電子限定描き下ろし付
表紙からは想像できない、登場人物の背景の重さに驚きました。
とはいえ、8割くらいは表紙のイメージそのままのお話が展開されています。
お話も面白くて良かったのですが、どこかブツ切れ感があり勢いでストーリーが進んでいるように感じてしまいました。
2人の始まりがかなり急で、心を通わせる要素が少ない。
広げた風呂敷が、急速にたたまれてしまったのでそのように感じたのだと思います。
物語の終盤で人物背景がわかり、それまでの行動原理が理解できたのですが、BL的な萌え要素は感じられませんでした。
ちょろすぎる受けは可愛かったです。
攻くんの生い立ちが想像以上に重めでした・・・人生イージーモードだと思っててゴメン・・・!
受ちゃんは、“ちゃん”をつけるのは憚られる容姿で、見た目は決してかわいくはないんですが(失礼)、内面が可愛い。というかただの良い人。根は優しいけど、お母さんのことがあって警戒心バッキバキになっちゃったんだなあ・・・。
攻くんがもっとチャラついていてずーっと明るい本かな?と思いましたが、心の傷を癒していく、というか、救いがあるストーリーでした。萌かと言われると難しい、、ですが人間味があって良い本です。
オフィスビルで清掃員として働くマモルは、同僚とさえも打ち解けるつもりがないほどに周りとの関わりを断っているような人。
過去のツラい経験が彼をそんな風にさせているのだけど、お構いなしにマモルにちょっかいを出しグイグイ迫っていく営業マンの三好は懐に入り込むのが上手いので、いつの間にかマモルも絆されてしまうわけです。
周りと壁を作っているマモルはわりとわかりやすい性格だったのに対して、三好は外面がいいのでどこが本音かいまいち見えてこなくて。
本当にマモルが騙されているような気さえしてちょっぴりハラハラしていましたが、少しずつ三好の素の部分が見えてくると結構お似合いなふたりだなと思えたのでした。
マモルの真っ直ぐなところに三好は救われ、マモルも三好がグイグイきてくれたおかげで自分の殻を破ることができて。
不思議なバランスだけれど絶妙に相性の良い、そんなふたりのやり取りを楽しむことができたお話でした。
初読みの作家さん。
表紙の眉毛の太さに何故!?何故こんなに!?と、惹かれて…。
なるほど。
イケメンが冴える。
イケメンバージョンが凄い良かった。
と、言っても…イケメンマモルの登場シーンは少なかった。
なんせ、三好は普段のもさっとした髪型のマモル君がお好みのようなので。
お話のテンポが良いのか悪いのか…お話が深いのか浅いのか…なんとも言いようがない不思議な感じ。
鍋のお湯被ったり、泣いたり、すっ転んだり…なかなか忙しい2人。
そんな2人と一緒に私のハートも上下する。
義姉と食事のシーンでミニトマトが転がっちゃうような細かいシーンが好きなんだよなぁ。
なかなか判断が難しい。
もう少しお話の流れが良いといいのかなぁ…。
たまに置いてけぼりくらってる様な感じになってしまう。
などと偉そうな事を言ってしまい申し訳ない…。
ですが、次の日に再読。
って、事は私の中では好きな作品って事…。
一読でそのまま本棚で眠る作品も沢山あるので…。
また、暫くしたら読み返すと思う。
って、好きじゃん…。
アニメイトの有償特典は、2人らしいイチャラブ。
昔からの繋がりでどちらかが執着してるのかなと思ってたんですけど全然違いました笑
内容は可もなく不可もなくちょっとぶつ切り感があって無理矢理繋げてる感じはありますが、場面展開も早いのでサクッと淡々と進んでいきくので最後まで勢いで読めます。
読んでる途中で、何でこうなったのか?とか人物の過去などは最後に解ったりするタイプのストーリー展開でした。
内容はもう一押し!ってところは正直ありますが(何様)絵も見やすいですし読みやすかったです。