特典付き
第一印象の悪かった2人が王命で結婚し、右往左往しながらも愛のある夫婦になっていくお話。
レオナルドとジョゼフ、一見お似合いだし家の事情も補い合える良い縁談と思いきや、先入観に振り回され失言を重ねジョゼフを傷つけるレオナルド。ジョゼフが怒るのも解るし気の毒だけど、レオナルドの斜め上を行く様子に笑ってしまった。
レオナルドもジョゼフも自分が悪かった所を反省しつつ、周りに支えられながら夫婦になっていく様子に笑えるし泣けます。しっかりシリアスなシーンもあって切なさも保証つき。
めちゃくちゃ楽しかったです!
皆様のレビューを拝見して、これはどうだろう…と悩みながらも手に取りました。
本当に脳筋クソ馬鹿野郎ながら、溺愛だなんてヽ(´▽`)/
受様は、貧乏貴族の三男のジョセフ。
実家援助の為、いつかお金持ちの所へ縁付くつもりで自分磨きをしてきた才色兼備。
攻様は結婚相手となった騎士のレオナルド。
こいつが、結構式を迎える前から、なんだコイツ~とムッとして、いよいよの初夜には、怒髪天ですよ( º言º)
ジョセフを泣かせやがったなヽ(`Д´#)ノ
その後も、無遠慮と無神経の数々のやらかしに、コイツは…⸜( ⌓̈ )⸝
でも、無神経たけど、ジョセフへの愛情はたっぷりで溺愛したい( *´艸`)
かわいくて愛おしい脳筋クソ馬鹿野郎になっていきました(≧▽≦)
一方ジョセフはとってもいい子でした。
2回目の冷戦後の朝食で、よく食べるレオナルドを見て"ちゃんと噛め"のかわいいツッコミに笑っちゃう。
最初こそすれ違ったけれど(そこが1番楽しいのだけどw)そこから仲良くなっていって、相思相愛の甘々カップルになっていくまで、とても楽しく読ませて頂きました(≧▽≦)
やはり溺愛攻様視点は満足度マシマシです(*^^*)
名倉先生作品の中では珍しく、主役2人の恋愛というよりも、彼らを取り巻くサブキャラクターたちの反応を楽しんで読んだ1冊かもしれません。
おもしろく読めたものの、CP的にすごく萌えたかと考えるとどうかなあとこちらの評価になりました。
初心者マークをつけてよちよち歩き状態の新婚さんを、周囲の人々と共にあたたかい目で見守った感覚に近いです。
攻めのレオナルドがですね、デリカシーという言葉をどこかに放り投げてそのまま置いてきてしまったような男でして。
受けのジョゼフのことがかわいくてかわいくて仕方がない気持ちは攻め視点からたっぷりと伝わってはくるのですけれど、いかんせん口を開けば失言・失言・失言の嵐。
28歳の年上脳筋騎士のだめさをかわいらしく感じるか否かで、今作を楽しめるかどうかが決まると言っても過言ではないほどにデリカシーがない人です。
それも、悪意0の素の状態であれだというのだからこれはなかなかの大物でした。
序盤時点ではちょっと攻めのことを愛せるかが不安だったのですが、そこはさすが名倉先生。
読み手の鬱憤がたまりかけるかかけないかの絶妙なタイミングで、サブキャラクターたちが攻めのことをそれはもうけっちょんけちょんに言ってくれるんですよ。
思わず「そう!本当にそう!」なんて思ってしまうくらいの良いタイミングで笑ってしまいました。特にスタンリー。
結果、残念ながら心から愛せるまではいかず…でしたが、おばかだなあと微笑ましさを感じることはできたかな。
一方の受け・ジョゼフに関しては好感度大!
すごく健気でかわいい人なんですよねえ。
義父の元で商売を学ぼうと懸命に励む努力家なところも、なんだかんだでレオナルドを見限らない懐の深さも、レオナルドにはもったいないくらいの人なのではないでしょうか。
10歳年下のジョゼフに尻に敷かれっぱなしのレオナルドの未来が見えるようです。
名倉先生のファンタジー&貴族もの、ということで面白くないわけないと早速購入!
そしてあっという間に読破!期待以上に面白い作品でした!!
今作はデリカシーのない攻め×ツンデレ美人健気受けの二人が主人公で、それぞれの視点で話が進みます。(受け攻め視点どっちもあるの大好き)
デリカシーのない攻め、と書くと嫌厭されそうですが、名倉先生が書かれるデリカシーのない攻めはどこか可愛いげがあって憎めないんですよねぇ…
なにより受けのジョゼフが可愛くて可愛くて!
実際は未経験なのに、経験豊富だと誤解されてひどい言葉を言われてしまい、せっかくの初夜なのに号泣してしまうという……ここでのレオナルドは本当にデリカシーがなくて、そりゃジョゼフは怒るよ!笑
初夜からの二人のドタバタ感を楽しく読んでたら、後半では戦争が始まりちょっぴりしんみり。
レオナルドを待つジョゼフが、これまた健気で可愛かったです。
続編も読みたいぐらい、2人のキャラが大変ツボでした。文句なしの神評価!
あらすじにはジョゼフは公爵家の三男とあるのですが作中では何回か侯爵家となっており、細かいことですが凄く気になってしまいました。電子で配信されるときには直して欲しいです。紙本も。担当さまよろしくお願いします。
そこを除いたらハズレの無い名倉和希先生なので、最後まで楽しく読ませて頂きました。王国の英雄ではあるがスパダリにはほど遠いレオナルドと、美貌故に実家の公爵家の為に婿か嫁入りの運命を受け入れてるジョゼフのすれ違いが爆笑なのですよ。
お互いに出会った時から気になっていて、印象は最悪だったのに嫌いになれないって、もう運命だと思いました。片や学園を中退して騎士になった叩き上げの情緒が皆無のレオナルドと、学園を優秀な成績で卒業してからも嫁入り(婿入り)の修行を欠かさなかった繊細なジョセフが初めからスンナリ行く筈がないのです。
この夫夫が紆余曲折を得て心を通わすまでを楽しむお話でした。なので大きな事件は特に無いです。(途中レオナルドが戦地に行くくらい)なのでレオナルドのデリカシーの無い発言や行動でジョセフが怒り心頭なのを「あちゃー」プーックスクスと冷やかしながら読む作品だと思ってます。
因みにお気に入りのキャラはレオナルドの父親のドナルドです。スパダリはこの人だと思ってます。www