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お手柔らかに草壁くん

oteyawaraka ni kusakabe kun

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表題作お手柔らかに草壁くん

草壁 灯、25歳、会社員
相馬 弓弦、会社員

その他の収録作品

  • Extra.セーラー服と相馬さん

あらすじ

いい顔しいな相馬はストレスフルな毎日を送る社会人。
そんな鬱憤を晴らしてくれるのが
週末の夜の女装
今日も楽しく女装バーで接客をしようと席につき挨拶をした相手は……
入社当時から歯にもの着せぬ言動と
無愛想が話題の相馬が面倒を見ている後輩だった!?
しかも彼のお目当ては『まゆ』(俺)だって…!?

個性豊かな登場人物に囲まれ
初心にラブが育つ
ときめきピュアコメディ!

作品情報

作品名
お手柔らかに草壁くん
著者
トワ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
デイジーコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784815550776
4

(16)

(8)

萌々

(3)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
62
評価数
16
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

どっちの俺が好きですか?

めっちゃ良い話でした!
不器用な2人に、どっちも頑張れと!応援の気持ちでいっぱい。草壁も相馬も良い大人なのに、恋するとこんなに可愛くなれるんですね(*´꒳`*)


女装きっかけで生まれた恋のお話です。
会社のストレスを女装で解消する相馬が出会ったのは、言葉足らずな無愛想な後輩の草壁。相馬が女装姿で接客する店にやってきて、ひょんなことから草壁は相馬(まゆ)に好意を寄せます。

付き合って欲しいと告白する草壁に、相馬はノーの返事をしますが、諦めない草壁。まゆには優しい顔をする草壁だけど、会社では非常に態度が悪くそのトゲトゲしい発言で周りの空気を悪くしちゃう、困った後輩なのです。

当然そのギャップに戸惑う相馬ですが、時おりまゆに見せるような笑顔や態度に、相馬はトゥンクを感じるように。そして好きの気持ちを抱くようになっていく…という流れになっていきます。


相馬を通して草壁のオンとオフの姿を見ることができるのが面白ポイントです。素の草壁が素敵ないい男で、会社では180度違うところがキュンとなるんですよね。もちろん、それを知ってるのは相馬だけで、会社や女装バーで会ううちに、草壁の良いところをたくさん見つけては、好きの貯金が貯まっていきます。

草壁は最初の印象こそ最悪でしたが、本当の草壁は気を回せてサッと助けを出せるナイスガイ。相馬は、まゆだけに向けられていた視線だけじゃなく、相馬自身にも向けられる視線の両方にトキメキを感じていくようになります。

もちろん女装姿のまゆが相馬だという事は、草壁は知りません。それ故に、草壁の方にもバグが起きてしまう。そう、草壁にはまゆと相馬が重なって見えて、自分の気持ちがどっちなんだとモヤモヤ。(あるあるだ〜♪)

好きな人がいる。とまゆに告げると、相馬がショックを受けるという、お約束な勘違いとすれ違いが起こって、ああもう!な展開になってしまうんですよね。勘違いに勘違いも更にプラスされ、どうなるんだ2人…って感じですが、大丈夫です!安心して下さい、ちゃんと上手くいきますので(^^)

相馬も相馬で本音をあまり言わないし、草壁は言葉足らずだし、不器用な2人は本当にもどかしいし焦ったいです。最後は恋に後ろ向きになる相馬を、前に引き上げる草壁が頼もしいしカッコいい!最初の草壁はどこいった?って感じです。


心理描写を楽しむ作品かなと思います。嫌いな相手を好きになっていく過程が面白かったです。女装姿に恋した男に、スーツ姿の自分のことも好きになって欲しいと思う気持ちが切な苦しかった…。それを乗り越えてのエンディングは最高に良かったです♪


イチャイチャシーンも可愛い2人でした。BL初心者の方におススメしたい作品です^^

4

草壁くんの成長が素敵

会社員の相馬が日頃のストレスを発散するため週末だけ女装をして働いているバーに、ちょっとクセのある会社の後輩・草壁がやってきたところから始まるお話でした。

空気を読んで周りの人の仕事までカバーしてあげるような相馬に対して、草壁は我が道を行くタイプなのでなかなか分かり合えないふたり。
そんな彼らが会社とは離れたところで距離が近くなっていく様子が面白かったです。

女装した相馬に草壁は恋をして即告白。フラレても何度も求愛し続けているので、もしかして"まゆ"が相馬だと気付いているのでは…?と思ったりもしたけれど、本当に全く気付いていなくて(笑)
相当クオリティの高い女装だったんだな…と、妙に感心しつつ、その後女装していない相馬自身にも惹かれて、拗れることなく無事に両想いになってくれて安心しました。

表情が変わらない上に言葉も足りなすぎて誤解を生むことが多かった草壁が、まゆとしての相馬や会社の先輩としての相馬との日々で人間らしくなっていったのもすごく良かったです。

付き合いだしてからの甘い彼らも見ることができて大満足。これからもふたりが幸せでいてほしいなと思えるようなお話でした。

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