ボタンを押すと即立ち読みできます!
思ってたより鬱じゃなかったかも…
クソ胸糞悪いけど!!
秋鷹は絆されやすすぎるし、木場は嫌な奴すぎるよ!!!
巻末のスケープゴートは結構好きだった。
作者は根が純粋でつい流されちゃう受けが好きなのかな…?
内容は、冤罪や性犯罪を扱っていることもあり、重いと感じる人もたくさんいらっしゃると思う。メリバ等不穏な雰囲気が好きな方はぜひ読んでいただきたい。表紙が繋がる…というカラクリもあるので、上下どちらも買うのがお勧め。自分は紙派なのでめちゃ感激した。
ここからネタバレ有り
個人的には、秋鷹が朝日を見て全てを赦そうと思うシーンが印象深い。被害者側(秋鷹)が加害者を赦すのは、事件に対し心理的にも区切りをつけるというメリットはあるものの相当難しいと思う。それを、朝日を見ることだけでやってのける秋鷹の心の広さ(?)であったり、被害者による「赦し」が訪れるタイミングの唐突さ、ある意味あっけない瞬間が描かれている点で素晴らしかった。
ちなみに最後に別の短編作品も載っていて、何ならこっちの方が闇が深い。良い作品だった。
表題作も同時収録作も、一口に面白いと言ってしまうと不謹慎だと受け取られかねない内容でしたが、ストーリーに捻りがあって面白かったので、そこは正直に言いたいですね。木場が秋鷹と何らかの繋がりがあったであろうことは匂わされていましたが、そっちの当事者だとは夢にも思わなかったので、途中で告白されてとても驚きました。100%冤罪だったと知ると、秋鷹の奪われた15年があまりにも重くのしかかってきます。たとえどんな理由があろうとも、他人を冤罪に陥れていい理由にはなりませんし、私は憤りを覚えます。下巻で何が明かされてもそこだけは揺らがないと思うけれど、何か印象が変わるのか、読むのが楽しみです。
同時収録作は小児性愛者が登場する話。これは非常に難しい問題で、児童が大人に虐待されることは絶対にあってはならないと思うけれど、小児性愛者もなりたくてそうなったわけではない人が大半で、じゃあ彼らは一生好きな相手と恋愛関係を築くことを諦めなければならないのかと言われると、私もその問いに対しはっきりYESと突きつけるのは辛いものがあります。写真や人形で我慢し、生身の子供たちは傷付けることなく、大人を捌け口にした彼はやはり罪人でしょうか。児童ポルノの観点から見れば間違いなくそうだし、私も身近な子供が被害者だったらきっと憤る。でも、こうして架空の人物として彼らを描かれると、頭ごなしには否定できないと思ってしまいました。
神父×元聖職者で、冤罪で、誰からも見捨てられてしまった男のお話。
とにかく強烈なお表紙。
そして、あらすじ。
読む人を選ぶことは誰の目から見ても明白だったが、それでも読みたいと思わせる吸引力がある作品。
言ってしまえば、この攻めのせいで受けの人生は狂ってしまったわけで。
で、その事実を知る前に、受けは攻めを心の拠り所にしてしまったわけで。
攻めが受けをはめたのに、
受けは真実を知っても攻めを赦したわけで。
とにかく様子がおかしいお話。
題材は重く、人によってはメンタルが引きずられそうな内容でもあります。
が、不思議と続きが気になる、このお話のLoveの部分はどこで補完されるのだろうと、つい逡巡してしまう作品です。
そして攻めの、受けに対する思惑は何なんでしょうね。(まだこの時点では下巻未読)
とても気になる作品でした。
ひゅーぷろさん発のデビュー作は、おそろしい(褒め言葉)作品ばかりですね♡!!
【上巻のみの感想】
少年への性的暴行と殺人の罪で15年服役した秋鷹。
出所して真面目に働こうとするも、長く続かない。
自殺しようとしたが神父である木場に止められ、話を聞いてもらい受け入れられて教会に身を寄せることに。
木場に優しくされ穏やかに過ごす秋鷹が可愛らしい。ホームレスを見捨てられないところなど、とても善良な心を持っているのがよくわかる。
一方の木場は、ホームレスへの厳しい態度など、根が真っ白な「善」ではないのが垣間見え、二人のこれまでの人生の明暗も合わさって対比がとても面白い。
木場の、なんとなく不穏→ちょっとヤバイ→真っ黒のグラデーションに惹きこまれた。
木場が真っ黒だと分かったときの秋鷹の絶望感が最高だった。なんかもうカタルシスすら感じる。
可哀想可愛い。好きすぎる。
その後の秋鷹の心の動きは予想外ではあったけれども、この人ならという納得もある。
圧倒的な闇と圧倒的な光、果たしてどちらが勝つのか、下巻も楽しみだ。
収録作の『スケープゴート』もとても暗~い話で良作だった。
