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舞台俳優の津軽谷禮司のもとに届いた主演映画の出演オファー。それは、かつて恋人だった映像監督・砂原雪比古からだった。25年ぶりの再会を果たした、アラフィフ純粋ラブストーリー!
コミック
本当にそんなに長く離れていられたのか??という疑問がわくほど、お互いがお互いにゾッコンです。
若い頃の禮司、可愛いですねぇ。
突然の雪比古からの熱烈なオファーに、そのまま役者の道を歩き始めたわけですが。
まさか、途中でほっぽり出されるとは。
その後も、禮司が役者を続けていたからよかったものの。
もし、やめてたらどうしてたんだろうなぁと思いました。
また、誘いに行くんでしょうか。
基本、禮司は振り回されてばかりですが、幸せそうなのでよかったねと思いました。
若い頃の、禮司が必死で、呪いをかけようとするところがいじらしくて可愛かったです。
新規開拓しすぎだなって思いながら タイトルのよさについ手がでてしまったw
タイトルの通りというか 25年間どこかの奥にしまっていた恋が再会と同時に溢れでちゃったのを淡々とみるお話しだったな
ストーリーがあるようなないような ただ再会して25年前ではできなかったことを齢50にして楽しむふたりの日々を 切り出して眺めてる そんな感じ
置き去りにした想いに 捨てきれなかった想い
共にいられなかった時間に膨らんだ情や欲や嫉妬に 25年の間で作って壊した家族が絡んで最後はなにを読ませたかったのか?
うーーん うーーーん
空白の時間の取り戻しと自分を見つめ互いを深く知る短話詰め合わせ って感じなのかな?
うんッ ちがうな これはきっと『雰囲気』を読むお話しだ ←え
49歳x50歳のラブストーリー…これは読まねば!ですよ。
さて、本作は一冊の長編というよりも現在や過去のエピソードを連ねるオムニバス的な。
そして絵柄とか設定とか、いにしへのかほりが。だから私には読みやす〜い。
絶交して25年。再会してブランクなど無かったように燃え上がる恋…いや違うな。
消えたことなど無かった想いが目を覚ます、ような感じ?
それでも49歳イケおじ俳優の方ははじめちょっと気まずさがあるんだけど、50歳優しげ映像作家は全く屈託がない。ケロッとしすぎ。
そもそも「絶交」ってのが昭和以前ぽい。
出会いの頃(大学生)の禮司はキリリの剣道青年。
雪比古はその益荒男ぶりにビビッときたんでしょうねぇ。
なら、禮司の方は雪比古のどこに惹かれたのかしらん?やっぱり才気なのかな。
実は禮司はバツイチで、息子あり。
その息子も俳優になって、彼とのギクシャクした関係性なんかも描かれます。
新たに恋人としての関係性を構築していく禮司と雪比古だけど、ふと自分たちの年齢も気になる。
フワフワと軽やかな自由人・雪比古の心の中の不安や弱さを受け止める禮司は、さすが経験を重ねた包容力を見せてくれます。
恋人から伴侶へ、の一層の結びつきを読ませてくれる熟年愛の良作。
絵柄的には禮司の渋さが良い。
エロはほぼなしで読みやすいです。「萌x2」で。
禮司 ×雪比古
価値観の違いから別れてしまった、
25年前の恋人同士が再会するイケオジ2人。
主人公の舞台俳優・禮司(49歳)と
映像監督・雪比古(50歳)。
新たな始まりが、
少し強気な2人から繰り広げる、
炸裂した濃密な大人の恋愛が
真剣ながらも、どこかコミカルでロマンスあふれる。
舞台の芸能界の雰囲気にも圧倒される。
大学時代〜のエピソードで、
一緒に夢に向かって突っ走る青春、
今と比べてみると、
男前さがますます成熟した禮司、
天然美人の雪比古がそのままで、より美人になった。
2人も洗練された色っぽさを身につけている!
お互いが残す愛情を認め合う場面に胸キュン間違いなし。
エロは少なめでちょっと残念ね。
イケオジたちが激しいエッチを見たかったのに。
アラフィフながらも変わらない純粋な熱さで、
人生の第二幕で純愛を追い求める姿勢が素晴らしいです。
タイトルどおり、49歳の舞台俳優 × 50歳の映像監督の若かりし頃の恋と、再会愛を描いた作品です。
充分大人の二人なので、キラキラした青春とか見目麗しいカプへの萌えといったものは期待せず。大人同士が再会し、人生をもう一度共に歩もうとする姿の深みのようなものが感じられたらな、と思い手に取ってみました。
二人の再会愛も大きなテーマの一つですが、攻めは離婚歴あり・息子が一人いる設定で、息子と仕事現場で再会し、親子関係を構築し直すーというのも作中のもう一つのテーマになっています。
受けの雪比古が20代の頃と変わらずどこか自由人で、禮司(攻)がずーっとちょいちょい振り回されてる様子にニヤニヤしました( ̄∀ ̄)
印象的だったのは、「同じ船に乗り込んだだけでは、同じ港に辿り着けるわけではない」という攻めの独白。
舞台俳優と脚本家として、いつまでも同じ道を歩んでいくのだと思っていた自分たちが袂を分かつ時が来るなんて予想していなかった、と攻めが過去を振り返るシーンです。
そうだよなあ、変わっていかない関係なんてないんだよなあ…と、しんみりと考えさせられる部分でした。大きな変化があるからこそ、人生は豊かになるとも言えるし、寂しさもあるよね、、と。
BがLすることへの萌えは正直あまりないかなと思うけれど、生き方や家族のあり方について色々考えさせられる作品でした。