本能で求め合う、究極の執愛!!

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  • 勇者パーティーを追放、引退、そして若返った二度目の人生でも、やっぱり貴方の傍にいる

勇者パーティーを追放、引退、そして若返った二度目の人生でも、やっぱり貴方の傍にいる

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表題作勇者パーティーを追放、引退、そして若返った二度目の人生でも、やっぱり貴方の傍にいる

ラーティ・ド・ラスクール・テンペスト、腕の立つ勇者でもある王子
ルーカス・フォリン、投身自殺したはずが若返ったパーティの元剣士

あらすじ

仕えてきた王子兼勇者のラーティに、老いを理由にパーティーを追放されたルーカス・フォリン。絶望したルーカスは火山の噴火口から身投げするが、そこはマグマではなく、伝説の「若返りの泉」だった! 見た目が十八歳くらいまで若返ってしまったルーカスは、心は四十代の老兵のまま、冒険者を引退する。一年後、ひっそりと暮らすルーカスの元に、魔王を討伐し凱旋したラーティが訪れてきたが、彼を見た途端、下腹部が強い疼きに襲われる。実はルーカスはとある理由から、妖精の王より男でも子を宿すことができる子宮を賜っていて……!? 寡黙な王子×一途な従者の王道ファンタジーBL、ここに開幕!!

作品情報

作品名
勇者パーティーを追放、引退、そして若返った二度目の人生でも、やっぱり貴方の傍にいる
著者
薄影メガネ 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434313288
2.5

(15)

(2)

萌々

(2)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
3
得点
30
評価数
15
平均
2.5 / 5
神率
13.3%

レビュー投稿数3

禍福は糾える縄の如し

今回は腕の立つ勇者である王子と
王子の警護兵でもある剣士のお話です。 

攻様に捨てられ投身自殺した受様が
追放劇の真意を知り、攻様の伴侶となるまで。

受様は王族が代々勇者を兼業しているラスクール国の
現国王が先代勇者だった頃のパーティで活躍し、
英雄と呼ばれた屈強な戦士でした。

先代勇者が国王となり、王子である攻様が産まれると
警護兵となって守り続けて18年、
彼のパーテイにも加わっていましたが

ダンジョンを攻略した慰労会にて突然
戦力外通告で追放と宣言されてしまいます。
男盛りの40台も戦士としては老兵であり
攻様以外の仲間からも時代遅れ、潮時と言われます。

受様はまさかな仕打ちに肩を落として帰路につき
前回魔王と最終決着の場である火山にて
投身自殺を図るべく噴火口から踏み出します

が・・・泡沫のごとく消えるはずが
受様は木の葉のように揺蕩っていたのです!!

一見煮えたぎって見えたマグマですが
実際は40度ほどの風呂のような温度だった上、
マグマを救った手の皺が消え、マグマに映った顔は
10代後半に若返っていて驚いてしまいます。

伝説と言われた「若返りの泉」に驚く受様を
更に驚かせたのが受様に飛びついてきた
赤ちゃんドラゴンでした。

そのドラゴンの額には先代勇者が付けた傷があり
受様はソレが前回魔王が若返り過ぎて
魔王だった頃の記憶もないようで
すっかり懐かれてしまいます。

受様はドラゴンを放っておけずに連れ帰る事にし
叔父である受様の家を預かる甥と称して
暮らす事にします。

そんな暮らしに一段落がつくと冒険者の登録を抹消し
赤ちゃんドラゴンとの暮らしにもなれた1年後、
勇者一行が凱旋を果します。

パーティの凱旋を言う祝祭が続く中
なぜか魔王討伐を果たして英雄となった攻様が
受様の家に現れて!?

WEB小説サイト「アルファポリス」連載の
Web小説を改稿、加筆しての書籍化で
魔王討伐パーティの勇者である攻様と元剣士の受様の
拗らせ主従の恋物語になります♪

攻様や仲間が受様を受様を追放したのには理由があり
受様が攻様と再会以降、追放の真相が明かされていきます。

攻様と関わっていく事で受様の嘘も徐々に剥がれていき
受様が若返った事で攻様との関係も変わっていくのですが
受様が追放される原因となったある人物に受様が狙われて
一体どうなるの!? とハラハラMAX!!

受様が攻様の伴侶となるまで
ハラハラ&ドキドキ、楽しく読ませて頂きました。

討伐パーテイで勇者と誰かがラブラブになるのは
わりと鉄板ネタなので受様と先代勇者が恋愛関係だったのは
良いのですが、

その恋愛関係のために受様の身体は変わってしまったのに
先代勇者は受様を妻に選ばなかったのにモヤッとしたので
「萌」に留めます。

1

内容はてんこもりで面白い

アンダルシュノベルスは展開もりだくさんで読みごたえがあるイメージなので、あらすじノーチェックのタイトル買いで買うという(私にしては)暴挙に応えてくれる内容で面白かったです。

ラーティの父オルガノとの関係、英雄パーティの仲間達の過去や思い、リュシーの登場、そしてラーティの母リビオラへの言葉。なにより赤ちゃんドラゴンのクーペが可愛かったです!

ただ、前半は良かったのですが、後半の書きぶりがくどく感じました。オルガノが一枚上手とかラーティが溺愛してるとかルーカスが人格優れてるとか…分かってるってば!とちょっとイラっと。連載で読むには良いかもですが、書籍でまとめて読むと飽きました。

それと、イラスト素敵だったのですが、本文のラーティのイメージより格好良すぎたかもと思いました。個人的にはガロンが一番好きでした!

0

表紙に惹かれて

気になってた作品でしたがようやく電子で購入したので読んでみました。
WEBで大人気と帯にありますが本当なのでしょうか?
初読み作家さまで他の作品は存じ上げないので、こちらの作品の出来については比べる事は出来ませんでした。

嫌な予感が当たった感じで、頭の中にある事を全部書き出したって感じの内容でした。冒頭の辺りは文体のスタイルが決まっておらず余計な言葉が入ってて、なかなか頭に入って来ず読み辛いと思いました。

途中からは書き慣れて来たのかテンポ良くなって来ましたが、とにかくちょっと匂わせた事項を後で人物を併せて説明する手法がまどろっこしくて、頭の中の妄想を全部吐き出した結果がこの作品なんだと思いました。

老いた従者と王子のお話だと思っていたら、王の元恋人だったと知り余りに出張って来る王の存在に読んでて裏切られた気持ちになりました。

もっとアレレと思ったのはいつの間にか人間の預かり知らぬ所で代替わりしていて、世界が呪いから解き放たれてた事でした。

ルーカスの亡くなった親友の登場とかはわかりますが、王子の母親とルーカスのエピとかが長すぎて本カップルの存在感が薄れていました。
特に妖精王の娘のお話は事実だけ端的に書けば良かったと思いました。
同じ話が内容を変えて何度も出て来るのに辟易しました。

この作家さまがこれから執筆活動をして行くかは分かりませんが、書きたい事を書きたいだけ書くのではなくて、もっと要らないところはバッサリ削除しても内容が伝わるような推敲をするべきだと思いました。

好きだったのは赤ちゃんドラゴンのクーペくらいでした。
兼守美行先生の表紙のイラストにホイホイされました。

2

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