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表題作略奪愛人

元上司の義弟、渋沢慎二
美貌秘書、塚本響也

あらすじ

「愛人ならば、その身体で俺を篭絡しろ」美貌の秘書・響也は、敬愛していた上司を陥れ解任させた首謀者・慎二にある契約を持ちかける。
すべては上司を救う為。
土下座をも辞さないと構えていた響也に、男は冷酷に促した―服を脱いで奉仕しろ、と。
屈辱に震えながら跪いた響也は、慎二によって男としての矜恃を踏み躙られ、淫らに喘ぐ身体につくり変えられてしまう。
心までは赦さないと拒絶する響也だが抱かれる度に心は揺れ…。

作品情報

作品名
略奪愛人
著者
橘かおる 
イラスト
実相寺紫子 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773003796
3.5

(4)

(0)

萌々

(3)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
13
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

健気な攻めを応援したくなる

あらすじを見て、ありがちなストーリーと思って期待してなかったのですが、すごく萌えました!
攻めの慎二は、受けの響也に対して、冷酷で傲慢に振舞っているんですが、それは響也が兄である前社長の渋沢の愛人だと誤解してるからで、本当は響也にひと目ぼれで、ずっと好きだったんです。
響也を秘書にしたいと狙っていたら、その気持ちを兄に悟られて、横取りされてしまったので、今度は慎二が兄を社長の座から追い落として、響也を秘書兼愛人にしたのです。
響也は、敬愛する渋沢を社長に復帰させるために、慎二の秘書になって、身体をはって情報を得ようと頑張るのですが、慎二に対して嫌々というのが丸わかりな冷たい態度を崩しません。
響也が寝ぼけて微笑みかけてきたとき、慎二が「起きているときもそれだけ素直なら…」とつぶやくシーンで、切ない恋心にきゅんとしました。
私は攻めの片思いが大好物で、できれば受けには最後の最後までデレて欲しくないのですが、この作品だけは、慎二が健気すぎて、響也に、こんなに思ってくれてるんだから、早く好きになってあげて~と言いたくなりました。
響也の父親がリストラされたときも、慎二が再就職先を世話してくれたのですが、それを、渋沢のおかげと勘違いして、響也はますます渋沢に心酔しているのです。渋沢も、お礼を言われて否定しなかったというので、この人は紳士の仮面を被った腹黒なんだとわかりました。
結局、渋沢が響也を利用して慎二を陥れようとしたことが露見して、響也は渋沢に幻滅し、慎二を好きになっていたことにようやく気づくのですが、響也から告白された慎二は呆然!とっさにリアクションがとれず、せっかく告白してくれた響也に引かれてしまいました(笑)
もちろんその後は慎二も大慌てで引き留めて告白し、晴れてラブラブでしたよ!

1

表紙買い

好みの絵、好みの設定、好みの展開でも、なんだか不発だった。残念。

1

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