電子限定特典付
釘宮先生の新刊(「眠れる太子は焔伽皇帝に千年愛される」)にハマり、
未読の既刊を少しずつ集めて読み漁っています☺︎
先生の書かれるファンタジー作品が大好きですが、
今作は現代もの!
喫茶店のオーナーが攻め…ということで、美味しそうな珈琲やスコーンの描写が!
自分もコーヒーを淹れてじっくりと一冊、楽しみました。
実は今作のスピンオフ、『捜査官 有馬礼人は初恋をこじらせている』が既読で
読む順番が逆になってしまったのですが;
今作にも「捜査官 有馬礼人は〜」の攻め受け、エリカ×有馬が割としっかり
出てきていて、懐かしく&楽しく読みました。
電子版はイラストなし…ということで、紙本で拝読。(が、推し先生なので電子版も購入)
みずかね先生の描かれる受け・咲莉(ひらり)がもう、ほんっとうに可愛くて可愛くて…!
特に序盤の方の、咲莉が頬をふくらませてもぐもぐしているシーンの挿絵、
リスみたいで最っっ高に可愛くて、思わず「可愛い〜!」と声が出てしまいました。
コミコミさんで購入すると、SS小冊子もいただけます。
(電子も、挿絵はありませんが電子版SSが付いています)
こちら、恋愛面では二人の間にはキスのみ。
思いのほか”事件もの”としての色が強い作品となっています。
本番はおそらく、続編で見られるはず!
倒れてしまった祖母と二人暮らしの大学生・咲莉(ひらり・受け)。
入院費を払うもお金はカツカツ、家賃をなんとかもうしばらく待ってもらおうと
家主・聖鷹(きよたか・攻め)に正直に事情を話したところ、
彼の喫茶店でバイトを始められることに。
さらにはその店の空きスペースに住んで良いと言われー
と始まる物語です。
喫茶店のオーナーである聖鷹が、常連さんの持ち込んでくる様々な問題を
華麗に解決している”喫茶探偵”である、というところが面白く、
物語序盤で持ち込まれる”指輪探し”からワクワクしました◎
10歳の歳の差がある二人が、実はお互い相手のことが
気になって仕方がない様子も、なんだか可愛くて萌えてしまう〜…!
本編は全て受けである咲莉視点なのですが、
物語後半、聖鷹の口から語られる「咲莉くんがアルバイトとして働き始めてから
意識しちゃってた」発言に、もうきゅんきゅんです(*´艸`)
そんな中起こる、”聖鷹を狙った犯人に、誤って咲莉が襲われる”事件。
シリアスな展開ではあるのですが、咲莉をなんとか守ろうと心配しまくる
聖鷹の過保護な姿、そして思わず自分の気持ちを吐露してしまう咲莉に
ズッキューンと(表現古いですが;笑)心撃ち抜かれている聖鷹の姿が
微笑ましくてニヤけてしまい、悶えました//
そんな、シリアスとキュン萌えのバランスの良い今回の作品。
やっぱり二人がキスより先に進むところを見たかったな、
という気もしますが、そちらは続刊での楽しみとします(*´˘`*)♡
続編が出るようなのでこの機会に読んでみました。
「喫茶探偵」というタイトルのとおり、資産家スパダリ喫茶店マスターが探偵ごっこをしていました。はじめの方で、常連客の困りごとを話を聞いただけで解決してしまうというスーパマンぶりを発揮した攻めにびっくりしましたが、人脈と洞察力が優れている様子がよくわかりました!
なんやかんや命を狙われる事件があって、攻めと受けの思いが通じ合ってきたころ、(受けは鈍感気味なので気づいてなさそうでしたが)攻めが受けを溺愛しているのが文脈から伝わってきて、思わず私もガッツポーズ!
受けの言動が、純粋で悪を知らない感じが可愛くて可愛くて、私も攻めの気持ちがよくわかります。額に手をあてて上を向いてしまう気持ちが。
そんな受けに対して、攻めはかなり紳士でした。「20歳になるまでは恋人にならない」という約束をする(結局は破られてしまうw)のですが、10歳差で受けがティーンということもあり、常識的な大人としての姿勢が好印象でした!
ということで今回はえっちな描写はほぼなくキス止まりでしたが、次巻ではもしかしたら……と思うと楽しみです。
電子版で拝読しました!全編受け視点のライトミステリーBLです。
電子版は特典SSがありましたが挿絵はなし。みずかね先生の美麗イラストは表紙のみです。
タイトルに「喫茶探偵」と書かれてるから探偵ものなのだろうかと思いましたし、試し読みでもそれっぽい描写がありましたが本編通して見ると、予想と違う喫茶探偵っぷりでしたね。探偵…?いえ面白かったですけど!
ミステリーパート、犯人の目星は早いうちに「(動機はわかんないけど)たぶんこのひと!」と思ったら当たりました。ですが、もう一押しありましたので、事件の結末に深みが増したかと。
BLパートは…。事件を解決したら気持ちの通じあったふたりも合体!ってのがよくある流れと思うんですよ!だがしかし!この攻め、紳士なのです!
紳士なのです!!
とんでもなく、紳士なのです!!!!
受けが年下の学生かつ二十歳以下ということで、事件解決前に思いが通じ合って同居までしていても、手を!ちょっとしか!出しません!!
合体しません!!!
事件解決後、受けが誕生日を迎えて晴れて二十歳になっても!受けがウブすぎるため!!ゆっくりいこうねって!!!手を!!!ちょっとしか!!!出しません!!!!
し、紳士~~~!
こんな紳士な攻め(しかもお金持ちで優しく料理上手なスパダリ)久々に見ました!!!!
受けを大切にすると言い行動している!素晴らしい攻め様でいらっしゃいました。
キラキラ美しい心を持つ受けくんとゆっくり進んでいってください…続編が決定しているそうなので、ふたりの軌跡をまた覗きたく思います。
カプチーノはエリザベート。ウインナーコーヒーはマリー・アントワネット。喫茶店名はクイーン・ジェーン。
落ち着いた店内とノーブルな雰囲気の店主が淹れるとびきり美味しい珈琲。そしてとってもキュートな白猫ちゃん!
常連さんになって「アントワネットひとつとスコーン」なんて注文してみたくなるんですよ。
と、登場する喫茶店の設定がおしゃれで素敵でした。
300P超えの厚みにタイトルの探偵の文字。
てっきり、喫茶店を営む聖鷹が探偵となって事件を解決していくお話なのかと思いきやそうではない。
困りごとの解決という点では探偵っぽくもあるのかも?と思いつつ、想像していたものとは少々異なりました。
喫茶店内描写が多い導入部分は面白く読めたのですが、うーん…正直に言えば、その後はどう楽しめばいいのかが分からなかったのです。
すみません、辛口かもしれません。
というのも、長く描かれてはいるけれど事件ものとしては物足りなさを感じ、恋愛ものとしては更に物足りなさを感じ、メインはどこなのか?と思ってしまったんですね。
萌えがあれば色っぽいシーンはあってもなくても良いと思っているものですから、そちらに関してはどちらでも良いかなと。
ただですよ。その萌えるエピソードが薄味だったのが残念。
全編咲莉視点で進むので、彼が聖鷹を意識してそわそわと淡い恋をしている気持ちは伝わってくるのです。
聖鷹が咲莉からの真っ直ぐな好意にやられている図も楽しめるのですが、そもそも聖鷹はなんで咲莉が好きなの?と気になってしまって。
やがて、2人が巻き込まれる聖鷹の財産に関する事件が半数を占める中、魅力的だった喫茶店はあまり登場しなくなり…
聖鷹の誕生日が過ぎたら発言に一瞬浮上するも、もう少しガツンと来るような聖鷹の気持ちがほしかったです。
長く描かれた事件の結末も私には物足りないもので、設定が魅力的だっただけにやや勿体なさが残りました。
続きも気になりますが、エリカと有馬のお話も気になります。
ちるちるさんの「腐女子色欲の月夜」で純情期になった私の好みにドンピシャの作品でした。www
世界観としては同性婚が普通になってるので、現実世界より一歩進んだ世の中になっておりました。
そしてこちらの作品は続編が決まっており、清鷹と咲莉(ひらり)は恋人同士になってますがまだキス止まりです。
エロはありませんがサスペンス要素はてんこ盛りです。でも血生臭い事件は無いので苦手な方でも安心して読めます。
とにかく桜小路聖鷹というキャラが規格外で夢があります。こんなキャラモテない筈がない!と思うのですが、彼はとある事情から人との距離を取っているのです。そんな彼が初めて側に置いた人物が咲莉(ひらり)になります。
この咲莉(ひらり)ですが苦労人でおばあちゃん孝行のとても良い子なんです。喫茶店に住む清鷹の愛猫であるミエルにも直ぐに懐かれていて、ミエルとのやり取りにホッコリするのです。
タイトルに喫茶探偵とありますが探偵ではありません。常連の相談を受けているうちに何でも解決してくれると口コミで広がってしまったんです。ご近所さんのトラブルを解決して行くお話の序盤から、段々と清鷹を取り巻くトラブルへと発展して行く過程は見事でした。
個人的に1番萌えたのは鈍感な咲莉(ひらり)と、そんな彼に欲望を耐える清鷹とのやり取りです。年齢差10歳という事で清鷹の中での葛藤が面白いのです。
続編ではこの作品のスタイルを貫きつつ咲莉(ひらり)との仲が深まって行くのだと思いますが、清鷹の親友2人の関係も気になりますしなる早で発売をお願いしたいです。