電子限定描き下ろし付き
わーわーぐるぐるな姿は相変わらず頑張れ〜と応援したくなるスグルくん!
のりゆき君の気ままで得体のしれない押し強なところ、旗から見てる分にはとても魅力的ですが
振り回されてるスグルくんは大変そう。
1巻を読み返したらだいぶヤバいやつで、今回もマイペース。
さらに、ふとした時の優しい眼差し、寂し気な様も見せるから大困惑!
だけど、潔く包容力見せてくるのスグルくんすごい。
もっと好きになっちゃうの分かります…
描き下ろしの攻防もいたしてないのに、とってもドキドキ。
Xデー待ってます!!!
紀幸に子供じみた執着をされるスグルくんががんばる日々と、年下の男の子に知らなかった感情を教えられる、でかくていかつい大人を見守った1巻。
執着っぷりと拗らせっぷりはおもしろかったのだけれど、萌えを感じたかというと微妙なところだったのですが…
続編となるこちらの2巻はというと、お付き合い(仮)を始めた2人の関係の初心さに終始むずむずとしながら楽しめました。
強引かと思いきやすごく甘かったり、対恋人への紀幸の行動がずるい。
特に笑顔の破壊力の高さよ…
かと思えば、愛おしいと思いながらもなかなか一歩前に踏み出せず臆病になったりと、前作よりも紀幸の本来の姿が見えたように思います。
恋心を自覚し、紀幸を意識をしすぎて挙動不審になってしまうスグルくんも微笑ましいかわいらしさでしたし、素朴な一言で紀幸をさらっと救ってしまう真っ直ぐさも良かった。
本音を言えば、手を繋いでいちゃついているだけでも良いので、もうちょっとかわいい2人の日々が見たかったですね。
2人の恋愛に関しては、1巻よりもすっきりとしていて好み。
甘くて時々いじわるな攻めに翻弄される受けと、受けからの無意識で男前な言動に胸を撃ち抜かれる攻めっていいなあ。
ただ、紀幸の人格形成に多大な影響を与えたであろう母親に関してのエピソードはもっと詳しく語られてほしかったなと、3.5寄りのこちらの評価になりました。
これで完結とするには物足りないような……。
んと、中盤あたりに登場する紀幸のメンヘラ母親は一体なんなのかがすごく気になっちゃって。しかも母親との関係はどうなったとか言及もないし、少し触れるにしては結構重い内容すぎませんか?
すごい毒親エピソードがぶっ込まれて、これって恋人に対して重い血筋であることの根拠にするためだけの過去回想なのかな……いやいや、サラッと流せないよ〜(少なくとも私は)。
ラブコメとはテイスト違いのダークネタの存在感はそこそこ大きかったので、できたらそこ詳しく追って欲しかったです。
それはさておき。そもそも今巻のお話はというと、優の紀幸への好きを自覚するまでのぐるぐる思考がメインで進む続巻です。お試しお付き合いから、正式お付き合いまでの道のりが描かれています。
優が意識しまくっておたおたしてるのが、彼らしくて可笑しくなっちゃうけど、本気で交際について考え答えを出そうとしてるところはすごく誠実だなぁと感じました。
正式にお付き合いをして、ようやく恋人としてのスタートラインに立てたときは、優の成長と旅立ちを見届けた親のような気持ちでホッとしました。これだけ時間をかけて辿り着いた想いの答えは、これから先何年も何十年もかけてより実感していくことでしょう。とりあえずとして、お付き合い直後のイチャイチャとかですね、最後に少しばかりありましたが正直言ってモアプリーズ…(笑)
こんな2人なので、いきなりエッチ!とかの展開にはなりませんが、でも日取りを決めるやりとりには吹き出しました。優のそういうオトコマエなとこ好きだわーー♪
もしも。もしも、番外編があるとしたら、日取り決めした2人のとっておきイチャラブを強く切望します^ ^
1巻を読んでからちょっと時間が経っていて記憶おぼろげなんですが、1巻はもう少しくすっと笑えるコメディ寄りだった気がしたけれど…
今回はのりゆきくんのバックグラウンド、彼が”重い”理由とはーーという部分が明かされる展開で、途中なかなかに強烈な母親が出てきてびっくりでした。
そしてスグルくんがそれはもう悶々悶々とひたすら悩むシーンがやや長めに続き、ちょっと食傷気味だったかも、、
おねだりキスで自分の気持ちに確証が持てて、良かったね!と思うところなんだろううけど、ちょっと前置きが長く感じてサラッと読んでしまいました;
なんだろう…読み終わった今、特に印象に残ってる部分が攻めの母親の部分しかない。。
ということで、”中立”寄りの「萌」評価です。
おためしで付き合いはじめたところから始まる2巻。
想定以上にゆるい表情や甘々になった紀幸くんが必見です。そして優くんとってもいい子!!
とはいえ1巻の紀幸くんの怖い雰囲気とか好意拗らせてる感じが彷彿とされるので序盤はどこが地雷かわかんないソワソワ感がなんとなくあるのですが、結局それも優くんをちゃんと好きだからこその不安からくるものだとわかり、こちらはニッコリが止まりません。
そしてそんな不安を抱える紀幸くんをどっしり受け止められる男前な優くん!!好きか?好きか?いや、好きだな、という自覚までがスピーディーで大変良きでした。
なんか思ってた以上に甘々な今後が想像できる2人のラストに大満足です!!