電子限定おまけ付き
まず表紙のインパクトがすごかったです。露久ふみ先生の麗しい作画は、1ページ丸ごと人物の1カットでも余裕なほどと思いますが、それが存分に活かされた表紙かと。
作画コストに思いを馳せると震えますが、どのページもコマも書き込みがすごくて、ページをめくる手が自然とゆっくりになりました。
年下攻と美人受が好きな自分にはとても刺さる作品でした。イリヤは非の打ち所が無い美人です。上巻の終わり方がかなり衝撃的だったので、もしこれから読まれる方がいましたら、必ず上下セットで購入されることをおすすめします。
10歳のハーリドがとにかく可愛い
聡明で生まれながらの王だと絵から伝わってくるのはすごいと思います。
ストーリーもだし、絵が綺麗で細部まで丁寧に描かれているところにすごく感動しました。
本来警戒心の強そうなイリヤが、ハーリドをついつい懐に入れてその一生懸命さに絆されていく過程に、8歳という二人の年の差が絶妙に効いてます。イリヤ曰く「青臭い子ども」のハーリドだからこそ成し得た急接近というか。
Ω蔑視の強い祖国を持ったイリヤにとって、Ωを神聖視するハヌへと嫁いだことは大きな転機ではあったけれど、頑なだったイリヤの心を何よりも溶かしたのは、ハーリドがΩという属性を取っ払ったイリヤ自身を見てくれた事。
一方で、幼いうちから王位に付くことになった(そしてしっかりその風格がある)ハーリドにとっても、イリヤは自分を崇拝の対象とせずに同じ時間を過ごしてくれる唯一の人だったろうなと。出会って早々迷子と間違われて手を引かれている面持ちが、すでに満更ではない感じで可愛らしい。
お互いがかけがえのない存在となっていく2人の関係性が尊くもあり微笑ましくもあり。ずっと見ていたくなりますが、そうは問屋が卸さない。
ともに在る約束をした2人に間もなく訪れた別離には、こ、ここでか〜!(ToT)となります。けれどハーリドが遺した(便宜上こう書きます)宝剣とタルジュがイリヤの窮地を救い、ハーリドの遺志(便宜上こう書きます)が自棄になりかけたイリヤを王后として立ち上がらせる展開に胸が熱くなりました。
どんな時も主に寄り添い、さりげないアシストを決めてくれる侍女のスゥヤも素敵です。
初読み作家様。こちらアワードランクインの有名作なのにずっと積んでいました。ようやく読みましたのでレビューしてみます。こちらは上巻をレビューします。全220ページ。以下ネタバレあります。
オメガバース、ファンタジー、年下攻め、美人受けと、好きな要素てんこ盛りなのに、どうしてか食指が動かず…やっと読めて良かったです。
読了して感じたのが、すごく好きな部分と、ちょっとう〜んという部分があるなぁと。ちょっと書いてみます。
【好きなところ】
・まずはやっぱりキャラデザが美しい。冒頭のカラーイラストも美しくて惚れ惚れします。イリヤの美人っぷりはもちろん、幼いハーリドが可愛くてキュン!
・建物や衣装などの作画も美しくて、冒頭からワクワクしました。しっかりした世界観に美しい作画のファンタジー、大好きです。
・ストーリーは前半の、イリヤの輿入れからハーリドがいなくなるところまでが、めちゃくちゃ好きです。
祖国ではΩの王子として冷遇されていたイリヤが、Ω差別のないハヌ国へ嫁ぐ。「俺自身の魂は誰のものにもならない」と孤高だったイリヤが、徐々に幼い王ハーリドと心を通わせていく。少しすれ違いがありつつも、ハーリドがイリヤへの想いを伝えて、イリヤの心も絆されていく。二人で朝日を前に会話するシーン、本当に好きです♡
・ラストの成長したハーリドの再登場シーン、格好良かった!可愛かったハーリドが立派に成長してるの、萌えます♡
描き下ろしのイリヤがくれた時計にキスする1ページもすごく素敵♡
【う〜ん?と思うところ】
・上巻は好みじゃないところは少ないのですが、とりあえず幼いハーリドが可愛くて好きなので、ページの真ん中でいなくなったのが残念でした…。
・ハーリドを襲って王位を簒奪した兄のザインが、あまりにも暗君なのが残念でした。悪役キャラでももうちょっと悪知恵が働くというか、頭のいいキャラでないと…。こんな愚かで残虐で、国民も部下もどんどん殺すような王で8年も王権が持つの?と感じてしまいました。
・ハーリドとザインの兄アミルが庶民(?)になっていますが、この人は穏やかで賢そうな人なのに、ザインの残虐な振る舞いを8年も黙って見てるだけだったの?とちょっと疑問に思った。国民のためにザインを諌めるような、誠実さを持った人物に見えるのだけど。まあ、言ってもザインは耳を貸さなそうではあるけど。
・イリヤはほぼ発情しないので、オメガバースという感じがあまりしないと感じました。オメガバ設定をそんなには活かしてない印象。
ザインはΩのイリヤを蔑んだけど、そこはもっと興味を持たせて当て馬にした方が面白かったような…。
・う〜んというわけでもないけど、大虎のタルジュは一体何を食べてるんだろうとたまに気になりました。毎日すごい量の生肉が必要そうで、王室を出たイリヤはエサをやるのが大変じゃないかと。やっぱりタルジュの自己調達かな?w
上巻は、攻め不在の後半がそんなに好みではなかったですが、面白く拝読しました。下巻もレビューします。
もともとオメガバースものはあまり読まない方なんですが、この作品の絵柄の美しさには一目ぼれしてしまいました!表紙だけでも本当に美しいです。
私は亜熱帯出身なので、漫画の中に地元でよく見かける植物(バウヒニア、ハイビスカス、モンステラなど)がたくさん登場し、とても親近感が湧きました〜
そしてこれらの草花も先生たちによって超綺麗に描かれています!一コマ一コマ、どのページも華麗で目の保養になります。
絵が超絶に美しいだけでなく、ストーリーもとても面白い。
年上の美人受けとクーデレ年下攻めのカップリングが大好きで、もちろん主従関係の設定もとてもポイントが高いです!
イリヤは美貌だけでなく、「技術者」としての優れた腕前や「王后」として民を思いやる心もとても感動的でした。
今巻の最後でのハーリドの登場はもう!もうあまりにも興奮しました!イリヤと同じように心臓がバクバク、全身が震えてしまった……
この空白の8年間でハーリドがどう過ごしてきたのか、すごく気になってすぐに第二巻を購入しました。
これからザイン陣営との直接対決が始まり、ストーリーのスケールもより壮大になっていきそうで、とても楽しみにしています〜
