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表題作僕らの地球の歩き方 5

佐山深月、フリーカメラマン
鈴村朝日、元システムエンジニア

あらすじ

世界一周、未来に向き合う旅。 「世界一周二人でできたら結婚しよう!」と旅に出た朝日と深月。ボリビアを後にした二人はペルー、パナマ、メキシコの3ヵ国へ! カミングアウトを弟にできた事で、朝日は自分も深月もまっすぐに愛せるようになる。幸せな空気の中、ペルーの列車で相席したおじいさんが放った一言が二人の心を抉り…。【人生が変わるラブジャーニー! 南アメリカの第5巻!!】

作品情報

作品名
僕らの地球の歩き方 5
著者
ソライモネ(あびるあびい) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マッグガーデン
レーベル
マッグガーデンコミックスEDENシリーズ
シリーズ
僕らの地球の歩き方
発売日
電子発売日
ISBN
9784800013903
4.9

(41)

(37)

萌々

(4)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
201
評価数
41
平均
4.9 / 5
神率
90.2%

レビュー投稿数4

一緒に旅をする

とても大好きな作品の続巻になります。もう海外には行けないので(健康上の理由で)、2人と一緒に旅をした気持ちになって読みました。特に今回の舞台は亡くなった父親が行ったペルーという事もありなお一層感慨深いものがありました。

ミツキとアサヒの愛と絆が更に深まった巻だと思うのですが、甘々感が増しており特に後半の新婚旅行中のカナダ人CPとの出会いでアサヒが一皮向けたように感じました。

そしてマチュピチュでの日本人のおじいさんとの交流では、ミツキとアサヒによっておじいさんが家族の絆を再び取り戻すキッカケとなった事に涙が止まりませんでした。

2人が今まで出会った人たちから受け取って来たものを2人が今度は出会った人に分け与えて行くんです。私がこのシリーズが好きな点はここにあります。

南米から中米、そして北米へと旅は続いてクライマックスへと向かって行くのだと思いますが、2人の旅の終わりまで見守って行きたいと思いました。

1

ゴールに向かって

朝日と深月の世界旅行記も南米編に突入して第5巻目!
今回も旅先の料理が美味しそうですよ。
アルパカのステーキとかテンジクネズミとかはちょっと決意も要りそうだけど。
いつもテンション高めでなんだって100%楽しめる2人ですが、今回マチュピチュに向かう列車で日本人のおじいさんに言われてしまいます。
「男同士でベタベタと…気色悪い」って。
その晩の2人は悔しくて悲しくて涙、涙で抱き合います。
私まで悔しい!
でもその後の展開はさすが先生、さすが朝日と深月です。
とっても爽やかな気持ちにさせてくれる展開が待っていました。
おじいさんの未来もハッピーでうめつくされますように!
5巻ラストのあたりは最終章に向かっているんだなあと実感する流れになっています。
彼らの旅の終わり、そしてゴール=結婚を応援していきたいと思います!
でも終わっちゃったらさみしいだろーなあ。

1

選択を変えれば結果が180度変わるかも

 今回は異国の地で会った日本人男性に、心ない言葉を吐かれるという残念な出来事がありました。いろんな経験を積んでどんなに成長しても、人は人によってこうして何度も傷付けられてしまうものです。突然の出来事に2人がその場では何も返せなかったのもリアル。けれど、再会した時朝日はもう一度声をかけてみる。なかなかできないことですよね。相手を知らないとつい軽率な、失礼な言動をとってしまうことがある。なら、まずは相手を知ろう。2人は年配の彼の言葉には彼なりの経緯があったことを知ります。だから他人を傷付けていいとはならないけれど、彼を赦して縁を大切にする選択をした2人が素敵だなと心から思いました。朝日の変化は朝日自身に変わりたいという意志があったからだという深月の言葉も沁みました。きっとその意志は大切な深月を悲しませたくない、という気持ちからでしょうね。

 今更ながらの感想ではありますが、BL要素だけでなく世界各国を渡り歩く旅漫画としても本当に秀逸なシリーズだなと改めて思いました。描き込みが非常に細かくて、写実的だけどソライモネ先生独特の柔らかい線のおかげで唯一無二の味を感じられます。主要な観光地も大体登場し、朝日の情報のおかげで行ってみたくなる国がたくさん。乗り継ぎや移動・宿泊の手配など、大変な部分も現実的に描写してあり参考になります。また、各国の名物料理も毎回とても美味しそうに描かれていて、グルメ漫画としても楽しめる。今のところ濡れ場もないので、某ゲイカップルの料理漫画のように幅広い人に読んでもらえるシリーズになったら嬉しいなぁと思います。

0

世界を旅して

男2人のプロポーズ旅行譚、第5弾!
「4」の続きで南米。
本作はより「旅行記」的な部分を強く感じました。
憧れるけどやはりなかなか行けない場所が舞台なので、風景や料理の描写に力が入っている。
マチュピチュ、いいよね〜。
あまりにも有名だから景色は知ってる。でも一生行かない/行けないだろうな〜。
ペルー料理、食べたことないな〜。日本で食べられるお店とかあるのかも知らないな〜。
みたいなね。
友達のお土産話を聞いてるような感覚。
もちろんそれだけではなくて、同性愛に嫌悪感を示す日本人男性や、カナダから来た夫夫ハネムーンカップルとの交友もあって、ますます2人の間の信頼やら愛情やらは深まりを見せていくわけです。
さて、まだ旅は終わりません!
ハッピーなエンディングしかないでしょーとは思うけど、とにかく体調には気をつけて無事に世界を回ってほしい。
世界一周ってスゴイよね。次から次へと違う土地で寝起きと食事。キツい日もあると思うんだけど。この2人、見た目より相当タフだわ。

4

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