電子限定おまけ付き
読んだのは去年だけど今更レビュー。
設定、イラスト、ストーリー全てが完璧な漫画だった。まずファンタジーものって設定を練りすぎて読者を置いてけぼりにすることが多いイメージたけど、盛り過ぎることなく上下巻完結ものとしてちょうど良いラインに抑えられていて作者さんの力量が伝わった。画力もファンタジーものに相応しい綺麗さで、表紙や扉絵だけでなく全体を通してレベルが高くて驚いた。特に序盤のカラー絵は息を呑むほど綺麗。
王道な歳の差純愛ストーリーを基盤に王位継承を巡る争いも交差し、BL抜きにファンタジーストーリーとしても楽しめる。また、出てくるキャラクターがどれも魅力的。メインの褐色美少年ハーリドと年上儚げ傾国美人イリヤはもちろんのこと、サブキャラもキャラが立ってて好き。特に好きなのは王道な設定でありながらも、それぞれステレオタイプからは逸脱している点。序盤のハーリドはいわゆるショタ攻めで可愛さもありながら王に相応しい男前な性格で、イリヤもオメガでありながら王后らしい強さを持っている。このギャップが他の作品と比べて卓抜している理由だと思う。
あとは、終わり方がファンタジーBLのラストとして模範解答では?と思うくらい好き笑
とにかく全員読むべき!
父王の命により輿入れするΩで王子のイリヤは18歳
輿入れ先は齢10歳で即位したαのハリードで、、、
とても引き込まれるし、絵がステキな作品
上巻は相手が10歳の子供だし、平和な日常の中で2人が関係を作っていくストーリー
ハリードが一目惚れしたのはすぐわかったぞ
イリヤは最初若干やさぐれてるけど、しっかり絆されてる
そんな2人の日常を覗くこちらは、叙情的な雰囲気にどんどんページが進んでいく
でも、やっぱり王族は家族間のいざこぞが絶えなくて、ハリードはしっかり狙われて、、、
そんな中で皇后として立ち上がるイリヤかっこいい
そして、当たり前に成長したハリードかっこいい
胸が苦しくなるけど、下巻で仲良くする2人が楽しみにもなる上巻です
とにかく絵が綺麗
幼い皇帝も一目惚れするだろうなぁ
年上のオメガで女神のような美しい主人公が
一途に幼い夫を想いながら
国民を守ろうとする姿が最高に滾ります
絵で見てふつくし、読んでも美し。
設定はよくある設定ですが、
王子と后(予定)の二人のキャラクターもすごくよかった。
后といえど男オメガはやはりどの世界でも身の危険が付きまとう立場。
そでも気高く芯の強さは失わない。
主人公の后に惹かれる作品でもありました。
また彼を取り巻く側近女性もよかったなあ。
神作!!!
壮大なストーリーと、主人公イリヤの丁寧な心理描写に心を掴まれました。彼の成長が感じられる展開は圧巻です。
そして!!美麗な絵!! 冒頭の結婚式のシーンなんて、まさに神々しさが溢れています。
主人公イリヤは、美しく賢い王子。ですが、Ωであるために祖国では辛い経験をしてきました。そんな彼が、あたたかく豊かなハヌ国に迎えられ、大切にされることで少しずつ変わっていきます。
イリヤの魅力は、その美貌だけじゃありません。一見ツンツンしていますが、賢さからくる余裕がどこかセクシーです。そして、生い立ち故に自己肯定感が低いところも健気で目が離せません。
さらに、敵である例のアホ王子に屈しないイリヤの姿が痛快です。イリヤ様最高!!!
そしてハヌ国の若き王様ハーリド。幼いながら兄二人を飛ばして即位した天才です。イリヤとリラックスしているときは年相応の子どもらしい一面を見せることも。ですが、随所でイリヤを特別に思っている描写が本当に素敵です。
徐々にイリヤも心を開いていきます。二人の精神的な絆が強まる様子に「幸せ…!」と感じていたその時、衝撃の展開が!!!え?!ハーリド?!何が起こったの?!ハーリドオオオオオ!!
こうして、感情のジェットコースターのような終わり方をする上巻。最後の展開がすごすぎて、下巻をすぐにでも読みたくなります!