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はぐれ騎士とはぐれ退魔師

hagure kishi to hagure taimashi

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表題作はぐれ騎士とはぐれ退魔師

リキャルド、7〜17歳、聖騎士
ラーシュ、20〜30歳、聖堂の司祭/退魔師

あらすじ

若き司祭ラーシュの運命は、ひとりの少年を救ったことにより動き出した――ラーシュには、この世界のものではない不思議な言葉を唱えて様々な悪霊を祓うことができる特殊な力があった。幼い頃に森の中で拾われたラーシュになにゆえそのような能力があるのか、誰にもわからない。そんなラーシュは、救った少年を前になぜか強い庇護欲に駆られ、所属するロイニー聖堂に連れ帰って養い子にする。ラーシュがリキャルドと名づけたその少年は、生活面では無能なラーシュの世話係をしながら逞しく成長していき、ついには聖堂騎士として叙勲されることになった。だが、彼の赴任先が犯罪者の巣窟である教区であると知ったラーシュは受勲式の当日、魔物騒ぎに乗じてリキャルドとともに住み慣れた聖堂から逃げ出した。そうしてふたりは、森で出会った謎の司祭に導かれるまま静かな村へとたどり着く。そこは緑豊かなまるで楽園のような村だったが……。

作品情報

作品名
はぐれ騎士とはぐれ退魔師
著者
雛宮さゆら 
イラスト
青城硝子 
媒体
小説
出版社
シーラボ
レーベル
ラルーナ文庫オリジナル
電子発売日
2

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萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

読みやすいファンタジー 年の差の絆が心温まる

リキャルド×ラーシュ

神秘的な能力を持つ
悪霊を祓う退魔師としての役割を果たしている
20歳の聖堂の司祭であるラーシュが、
ある日、悪霊祓いの最中に、7歳のリキャルドを救い、
そのまま聖堂に連れ帰って、養い子として育てる。


ラーシュの保護心が2人の関係の土台を作って、
そのおおらかな愛情とリキャルドの無垢な感情が交差して、

年齢差が13歳!
リキャルドが12歳から〜
2人の絆がますます深まっていくというお話。

頼り甲斐のいいリキャルドが、
生活面の無能と自嘲するラーシュの世話をしながら、
17歳まで逞しく成長を遂げていく姿と、
その成長と共にラーシュの微妙な気持ちの変化が見逃せない!


2人の関係性の変化が顕著に現れているのは、
ただ12歳のリキャルドが、
聖騎士になるという自覚を持ち始める瞬間だ。
ラーシュへの守護本能と護衛力がカッコいい!

ラーシュが赴任することになった犯罪者の巣窟という展開、
2人が一緒に逃げ出すスリル感、
ほのぼのとした生活、
秘密の解きに引き込まれる。

2人の前世の絆が明らかになって、
意外な進展がポイントで少し切なくなる。

挿絵なし、エロなしでも、
ファンタジーの世界観が面白く、
簡潔で読みやすかった。
2人の心が結びついていく過程と
前世からの関係性と、
結末が心を温かくさせてくれました。

1

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