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語シスコ氏の作品を初めて読みました。
「あて馬ライダー」は、35年前のテレビドラマ「傷だらけの天使(愛称・傷天)」を思い出させる作品でした。35歳以上の人なら、知っているかもしれない、「傷天」も、かなりエロくて、倫理観のない作品でした。オープニング映像で軽快な曲に合わせて、主人公がカメラに向かい、トマト・コーンビーフなどをかぶりつき、最後には、牛乳を噴射させる(放送では、噴射はカット)。この表現テーマは食事は性交を意味し、牛乳は、射精を意味していたらしい。ちなみに、当時は、3時か4時の子供がテレビを見る時間に再放送していた。「あて馬ライダー」も「傷天」も、人の欲やろくでもない処に焦点を当て、目をそらさずに、見せている。そこに人の哀しさを感じずにはいられない。人の美しさや純粋なところには、誰もが目を向けやすいし、受け入れやすいだろう。人の駄目なとこやろくでもない処を描くのは、反感を買いやすいし、こういう作品はさじ加減がむずかしいのだろう、作り手の感性が出る作品だと思う。「傷天」の後もこの手の作品をドラマで見たが、どれもこれも中途半端な作品ばかりだった。BLで「傷天」のような作品に会えるとは思わなかった。感動するという作品ではないが、面白くて味のある作品だと思う。
「MAN IN BLACK」に関しては、天才と奇人は紙一重という名言があるが、その通りだと思う。
表題作の「あて馬ライダー」はミニシアター系の映画みたいなノリ!
チンピラとデリヘルボーイの恋のお話なんだよね。
チンピラは、女をソープに沈めるのがお仕事で
その女たちは「男のために尽くす」という精神を持った女と称し
すごくさばけた恋愛観を語るけど
このチンピラも相当演歌的な献身愛だと思った。
正直、たぶん私にはこの二人のような恋愛はできないけど
できないからこそおもしろかったというか。
「あて馬ライダー」を読んでるときは、ものすごくがっつり
このお話について語ってやろうって思ってたんだけど
この後に入ってた「MAN IN BLACK」読んだら
いろいろぶっとんでしまった☆
ものすごく、ちんこの好きな受けが大好きな彼氏のちんこが
黒くて胞子を撒き散らかさんばりの毒キノコと称し
彼氏にフェラできないというwww
このオチがまた突き抜けてて
こんな風に爽快に生きていきたいもんだなって思ったよ。
でもたしかに、ちんこのイケメンとちんこのブサイクはある!
いや~面白かったです。
表題作は主人公・ジョーが裏社会と愛を駆け回るドラマチックな展開でしたが、
もう同時収録の面白さに撃沈。
ヤバイ何これ面白すぎるーーー!!!!!
◆あて馬ライダー
イケメン元AV男優なのに何故か不憫なチンピラ・ジョー。
そんな彼が出会ったのは、ド淫乱デリヘルボーイ・和希だった。
彼と出会い、ヤクザの抗争に巻き込まれ、ジョーが愛と平和を求めて彷徨いついた場所は…?!
セックス依存症で超ビッチな和希の魅力にメロメロになってしまったジョー。
和希のために危ない橋を渡るものの、ビッチな和希はあっちこっちでつまみ食いし放題。
しまいには和希に本命ができてしまい…。
ジョーはどうしようもないチンピラだけど、優しいし正義感も強いし、
何よりも和希のことを本気で愛していました。
和希を守りたい、和希を誰にも渡したくない。
その一心で頑張ったのに、和希がこれじゃぁジョーも不憫だよ……
しかしココで読むのをやめちゃぁダメです。
ジョーが自分の夢を実現させた時、ようやく奇跡が起きる…?!
この二人がうまくいくかどうかは和希次第だと思ったんですが、そんなワケでもなさそう。
和希のセックス依存症はもう病気みたいなもんだから、治らないと思うし…
ジョーがいかに和希を乗りこなすか、ということが一番重要なように思います。
よそ見ばかりする和希にさらには尻に敷かれてるジョー。
今のままでは過去の二の舞は間違いない!頑張れジョー!!
しかしジョーは和希と別れた後、いろんな男女と付き合っていたようだけど
やっぱり和希のことは忘れてなかったんだね。
彼の一途さに胸を打たれました。
最初はダメダメチンピラかと思っていたんですが、もうジョーかっこいい!
和希のことを乗りこなせる可能性があるとしたら、やはりジョーしかいないと思うよ!
頑張れジョー!(2回目ww)
脇キャラ達もとっても魅力的で、ほんとにキラキラしたドラマチックな展開でした。
面白かった~!
◆MAN IN BLACK
こちらは表題作とは違った面白さです。
いや~これは、もう、笑うしかない…
いまだかつてBLでこれほど笑ったことがあるかっちゅーくらい笑いましたww
腹筋よじれたわww
主人公・佑哉は、趣味が銭湯でのチ○コウォッチングという筋金入りのチ○コフェチ。
しかし彼氏の大輝のチ○コは真っ黒で不格好で…
中身も外見も大好きなのに、チ○コだけが愛せない!
そんな時、佑哉の愛する“大黒プリンス”(チ○コの名前ですww)の持ち主・相沢と出会ってしまい…?!
もうこの大輝のチ○コがすごいんですよww
真っ黒でブニョブニョしてて、先っちょからは胞子を撒き散らす、まるでエイリアンwww(あくまでも佑哉視点ですから!w)
おかげでホントはフェラ大好きなのに、大輝のチ○コはフェラできない。
何度も頑張ろうとするのですが、どうしてもそのグロいチ○コだけは無理なんです。
もうホントにバカなんですけど、それに必死に悩んでる佑哉がおかしくておかしくてwwww
そして佑哉の銭湯でのチ○コ名鑑?がまた素晴らしい!
いろんな生物に例えてみたり、各銭湯ごとのナンバー1(プリンス)を決めてたり、
そのチ○コソムリエっぷりは素晴らしい!!
是非師匠と呼ばせていただきたいです!!
そして大黒プリンスこと相沢くんと浮気(フェラまで)を繰り返す佑哉は、大輝のチ○コごと愛せるのか…?!というお話なわけなんですが。
結局、「彼の嫌いな部分を含めて愛せるのか?!」というか、「彼のチ○コごと愛せるのか?!」というのがテーマなんでしょうけど、
もうチ○コが強烈すぎて、感動というか、笑いのほうが大きすぎましてww
チ○コ好きの方は必見だと思います!!
もう神評価でいいです!!
大好きですよ!!もー!!www
この濃度でよくもここまで面白く仕上げたと思います!!
シスコなんて呼び捨て失礼ですね、先生様様でございます。
個人的にはもうひとつの方が好きです。
わたしでないほかの皆様がレビューを掲載されていますね笑
そちらをご覧の通りです、はい←他力本願
シスコ節は改めて健在だと思いました、名シーン名セリフてんこもりです。個人的に一冊を総括するとドがつくエロと笑いで構成されていると思います。萌では収まりきりませんので、評価はネ申ってことで!
語シスコさん特有のこの1940~50年代のドラマや映画っぽいウェットでない少し乾いた空気感が好きなのですよー。
主人公のチンピラ、ジョー[攻]や、男娼で淫乱な和希[受]はそれぞれに不幸な過去を持っているけど、それをトラウマともせずたくましく飄々として生きている。
ヤクザの西島や、舎弟たち、年くったオカマさんや、ソープに沈められた女達もみんな妙にたくましくて愛すべき人々に見えてきちゃうから不思議。
ジョーと和希がさらっと別れるのもいいし、ふらりと和希が現れるのもいい。
この空気感はまさにシスコさんならではの味。
同時収録の「MAN IN BLACK」
これは自分の大好きなちんこモノであります!(←おい、また伏せ字してないし……いいよ、ちんこ呼びが好きなんだい!ちんこ)
ラブラブカップルなんだけど、受の趣味はチンコウォッチングでせっせと銭湯や健康ランドに通っては好みのちんこを見つければうっとりとそれを鑑賞。
受は攻の事は愛してるんだけど、彼のちんこは好みじゃない。
そんな中、好みのちんこの持ち主が知り合いだった事から、その理想のちんこを銜えさせてもらってひゃほーいな受。
あんたどんだけちんこフェチなんだーーって感じですがおもろいです。
最後にカップル揃ってちんこウォッチングしてる様子がほほえましいやらおもろいやらでラブラブでコミカルな話でした!
ちんこモノスキーには是非おすすめしたいですよ、この話は!