【特典付き】【イラスト入り】
いっきに読まずに何日かかけてゆっくり読めるお話でした。いちいち情報が濃いと言うか内容が詰まっているというか。読み飛ばせないので時間がかかるのが朝丘作品だと思うんです。
正直なところ最初は主人公の世が好きじゃなくて、真人や柳瀬や戸川が気の毒だったんだけど、読み進めていくと、世の人間臭さが愛しくなりました。そういうとこを出せちゃうひとに巡り会えたという話だったのかと。
タイトルも好き。
好き嫌いが分かれるかな、と思わなくはないけど、めんどくさい恋愛を読みたいひとには向いてると思います。
世さん小悪魔すぎる…魅惑的な男に翻弄される色々な人たちの切ない想いも挟みながら基本的にはコミカルなお話でとても楽しかったです。真人が作ってくれるご飯がとても美味しそう。 あの夜の真実も、犯人とのそれから…もラブたっぷりでごちそうさまです
ミステリアスにはじまり その謎を解くため始まった心理戦や探りあい…
一つの真実に向かって絡まり合う人と人…
真実じゃなくても 選んでほしい…そんな希…
真実じゃなくても 大切に思っていた想い…
真実をしっていてあえて知らんふり心に決めた心の内
真実の中のホントの真実は 誰の想い!?
『世さん』それとも 他の誰か?
辿り着いた真実に さらに 踏み込む そしてさらに『愛』をふり注ぎ大切に大切に育てる覚悟(愛)
純愛でした。
本編のあとのショート
私は すっごく好きでした(*´꒳`*)ヨキヨキ
「とのこい」という題名は、「世との恋」という意味だと作者インタビューで見ました。
これは納得。
攻めと脇役2名の合計3名が、世と恋してどうなったか、が描かれています。
冒頭はわくわくしながら読んだのですが、謎の答えが読者にも察せられてからの過程が長かったです。
メイン2人の間にある”一夜の記憶”にたどり着くための過程なんですが、脇役視点のストーリーも間に挟まれてきます。
こうなると、メイン2人の間にあった会話のやりとりを忘れてしまうんです。
何度もページを遡ってしまいました。
そしてこの物語を楽しめるかどうかは、受けが読み手の嗜好に合うかどうかにかかってくると思います。
美しくて性格は可愛くて甘え上手な”魔性”の男。
でもその実は、優柔不断で周りの男たちをキープしてしまう、ずるい男でした。
受けの行動は、3名が物わかりの良い男達だったから成り立つけれど...
年齢にしては、ちょっと子どもっぽすぎるかなと思ってしまいました。
ただ年下×年上要素は楽しめたので、その点は良かったです。
好きな作家様でステキなイラストなので期待大きく読みました。
恋愛を怖がっているちょっと寂しがりやのゲイと彼に振り回される三人の男たちの物語りという感じのストーリーに惹かれたのですが、私の好みではありませんでした。
萌に至るまでの展開が長すぎるというか消化不良というか…
記憶にないワンナイトの相手は誰なのかを探っていく話は初めは面白くて先が楽しみな感じではありましたが、割とすぐわかってしまい意外な展開とかどんでん返しもなくミステリじみた展開はあまり楽しめませんでした。
振り回される三人の男たちは魅力的で面白かったです。