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凡乃ヌイス先生のこちらの芸人シリーズ、去年発売直後に読んだ時も「めっちゃ好き!」と思ったんですが、久々に読み返し。…うーんやっぱり好き!!( *´艸`)
いやもう、大手商社の内定を蹴り、片想い相手の先輩とコンビ芸人の道をゆくことを決めるー
って、現実には「ありえないだろー!!」って思っちゃうんですけど、その覚悟を決めた亮がカッコいいのと、恋愛にはウブで赤くなっちゃうところが可愛いのと!!!
高校生に連絡先聞かれて「公衆電話しか使わないのでー」って断るその断り方の男気(?多分違う)と!
いろんな感情がごちゃ混ぜになって興奮する上巻です。
そしてコンビ名決めからコンクールへの出場と挫折(滑りネタがちゃんと細かく描かれてるのもすごい)、事務所への所属(「たぶん君の方がアホやろ」って言われた時の亮の反応!!笑)、SNS開始(悪意なく無断転載しまくる亮…w)、事務所ライブの昇格…と、お笑い芸人がのし上がっていく道のり・過程がものすごく丁寧かつリアルに描かれているのが、すごい。
上巻ではコンビの二人がイチャイチャし合うような描写はほぼないんですが。
それ以上に、お笑いの道を極めようと邁進する二人の姿が笑えて面白くて応援したくなって、気がつけば夢中で一冊読んでいました。
で、最後の「むちゅー!」からの亮の「何してくれとんねん」がね…!タレ目黒髪イケメンの上目遣いからの、このセリフの破壊力、ハンパなかったです。
三月の兎たちがめちゃくちゃ性癖に刺さって好き!ってなったので次の作品がコメディと知り気になってました。
お笑いがテーマってなかなか漫画で面白さ伝えるの難しいよなーと思いつつ、2人が少しずつのし上がっていく様は面白かったです。
モノローグの上に喋り過ぎな天道のセリフが被ってるのが面白かったです。こんな表現漫画で初めて見たかも!
SNSの使い方、BL営業は確かに女子好きだもん。私も食いついちゃうかもしれない。
四ノ宮みたいなスンとしたイケメンと天道みたいな典型的なお調子者。タイプの違う2人。
こんな2人の日常つぶやき、見ちゃうかもしれん。
親の敷いたレールに乗ってエリート街道だった四ノ宮くん、初めて親に反抗して超有名企業の内定蹴って愛する天道とお笑いの道目指す事にする。
親に勘当されて追い出されたと天道のアパートに転がり込んでくるんだけど、初日から違和感なく同衾してるのがいい。
事あるごとに天道に好きって伝えてるけど、軽く流すのに、BL匂わせ営業で四ノ宮のほっぺにチューはしてくる天道。うーん、これは四ノ宮の気持ちに気付いてないんじゃなくて分かってて利用してるな。
いきなり売れて大人気!なんて事はなく徐々に上り詰めていく2人。東京進出お笑いとしての2人、恋愛部分の2人、どうなっていくのでしょう?
四ノ宮くんのお顔が良いです。
顔がいい……と何度も思いながらページをめくっていました。
ちなみに大阪人なのにペヤング派なの?!私は断然UFOなんだけど!と思ってしまいました。
DMMで購入
全くエロさなし
一話目のペヤング派に戦慄し似非関西弁を恐れて一晩寝かせたのですが最後まで全く問題なく読めました。
全体的にテンポが良くて楽しい。
シリアスなシーンも多いのですが、登場人物の掛け合いがメイン二人に限らずコミカルで面白かった。
しかしラブコメでは無く、恋愛描写はむしろシリアス。この塩梅が絶妙でした。
もちろん恋愛以外の真面目なシーンも良かったです。
全ての要素が過不足なく本当に絶妙。
キャラの表情も最高。喜怒哀楽全部良かった。
以下まとまらなかったクソ長い感想↓
学生時代から芸人を目指している淳太と、淳太の後輩で淳太に片想いをしている大学生の亮。
淳太のコンビ解散をキッカケに、淳太と亮でコンビ(てぺとる)を結成することになります。
亮は淳太への下心……というか隣に立ちたいという思いで淳太の相方になるのですが、その決心が重い。重いけど、めちゃくちゃリアル。
今まで母親の望む通りに生きてきた亮。
大手企業の内定を辞退し、教育熱心な両親と縁を切る形で淳太の部屋に転がり込みます(親の描写も良かった)。
決断したら一直線な亮。淳太と話を付ける前に全て行動してるんですよね。土台が恋愛なはずなのにお笑いにも恋愛にも不純感が無くて良かったです。
そんな亮に対する淳太のお笑いへの真剣さも良かった。
コンビ結成を決め、よっしー(元相方)に許可を取りに行った際のやりとりも良かった。
学生時代、淳太とよっしーのお笑いに救われた亮、その事が現在のよっしーの救いになる。最高でした。良かったねよっしー。
そしてコンビ結成後もめちゃくちゃ真面目な亮。この真面目さがコミカルに描かれていて面白いし、真剣で応援したくなる。
勉強熱心でデータ型の亮と、夢に真っ直ぐな淳太。二人のバランスが本当に良い。
最初のライブ(賞レース)で失敗する話も良かった。
学生時代の同級生の存在が良い味を出していました。
学生時代、亮に幾度となく勝負を吹っ掛けていた中西と、てぺとる初ライブの賞レースで再会。宣戦布告をされます。
でも亮は中西のことを全く覚えていない。漫才する姿をみてやっと中西のことを思い出します。
中西を忘れていた事実、思い出した時の情景から、亮の感情が色々と伝わって来る。
賞レース関連の亮と淳太のやり取り。揉めたりはしませんが、言いたいことが言えなかったり、悔しさを我慢したり、青春を感じました。感情の動きが顔に表れていて良い。淳太の包容力も良かった。
過去回想や親の事も含めて、亮の成長物語としても面白いです。
そしてこの時の私はBLなことを忘れつつありました(笑)
芸人の成り上がり方がわりとリアルなのも見どころだと思います。
基本サクサク進むのですが、節々がリアル。
ボケとツッコミが逆になるのも、これまでの会話から物凄くしっくり来ました。
事務所のライブは平日昼間の某∞を思い浮かべました。
相性もありますが、会場の凍てついた空気に見てるこっちがしんどくなる芸人さんとか居るんですよね、てぺとるもそんな感じで滑ったんだろうな。
で、SNSを駆使して知名度を上げることに。
この時の先輩の助言もリアル(票集めやSNSについて)。
淳太のお笑い好きな気持ちも良かったし、亮のやらかしも面白い。
SNSでの仲良しアピ、BL営業などもしつつ、人気が出てきた時のエゴサシーンで『てぺとるワーキャーすぎる』というのがあって笑いました。
てぺとるがが実在したら絶対に言われているだろうなという感じ(笑)
こう言う細かいところが絶妙にリアルで良かったです。
売れ方、芸人としてどうなんだ的な描写が来るのかなと思ったけどそこはチラッと触れただけでした。
わりとトントン拍子にも思えるのですが、過度に成功し過ぎない所が良かったです。
淳太がお笑いに真剣なことや、亮がお笑いについて勉強しまくっていることもあって、てぺとるが芸人として売れて行くことに嘘臭さがありませんでした。
最初の賞レースでの失敗も効いてた。
で、芸人ものとして楽しんでしまったのですが、BLの萌えポイントもちゃんとあります。上巻ではラストにかけて怒涛のラッシュでした。
そもそも亮は淳太へ告白しているのですが、恋愛感情として受け取られず、軽く流されています。
そこからの四話目、賞レースでの惨敗後、高熱に浮かされた亮が淳太への恋情を吐露します。
それを聞いた淳太の反応が本当に狡い。亮の気持ちに勘づいた上で、あえて気付かないフリをしているんですよ。
これまで阿呆で可愛い所をたっぷり見せ付けられていただけにあの数コマがエグすぎました。眠る亮に謝る淳太の表情が良かった。コイツ……阿呆なだけじゃない……。
これまでは芸人青春ものとして楽しんでいる気持ちが強かったのですが、このシーンで急にBLで殴り飛ばされました(笑)
恋愛と芸人で純粋さ? が逆転してるの最高。元気な子が見せる影って最高だなと思いました。
しかも淳太、亮の気持ちを知った上でBL営業はじめるんですよ、勝手に。冷静に考えたらクズですよ。コンビの売り方としては理解できますが。
BL営業のきっかけも可愛さとしんどさが同時に来て良かった。
軽いノリでキスされて、脈ナシを実感してしまう亮。
調子乗ってBL営業する淳太と、それに苛立っている亮もめちゃくちゃ良かった。そりゃ怒るよ、という感じ。
淳太も亮の前ではヘラヘラしているけど……?
そしてBL営業でさんざおちょくられた後の事故キス→ブチ切れディープキスからの「なにしてくれとんねん」で死ぬかと思いました。表情が、いいのよ……。めちゃくちゃ変な声出た。
で、淳太、お前……!?
というところで上巻が終わります。
エロは無いけどむしろそれで良かったと思える内容でした。
全十二話まで伸ばしてくれてありがとうございます。
twitterの試し読みで気になったので購入しました。
まずキャラが2人ともどストライクすぎる!笑
特に淳太。アホで鈍感な先輩受けかと思いきや、普通に亮の恋心気づいてたしその上で全く気づいてないフリして亮の心を掻き乱してるの強かすぎて興奮しました!!!(亮は可哀想ですが笑)
あと普段髪上げてる子が髪下ろしてるのとか三白眼キャラが大好きなのですが同時に味わえて本当に幸せでしたありがとうございました。
そして亮ですが、今世紀稀に見る健気さでした泣 普通そこで手出すやろ!えっちなことなるやろ!って所で、大好きな先輩の夢のために2年も抑えてたのは逆にその本気度、一途さが伺えます笑 設定だけ聞くとスパダリ予備軍なのに良い意味でキザさが一切なく健気でアホの子なのまんまと母性本能くすぐられてしまいました(´・∀・`)\
物語自体は正直恋愛周りは展開が遅く、ド助平展開をご所望の方には物足りないと感じられるかもしれませんが、その分お笑い芸人設定がちゃんと細かく深堀りされており作者様の画力も相まって、あっという間に上下巻読了してしまいました!(・ω・)ノ
…とはいえやっぱり2人のイチャラブも見てみたい!!(ノシ`>∀<)ノシといことで是非続編があれば嬉しいです!
あと中西くんにも幸せが訪れますように笑
なんやこれめっちゃおもろいやん!の一言に尽きます。
頭もツラもええ兄ちゃんが高校の先輩と漫才コンビを結成するお話。
繰り返しになりますが、めっちゃおもろかったです。早く下巻が読みたい。
頭脳明晰・眉目秀麗・就職内定は早々に決まり…絵に描いたような順風満帆な人生を送っている亮。
ただ、全て母親の言う通りに努力をして来ただけの人生で、正直夢もなんもあったもんじゃありません。
そんな、母親の敷いたレールの上をずっと一生懸命に走ってきて、レールの外側に出たことがなかった亮が、漫才コンビ解散をしたばかりの高校の先輩・淳太と共に最高の景色を見る夢を追いかけて一歩踏み出していく。
リズムといいテンポといい、独特の間合いや思わずツッコミを入れたくなる小ボケも絶妙なタイミングで織り込まれていて、読んでいて小気味が良かったです。面白いんですよ。
笑い一辺倒ではなくて、合間にお笑いの楽しさや難しさ、芸人としての熱い想い、一途で健気な片思いがバランス良く描かれていて、どのページを開いてみても魅力的でした。
攻めの一途な片想い・先輩後輩・お笑いコンビ・大人の青春物語あたりのワードがお好きな方にはピンと来るものがあるかもしれません。
眉目秀麗真面目年下×漫才バカな太陽属性年上・共同生活・人生を賭けて芸人を目指す2人の姿などなど…このお話の見どころはたくさんあるのですが、やはり亮の淳太への一途な片思いは切り離せません。
これはもう読んでとしか言いようがないのですけれど、切ないやら健気やらなんやらでグッと胸を掴まれてしまう。は〜…
攻めも受けも良い味を出していて、さらにはサブキャラクターとなる他コンビ達もキャラが立っていて面白い。
芸人ものええなあ…!なんて気持ちになった1冊でした。
非常に気になるところで下巻へ続く!となっていますので、やはりここは下巻とあわせて購入がおすすめです。
お笑い好きも、そこまで馴染みのない方でも楽しめる作品かなと思います。