電子限定おまけ付き
初読み作家さん。
「似てない双子がタッグを組んで因習村を調査する」
もうこれだけで面白そう!と思い読破。
もともとずっと気にはなってたんですが、ひとつ前のレビューに背中を押されました(感謝です)。
漫画の制作技術そのものがすごく高い作家さんですね。
セリフ回しが説明っぽくないのに、「あぁ、そういうことか」と納得できるのすごい。
伏線回収も見事で、作画も美麗なのでスラッスラ読めます。
二組の双子で、
・兄同士「イケメン警官x村の地主で神職者」と
・弟同士(掛け算は仮)「目の下にクマがある民俗学者x村で監禁された弟」。
攻め(兄=紀人)のオン・オフのビジュが共にサイコーで、受け(慶臣)とバッチバチに心理戦を交わし、腹の探り合いをするのがイイ!
個人的には弟同士CPが「ピュアxピュア」な感じがして余計萌えます。
三輪は厭魅(えんみ)の術を使うとあるけど、要するに超能力者?
なんで一斉に鼻血?!とか、まだ謎は謎のままです。
BL要素は弟同士が映画の話などで仲良くなり、慶臣がちょっと意識したか?ってぐらい。
続きが気になるー!
モヤった箇所はありましたが、6話がすごく良かったのでオマケの☆4です。
<その他 良かった点>
・攻め双子の仲が良い!
・兄→兄でお米(こめ)様抱っこ!
<その他 モヤった箇所>
・モブにほぼ全員顔がない…不気味さの演出…?
・紀人の上唇がしょっちゅう猫になるのなんでだ…猫っぽい自由気ままな性格を表現したかったのかな?
・「呪い返し」は本来オカルト界隈では依頼者(目を覗き込まれた人)と術者(弟)に返ってくるものですが、彼らの大切な人(この場合は兄)が巻き添えを食うこともあります。そこは理解できた。でも
「兄が(殺人とは直接関係ない)信者とセッすることでそれが避けられる」
という謎理論がよく理解できなかった。
"生きること" を強く連想させる生殖行為を営むと生霊や悪霊が逃げていくケースはあるので、そのためなのかな?(でも男性だし…)
<注意点>
受け(慶臣)が謎の儀式でモブられます。
幼少期もか?という言及はあるけど、描写は薬を飲むところまで。
橘兄弟のキャラクターとストーリー展開の巧さ。
おかげで初見はあまりにもサラリと読んでしまったのですが、再読の度に気付きがあって何度も読み返してます。
一貫して描写される嘘をつく時の慶臣の仕草に、幼少期から積み重なった諦念が感じられて哀しいです。
そんな、助けを求めるのを怖れるがゆえの裏腹な言動を一切見逃さず、そして臆せずに踏み込んでいく紀人。少しずつでも弱いところを晒せるようになる慶臣にこちらも胸を打たれます。
反りが合わないと言いながら、お互いを最も良く理解している橘兄弟の関係性も良い。
新刊が出ていて気になったので購入。
双子×双子な感じです。今のところBL未満ですが、兄同士、弟同士が惹かれ合っている感じ。
警察官(警視総監の息子)の橘紀人は殺人事件の捜査のために、双子の弟で民俗学者の慎仁を連れ立って、閉鎖的な村に出かけます。被害者が全員、村に足を運んでいたという共通点がありました。
ホテルや旅館がないため、神職である卜部慶臣の家に泊りますが、そこには戸籍に載っていない慶臣の双子の弟が座敷牢に幽閉されていて、何やら怪しい儀式が行われていました。
儀式というのは、慶臣の双子の弟である三輪が依頼を受けて依頼者が殺したい相手を呪い殺し、その呪いが呪った者に返らないように、慶臣が信者に抱かれて汚れを払うというものでした。
それはおそらく双子の母親が担わされていたもので、母親が亡くなり、慶臣は子供のころから担わされてきたようです。双子の父親は双子を助けに来て、殺されています。
橘兄弟が卜部兄弟を村から連れ出しますが、慶臣は村に帰りたがっていて、村に帰って誰かを殺したがっている感じで終わっていました。
慶臣を自宅に連れて来たあと、紀人は慶臣を手淫しますが、今のところ恋愛感情よりも宥めているような印象を受けました。
恋愛が話の主軸ではないし、卜部兄弟の境遇についてはかなりしんどいですが、どうケリをつけるのかは気になります。
双子×双子、因習村、サスペンス・・・
これは上下巻必要な内容ですね!
すごいドキドキして読める内容で面白いです
先の見えない怖さがしっかり分かるのに、紀人の存在がその怖さをギリギリの所でエンターテインメントにしてくれてるのが凄い上手いキャラ描写だと思います
紀人のオンとオフのキャラの違いも魅力的です
お兄ちゃんとしての一面やエリートとしての地盤が色んなギャップを感じさせてくれます
まだ上巻ではラブストーリーとしては「芽生え?」位なのですが、それもまた下巻を読みたくさせますね
W双子という設定も個性的ですし神秘性も感じられてすごく興味を惹く設定だと思います
橘兄弟の連携、卜部兄弟の謎や不気味な存在の里江がどう絡み動くのか?!下巻が楽しみです
上巻としては役割も魅力も十二分だと思う1冊です
俗世から隔離された変わった村。カルト教団。
そしてそこで出会った青年の謎とは。
まず個人的に変な風習・儀式をしている隔離された村で
美少年が生贄のように使用されているというシチュエーションが好きなので
楽しく読むことが出来ました。
霊能力者とか呪いとかそういったものがメインの話なので
苦手な人は居るだろうなと感じました。
慶臣と三輪を自分のそばに置いて監視するところで上巻が終わり
続きが気になったので下巻に進みました。
えち展開:1回(前戯のみ。儀式の交わりは除く)