特典付き
1巻では暗い顔、荒んだ顔、悲しい顔、苦しい顔、たくさん見ましたが、穏やかで幸せそうに過ごしています。
バイトなどの問題で少しのすれ違いはあるけれど、同じ家で暮らし朝晩、顔をあわせて過ごせる関係にほっとします。
一条の誕生日プレゼントをしたい、とがんばる雅と、雅に何がほしいか聞かれて、1日2人っきりでだらだらしたいと答える一条。
とても素敵で甘くて素敵な誕生日でした。
安定して幸せに過ごしていたはずの2人ですが、活動範囲、交流範囲が広がったことで、嫉妬に苦しむことも。
お互いを大切に想っているがゆえの言動が、2人の関係にひびをいれてしまいます。
2人とも間違っていないけど、正しくはない、そんな言動が切ないです。
1巻でも思ったけど、一条は、悪い状況になってからの、考察と努力がすごい、すばらしいです。
すごくできた男で感心します。
雅ががんばっていない、というわけではなく、前向きにとてもがんばっているのだけど、一条が男前すぎて感動します。
途中で苦しくもなりましたが、幸せいっぱいのラストを味わいました。
キャラによって爪の形まで描き分けていらっしゃる作者さん。今回も、同級生の箸の割り方や二人の部屋の様子など、細かい部分まで楽しめました。部屋に置かれているものや飾られている写真などからも、二人の仲睦まじい様子が想像できます。
少々不穏な空気の流れる2巻ですが、結果二人の成長や関係性の深化に繋がっていくのでとても良い読後感でした。1巻は不憫受けの救済という印象が強めでしたが、今回は受けが「弱いままじゃ嫌だ」と葛藤します。頑張る受けちゃん、大好きです。
1巻と今連載中の3rdシーズンの間の話として、箸休めの2人の日常生活が伺えてとてもよかった。
ただ、作者さんが関西出身なんかな?
セリフに関西訛りみたいな言い回しがちょいちょいあってそこがすごく気になった。2巻目読んでて、阿座上ボイス、小林ボイスが脳内再生されるけど、自分的には超不自然。
あと、絵は綺麗だけど、時々ふくらはぎとか筋肉?を盛りすぎて雅の足の造型がとんでもないことになってるコマがいくつか見られてそこも気になった
お話はおもろいけど、そこらがちょくちょく気になって集中できなかったので星4(--;)
1巻から読み返してみて、三島くん高校の時はタトゥーなかった気がする。隠すようなハイネック着ていなかったので。卒業から大学入学期にかけてなんかあったんかな?
咲本先生のTwitterで拝見した三島くんのタトゥー、うなじまでびっしりあったのでΩなことを期待して…彼の物語もすごい見たいので、機会があればスピンオフ希望です。
雅の情緒不安定感がやっぱり少し苦手なのだけど。彼の過去の家庭環境を考えると仕方のないことだとも思うし、彼の恋人である晴斗がそれを許容しているのだから、部外者がとやかく言うことではないよなとも思います。堂々とαの恋人の隣を歩きたいから、自分にできることは何でもやりたい。だから、それをやらなくていいと言われてしまうと、自分の価値が分からなくなってどうしていいか分からなくなる。当然の感情ですね。ただ隣にいてくれればいいという言葉は、余程図太い人間なら素直に受け取れるかもしれないけれど、大抵はギブアンドテイクのバランスが対等じゃないと不安になるでしょう。晴斗もそれを理解する必要があるし、雅も徐々に本音を言葉で伝えられるようになっていって欲しいですね。