【電子限定おまけ付き】限定特典と割引が充実!
オメガバースではありながら、それだけには留まらない深みがありますね。とても新鮮です。設定やプロット、世界観のすべてが、冒険ファンタジーとして見応えのある要素に溢れているんです。
ハーリドは本当に一人前の男になられましたね~イリヤとの身長差や体格差も、胸が躍るポイントです。
二人が8年前に過ごした時間は短く、ようやく互いを理解し始めたばかりで引き裂かれてしまったというのに、再会でもこれほど息がぴったり合うとは。まさに運命の相手と言えるでしょう。価値観が一致し、ともに国民を想うお心を持ち続け、本当にお似合い!
ただ前から少し気になっていたのですが、イリヤとハーリドが民間に身を潜めて8年間も無事でいられたのは……それも海外ではなく、ハヌ国内に潜伏できたというのは、少し不思議に感じます。この部分の描写はやや軽めだったかもしれません。
ザインへのクーデターも、ややあっさりしすぎていたように思います。テンポが速すぎるというか、すべてが順調に進みすぎた感が。権力闘争については、緊張感や迫力が少し物足りなかったかもしれませんね。
受けのピンチに攻めが登場し8年ぶりに再会したところで前巻が終わり、偶然なら出来過ぎではないかと思いましたが、結果、偶然の再会でした。
巡礼先で賊に襲われた攻めは一命を取り止め、部下たちが身を挺して逃がしてくれて生き延びていたようです。8年後の今は反乱軍のリーダーになっています。
地方に逃れて武器などを作って生計を立てていた受けは、それまでは戦を避けるため反乱軍に協力しない主義でしたが、攻めと再会したことで反乱軍に協力することを決意します。
反乱軍に武器を売っている集落に先の王后らしき人物がいるという噂を聞きつけ、暴君として悪政をしいていた現王が軍を派遣します。軍を率いていたのが、8年前のクーデターで現王に協力していた他国の王子でした。兄王子を即位させ、国力を弱らせて国を奪い取る算段でしたが、8年前とは状況が変わり、彼の祖国でも王の死期が近く、骨肉の争いが起きて他国に構っていられる状況ではなくなっています。攻めが現王を倒すのに協力するかわりに、そのあと自分が王位を簒奪するのに協力しろ、という取引を持ちかけ、手を組むことになりました。
受けを捕らえて現王に召し出した際、護衛の兵の中に攻めを忍び込ませていて、血を流すこともなくあっさり形勢逆転することができました。兄王はこれまで民を人とも思わない振る舞いを続けていたため、兄王につく人間は誰もいません。逃亡する際、部下に殺されました。
落ち着くところに落ち着いた感じでしたが、攻めと離れていた間、受けに発情期が来なかった理由については特に説明がなく、ピンチで攻めと8年ぶりに再会したことや他国の王子が急に協力を申し出たところなど、ストーリー都合に感じてしまう部分はちょこちょこありました。兄王はかなり非道な人間ですが、暴力的な描写はほとんどないため、読後感は悪くなかったです。
とにかく美しくて圧倒されるお話でした。絵の美しさに心を鷲掴みにされ、連載当初からずっと追いかけてきましたが改めて一気に読むとその構成力と画力の素晴らしさに感動します。特にハーリドとイリヤの関係性が丁寧に描かれており、オメガバースという設定に頼ることなく、イリヤという一人の人間を大切に思うハーリドの姿勢に心を打たれました。その愛に触れ、人生を諦めていたイリヤが少しずつ変わっていく様子も愛おしく感じます。 また2人が成長していく姿にも胸が熱くなりました。イリヤ凛とした美しさが素晴らしい。年の差のある純愛が切なさを帯びながらも力強く描かれており、構成が見事です。お互いがお互いの強さの源になっている関係性が本当に尊く、終始胸がキュンとする最高のお話でした。
とにかく美しくて圧倒されるお話でした。絵の美しさに心を鷲掴みにされ、連載当初からずっと追いかけてきましたが改めて一気に読むとその構成力と画力の素晴らしさに感動します。特にハーリドとイリヤの関係性が丁寧に描かれており、オメガバースという設定に頼ることなく、イリヤという一人の人間を大切に思うハーリドの姿勢に心を打たれました。その愛に触れ、人生を諦めていたイリヤが少しずつ変わっていく様子も愛おしく感じます。 また2人が成長していく姿にも胸が熱くなりました。イリヤ凛とした美しさが素晴らしい。年の差のある純愛が切なさを帯びながらも力強く描かれており、構成が見事です。お互いがお互いの強さの源になっている関係性が本当に尊く、終始胸がキュンとする最高のお話でした。
