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表題作遊園地は年中無休【完全版】

ターボ (影山タケシ・元彼の弟) 
マコト,ワケあり高校3年生 

同時収録作品ROMANCE

ターキー
ミッチ

同時収録作品ニュー人生ゲーム

景山マサル
田口マコト

同時収録作品EmptyHeart

キョウスケ
ナオユキ(高1)

同時収録作品デトロイトロックダウン

コブラ(ミッチの同級生)
ミッチ13歳

同時収録作品超天国<ドヘブン>1.8

山田治(24歳)大型量販店勤務 メタボ
加瀬颯也 アイドル

その他の収録作品

  • サバーバン・キッズ
  • ファンキー・パンチ
  • しげき的な日々
  • どうしてほしいの 僕に
  • ライトサイダーB.

あらすじ

単行本未収録作品&描き下ろしを加えて、『遊園地は年中無休』『Empty Heart』が1冊になってついに復活!!

作品情報

作品名
遊園地は年中無休【完全版】
著者
語シスコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
宙出版
レーベル
メロメロコミックス
発売日
ISBN
9784776794332
2.6

(6)

(0)

萌々

(2)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
13
評価数
6
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ヒリつき、傷つけ合う。いにしえのBL

発表は2008年。ただし収録作は1994〜1998年あたりの作品群となっています。
短編集で、後半は「Empty Heart」として発表されているコミックスが丸ごと再掲されています。

「Romance」
好きなのに告れず、暗がりで頭を殴ってレイプ。
後日、バーで声をかけてその後付き合う事になったが…
「Empty Heart」収録作の「サバーバン・キッズ」の馴れ初め編。
喧嘩も仲直りも暴力が介在する2人だけど、初めからミッチには勝てないターキー。

「ファンキーパンチ」
「遊園地は年中無休」
「しげき的な日々」
「ニュー人生ゲーム」
「どうしてほしいの 僕に」
元カレの弟と付き合う事になったマコの、ヒリヒリする三角形の恋愛模様を、時系列ランダムで描く連作。
弟との事を隠したいマコ。
誰に知られても平気な弟(ターボ)。
ヨリを戻したい兄(元カレ・マサル)。
3人はいつもゴタゴタしてて、その心が痛むようなリアルさ。
ただ「Romance」もそうなんだけど、最後にクスッと笑えるようなギャグっぽい抜けがあってそこに救われる。

「Empty Heart」
「サバーバン・キッズ」
「ライトサイダーB.」
「デトロイトロックダウン」
コミックス「Empty Heart」で既にレビュー済。
冒頭の「Romance」のその後、となるんですね。物語の始まりと言える「Romance」を後から読むと、微妙に印象が変わる。
暴力ばかりではない甘さが加味される…気がする。

「超天国〈ドヘヴン〉1.8」
ダサオタクとキラめくアイドルのCPその後。
背も伸び盛りな颯也は、本当は17才だった…
急にオカン意識になったオサムだが、颯也はどこ吹く風さ。というSS。


や〜っぱり語シスコ節はすごい。
絵の勢いも、設定も、話の展開も無二!無二すぎてひれ伏しちゃいます!

1

重いお話がお好きな方へ

完全版というくらいなので、それぞれのシリーズが1冊にまとまっていて、大変読み応えがありました。読了まで、私のスピードで2時間以上かかりました。
バイオレンス中心の重いお話だったから評価が中立になりました。語氏の作品は大抵アバンギャルドと申しましょうか、反体制的と申しましょうか、ただの不良と申しましょうか、そこが持ち味だと思いますので、そこに文句をつけてはいけないとは思いますが、どうにも私のモラルに反するところがあるわけです。それじゃぁ読まなきゃいいジャンということになりますが、流れる雰囲気は好きなんですよね。

シリーズその1(表題作):ターボ(中3)×マコト(高3)のお話。マコトの元彼がターボの兄・マサル(高2)で、二人が別れた後ターボが猛烈アタックをかけてきて、ほだされて、好きになって、離れられなくなっちゃった。という仕組み。マコトのゲイ人生とかマサルの性格とか、様々なマイナス要因がありながら、一番若いターボが一番大人だったみたいね。マサル×マコトのお話もありますが、やっぱりターボが一番いい子に見える。

シリーズその2(EmptyHeart):キョウちゃん×なおちのお話。ヤクザなキョウちゃんに入れ込んじゃってるなおち。キョウちゃんはこっちに来るなと牽制しているのに、どうしても離れられない。挙句に彼女の堕胎費用を身体を売って稼いでくる始末。なおちのおかれている環境が複雑で、堕ちやすいのも仕方が無いかなと思いますが、なんとも救われない。こうなったら堕ちまくってそっちの世界でのし上がっちゃえよと言いたくなりました。

シリーズその3(ROMANCE):アメリカもの。ぶっ飛んでるけど一番マトモかもしれません。二人が出会うタイミングが悪かっただけで、結構ラブラブなので。

語氏の作品の割には全体的にエロシーンは少なめでしたね。

2

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