電子限定特典付き
エロス度★★★
下巻。おやおや。元恋人の件で大失敗をしてしまった攻めの幸福・・・・・・尊さMAXですね。
獅子戸と蓮司が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・下巻開幕。
普段は小悪魔なキャラで獅子戸を振り回す蓮司ですが、精神的に弱っているときに獅子戸を頼ったりしちゃう可愛さやご褒美にえっちなことを要求しちゃったりするのがツボります。
蓮司に惹かれながらも元恋人に対しての失敗を引きずりヘタレになる獅子戸にヤキモキさせられましたが、やっと廉と向き合って前に進めたことや蓮司との関係に覚悟を決める男を見せるのがたまりません。
表紙に惹かれて購入しましたが、あまりにも良すぎて上下巻一気に読んでしまいました!
これまでもいくつかBL作品は読んできましたがここまでハマった作品は数少なく、こちらの作品は本当に刺さりまくりで大好きな作品のひとつになりました。もう既に何度も読み返しています。
心理描写がすごく丁寧で、絵も勿論綺麗ですがストーリーも本当に素晴らしいです。
切なくて辛く、胸が痛くなるシーンもありますが、無自覚のうちに欲しい言葉を与え、救っていてお互い惹かれていくのがとても良かったです。
レンくんの獅子戸さんだけに見せる表情も言動も本当に可愛くて、獅子戸さんのレンくんを見る優しい顔にもキュンキュンしました。
冒頭のときはレンくんのあの感じで一人称が僕で、対して獅子戸さんが俺なのが意外に感じていたのですが、今ではそこも好きポイントのひとつです。
レンくんの首にあるホクロもキスではなくちゅーっていうのも全部かわいくて虜になってしまいました(т-т)わざと小悪魔っぽくしているときもあるけれど、特に狙っていないときも常に可愛くて悶えました( ; ; )
私はこの作品から入ったのでイリフレでは2人ともあまりいい印象ではないというコメントを見て、スピン元を読むか少し躊躇ったのですが結果スピン元も読んでみて本当に良かったです!
2人のことを更に深く知れて更に大好きになりました!
付き合うまでとても丁寧に描かれている分、付き合ってから割とすぐ終わってしまうので(描き下ろしや特典にはありますが)その後の話ももっともっと見たいです!続編希望です!!
作者さん買いの作品ですが、スピンオフ作品上下巻発売の下巻です!
(スピン元はイリデセンスリフレクタ)
はじめは一歩間違えたら元恋人へのストーカーでは?の天然勘違い男の獅子戸さんと、自由気ままに相手を振り回すまさに猫っぽい蓮司さん。
スピン元作品のイリフレ、そしてフロフルの上巻から下巻でこんなに印象が変わるキャラ過去にいたでしょうか?!
誠実さと真面目さと可愛いさと繊細さと…こんな可愛いさ萌えを感じる2人になるとは想像もつかなかったです!!
そして、傷ついた2人がようやくくっつく下巻
最初はいじわるで獅子戸さんを振り回してた蓮司さんも、距離が縮まると無自覚で獅子戸さんを振り回して…それにいちいちしっかりと煽られる獅子戸さんの図←これが何度見ても最高なんです♡♡
描き下ろしもおすすめで「それからのふたり」で、特に大好きなのが蓮司さんの可愛いすぎる「ばか」です。あんな可愛い受けの「ばか」はなかなか見れませんし、しっぷ先生の表情で魅せる一コマはいつ見ても大好きです。
イリフレ登場時からのフロフルの2人のギャップ、この面白さ絶対に読んでほしい激激激推し作品です!!
上巻での蓮司くんの切ない笑みからの下巻冒頭。
生い立ちが描かれているシーンは胸が痛い。空気を読むことが得意ゆえのしんどさって、ありますよね・・・。
そんな蓮司くんが獅子戸さんと出会い、大きく変わっていきます。
上巻からまた更に近づいていく二人の距離、恋人同士という名がつかない関係性で過ごす期間、これがすごく重要になるのではないかなと思います。
あと、獅子戸さんといると表情が豊かになっていく蓮司くん、可愛すぎる・・・!
イリフレで「え、この人大丈夫・・・?」と心配になった獅子戸さん、本作では廉くんと対峙するシーンが描かれていて、個人的にはかなりすっきりしました。こちらの廉くんも本当に好きです!!!
不安定になる蓮司くんを覚悟を決めた獅子戸さんが物理的にも精神的にも抱きしめてシーンはうるうる。これがあってこと成し遂げることができた大仕事だと思いました。
書き下ろしでは結ばれたお二人が甘く描かれております。いやほんと、獅子戸さん、一生蓮司くんの前ではチョロくいてください。(笑)
恋愛要素だけではなく人として、些細な日常や色々ある人間関係なども考えさせられる作品です!!
下巻も上巻に引き続き、可愛い!と思えるシーンがたくさんありました。最初は獅子戸を気まぐれに振り回していたけれど、何でも割り切って世間や芸能界を難なく渡り歩いていけそうに見えて、実は誰よりも擦れていなくて他人の悪意に傷付きやすい、本来芸能人に向いていないのがレンというキャラクターなんですよね。ノリの軽さは不安や寂しさを取り繕う仮面。人との繋がりを誰よりも求めているのに、また失ったり裏切られたりするのが怖くて踏み込めない。
そんなレンにとって、弱さや後悔など、人に見せたくないものを最初から晒け出してくれていた獅子戸はその後関係性が変化していっても、安心できる心の拠り所であり続けたんだなぁと。年上なのに敬語を使う物腰の低さ、からかわれても人の善意を無下にできないお人好し加減、いつでも律儀に向き合ってくれるところ。この業界では危なっかしくもある獅子戸のそういう言動1つひとつが、実は根っこの部分が同じく純粋なレンには寄り添っていて心地良い、包んでいて欲しいと感じられる資質なのでしょう。束縛はネガティヴに捉えられがちだけど、適度なものなら愛の証でもある。レンがいつまでもそれを嬉しいと思えるような穏やかなカップルでいてくれたら、と思います。