せない朝日は気が付くと深月にもらった大切な指輪を失くしてしまう。指輪の事も、二人の関係を言えない事も、優しく受け入れてくれる深月に深い愛情を感じた朝日はついに……! 世界も愛も楽しみ方は無限大。人生が変わるラブジャーニー! 南アメリカを巡る第4巻!!

作品情報

作品名
僕らの地球の歩き方 4
著者
ソライモネ(あびるあびい) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マッグガーデン
レーベル
マッグガーデンコミックスEDENシリーズ
シリーズ
僕らの地球の歩き方
発売日
電子発売日
ISBN
9784800012784
4.7

(41)

(33)

萌々

(7)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
196
評価数
41
平均
4.7 / 5
神率
80.5%

レビュー投稿数6

5巻が待ち遠しい

大好きなシリーズです。旅を続けるうちに朝日がかなり精神的に成長したと思うのは私だけでは無いと思います。

今回はブラジルで朝日の弟の空斗とその彼女であるアリシアと合流してました。弟も彼女も凄く良い子でした。
弟にカミングアウト出来るようになったのも凄いですが、ちゃんと深月の気持ちまで考えて行動するようになった所に今までの朝日との違いを感じました。

コロナ禍で旅行が出来ないという事より、私は健康上の理由で行けないので2人と一緒に旅行している気持ちで読んでいました。ウユニ塩湖は健康だったら行ってみたい場所でした。

2人の旅もそうですがその土地の料理や、旅の蘊蓄が楽しいのもこの作品の魅力なんです。
今回は4巻を読む前に1巻から読み直したので余計にそう感じました。

平和と健康ってとても大事だと痛感しました。

旅で色んな人との出会いを通して、4巻でもって朝日の気持ちがやっと固まったように感じました。

世界一周旅行で残すはどの国なのかとか、日本に帰国した時はそれぞれの母親たちにどう向き合うのかとか、深月との結婚はどんな形にするのかとか凄く気になりました。

5巻を楽しみに待ちたいと思います。

3

評価は神しかありえない

表紙はこの作中で言った塩高原ですね。
毎回、最高だと思う作品ですが、今回も最高だった。

今回もあさひが成長してる。
弟にカミングアウトするなんて思いませんでしたね。でも、みんなの温かい気持ち、優しいみつきの気持ち、指輪の自分の中での重さを気付いた時に、言わずにいられなかった。すごく良いシーンでした。
弟の彼女さんもすごくいい人。ハーフと言われ続けた過去があるからか、思いやりのある人で、さすがあさひの弟が選んだ人だなと思いました。
そして弟が兄ちゃん大好きな所も良かった。
あさひは自己評価が低いので、こうやってあさひの良さをアピールしてくれる人が出演してくれるのは良いですね。

高山病で苦しむ回も印象的です。
一人で食事に行くみつきですが、きっと美味しくなかったんじゃないかな。みつきは特にあさひと一緒じゃなきゃ、何も楽しめないのかも。

お母さんに連絡先を伝えましたが、徐々に二人の関係が表になりつつあるのかな?
あさひもみつきも成長している。
旅行が終われば、本当に二人は幸せな結婚をできそう。

今回も素敵な表現で世界の楽しさを伝えてくださってありがとうございます。
私もいつか世界旅行したいです。

2

正解はない。2人だけの答えを見つけて

 あ〜やっぱり素敵なシリーズだなぁとしみじみ。深月と朝日は安定したカップルで、もちろん別れ話など出ないし、濡れ場もなく、ただ国を変えてずっと旅をしているだけなんです。でも、同性の恋人を持つ自分とどう向き合っていくか、周囲にどう打ち明けていくか、そして、一番大切な恋人と互いをどう理解し合うかの答えを見つけていく過程を、ゆっくりゆっくり、長旅と共に朝日のペースに合わせて描かれている所にソライモネ先生と深月の深い愛情を感じて、毎回とても温かい気持ちになれるんですよね。

 今回は朝日の弟・空斗とその彼女・アリシアが登場し、朝日の家族へのカミングアウトが1つの山場となっていました。初めて聞いた時の空斗の反応は現実的で。お兄ちゃんが大好きだからこそ、他の家族に言いにくいことでも自分にだけは言って欲しかったという弟らしい気持ち。取り繕われるよりも、兄弟だからこそ素直な感情を見せてくれる方が私は安心します。自分の感情に正直に向き合い、兄にとった態度を振り返り、また空斗が歩み寄ってくれて良かった。3人それぞれに愛をもって接してくれたアリシアも本当に素敵な女性でした。朝日の指輪を探すことを4人が皆諦めなかった所も感動しました。大切な人の大切なものを、大切に想える人でありたいですね。

0

誰かと生きて行くという事

南米編でした。
地球の裏側であるブラジルです。
あさひの弟、空斗とその彼女と合流しブラジル観光するという展開でした。

海で指輪を無くすっていう経験は私もやったことある事なんですけど、全く見つからない。気配すらない。
あんな広い海でちっさいちっさい指輪を見つけようなんてのがまず無謀なのよね。
とにかく見つかって良かった。バッグの中からっていうのがリアルで良かった。

身近な人に、同性の恋人を紹介するっていう勇気、覚悟を持てたのは、本当にあさひがこれからみつきと生きて行きたいと思ってる証拠なんだろうなぁ。
あさひの両親はなかなか手強そうだけど、空斗とアリシアもいるしきっと大丈夫だよね⁉︎
2人は反対されても大丈夫だと思うけど、あまり傷ついて欲しくないなぁって思います。

長期旅行って本当にいい事も、悪い事もおきるし、長くなれば長くなるほど一緒にいる人の本音とか内面が見えてきますよね。
結婚前に世界一周って、突飛なことのようで結構的を得てるなぁって思いました。
お互いを気遣いながら、日々絆を深めてる2人が無事に世界一周できますように!

2

エロはなくてもボーイズはラブしてる

前半は、攻めのみつきと受けのあさひが弟の空斗とその彼女アシリアとブラジルで会います。

ビーチでアリシアと指輪のシーンを読んで予感がありますが… 案の定、大事な指輪を無くしますが、みんなで探し合うことで他のカップルのことをよく知っていきます。このようなストーリー運びは自然でよくできていると思います。

指輪を見つけて、自分の大切なもの・人への想いを実感したあさひはとうとう弟へカミングアウトしますが、空斗の態度に傷つき落ち込みます。そこもよかったです。簡単に受け入れられないことだろうし、驚くことだから。
ホントにあさひは旅行中成長していると感じました。いろいろな経験ができる旅行っていいですね。
でも、この旅行では空斗にもアリシアがいてあさひにはみつきがいたから、兄弟は勇気を出すこともできたし分かり合えたとも言えます。きっと日本で兄弟だけだったら、互いに傷ついて終わっていた気がします。
守られて教えられて自分を受け入れてくれるパートナーって素敵です。あさひと空斗は似たような恋人を選んでいるのを見ると、兄弟なんだって思いますね。


後半は、みつきとあさひだけでアルゼンチン経由でボリビアへ行きます。

ふたりが「一緒にいたい」と言葉で言い合えたアルゼンチンでの墓地のシーンはジーンとしました。

そして、ボリビアへ行くと、あさひが高山病で寝込んでいる時にあさひの母親とみつきが電話で話します。4巻はあさひの家族との絡みがふたりの関係が変わっていくきっかけになっているようです。
互いがいなくちゃ意味がない、互いがいれば大丈夫って思えるふたりは、きっと幸せになれるはずです。

今回もどの話も心温まる素敵なお話でした。

BLとしてのラブラブエッチはなくても十分に楽しめる作品ですので、おススメです。


いつ読んでも細かい絵柄で丁寧にその国の事を伝えてくれる作品なので、旅行ができないこのご時世、とても楽しく読んでいます。
表紙も素敵で、発売時に深月が撮った写真をネップリしてくれるソライモネ先生の優しさも嬉しいです。
5巻のふたりの旅も楽しみにしています。

1

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