電子限定版
何で結婚したいんだろう?2人は接点があったのかな?って思ってたら王子は心当たりがないみたいで読み進めていくうちにそうなんだ!そうしてるうちに王子の事を好きになっていったんだってわかって本当に王子の事が好きで好きで離れたくなかったり色々お世話したいってしたり見ただけでサイズがわかったり乳しぼりで我慢してる姿や好きすぎで我慢出来なくてポロっと言葉に出たりして可愛らしいところもあって最高だなって思いました。
王子もえっ?確かにあれは悪かったかもだけど(でも悪意があったわけじゃなくて魔法が暴走してしまっただけで)言うほど悪い人じゃないなって読み進めていくうちにわかっていくんですけど可愛らしい人で素直で優しいし可愛い!
下半身が元気になってしまった時に言う言葉があるんですけど何か可愛いらしくて好きです。
クスッと笑えるのにエッチで萌えて、キャラの成長にホロリとくる…正に私がBLに求めている要素が詰まった大満足な一冊でした◎
頑固で傲慢&魔法で嫌がらせばかりして民衆から嫌われている、悪役王子のシリル。
そんなシリルが大事故を起こした事で、魔法を使うと小さくなる罰を与えられ、嫌っていた狼獣人・ラウニと婚約する事に。
更には、罰の副作用で〝母乳が出る〟体質になってしまい……!?と言うラブコメBLです。
天邪鬼&傲慢で嫌な奴なのに、本当は愛情に飢えている孤独な少年・シリル。
そんな悪役キャラのツンツンだった心が、攻めの深い愛情によって、柔らかく丸く穏やかに変化する…このギャップが堪りません!
ツンツン→どんどん素直に甘えていくシリルに「可愛い〜〜!!」と何度悶えたことか。
魔法を使うたびに手の平サイズになってしまう要素も愛らしく、ラウニの手の平の上でブーブー文句を言ったり、オロオロしたり、甘えたりするシリルに癒されました♡
そして、シリルの事情を知れば知るほど、不憫で可哀想で…もう、冒頭から既に切ない!
シリルの悲しみと孤独さを思うと、行き過ぎた行動にも共感できて辛いなぁ……と。
また、毒親気味の母親から愛されたいと、一生懸命で健気な姿に何度も涙腺が緩みました。
嫌われ者だけど、根は真面目で素直な良い子なんですよね。
母親中心だったシリルの世界が、ラウニや周囲の人との交流を通して、優しくじんわりと広がっていく……孤独だった少年の成長物語としてもホロリときます。
本編では義母・メイリーン妃との確執が未消化のままで「ちゃんと謝ったのかな?」と心配しましたが、電子限定SSで少し言及があったのでスッキリ◎
過保護な溺愛攻めにより、傷ついた受けの心がゆっくりと癒される救済BLがお好きな方に是非!
狼獣人の騎士(攻め)と、とある事情からイタズラが過ぎて国中から疎まれている第5王子(受け)のお話。
イタズラによって魔女から魔法をかけられてしまった受けが、国中から愛されている英雄騎士の攻めの結婚相手に選ばれ、同居するが、、、
葵居先生の作品といえば、攻めの溺愛ぶりはお墨付き。
今回も安心して最後まで読むことができました。
なにより、田中森先生のイラストがイメージピッタリすぎました!
今回は魔法が使える設定とあり、受けが小さくなったり、アレが○汁が出てきたり、とキュートでちょっぴりえちな展開です。
そして、生い立ちにより卑屈になっていた受けが、攻めとの交流により、実は自分はとても愛されていたことに気づく、心温まるサクセスストーリーでもあります。
最後の受けの父と兄の愛を知った瞬間、うわぁああ! と歓喜に叫んだのはまりあげはだけではないはずです。
すべて攻めの溺愛がなせる業でしたね。
そしてしたたかに? 攻めがどうやれば受けを手に入れられるか、画策してきたラストの種明かしも、溺愛攻め好きにはとてもよかったです♡
今回は救国の英雄と呼ばれる狼獣人と第5王子のお話です。
受様が復讐として放った魔法での殺戮を防いだ攻様が
罰を受けた受様の保護者から唯一の存在に変われるまで。
受様は魔法の国ヴィロナス王と
北の国エルラーンの王女の間に生まれた5番目の子供で
植物系の魔力持ちです。
女王が治めるエルラーンは
数十年に1度ヴィロス王族と婚姻を結び
魔力のある王女のみ後継として自国へと戻していました。
第二妃は第4王女と受様を産みますが
受様が男だった事で帰還を許されず
7年前に病没するまでヴィナスに馴染みませんでした。
しかも父王も兄姉達もそんな第二妃を非難し
受様にも亡き第二妃にも寄り添ってくれません。
そのため受様は第二妃の復讐として植物を使った魔法で
人々を脅かしたりも困らせたりを繰り返します。
そして第二妃の命日に末王子のお披露目式をしようとする
父王が許せずその日も魔力を放つのですが
暴走して王族が挨拶をしていた露台を揺るがす事となり
末王子を抱えた第三妃が危険に晒されますが
そんな2人を救出した強者が狼獣人の攻様でした♪
この事故の結果、
受様は魔法を悪事に使った魔法犯罪者として断罪され
魔法を使うと小さくなる魔法をかけられます。
そして混乱を修めた攻様には褒美が与えられる事になりますが
攻様が望んだのは異母姉との婚姻でも宝石でも金貨でも
領地でもなく、受様その人だったのです!!
果たして受様は攻様と結婚させられてしまうのか!?
英雄と呼ばれる攻様と亡き第二妃を母に持つ受様の
もふもふマジカルファンタジーになります♪
攻様は罰を受けた受様の生活に支障がないように
傍で仕えたいと申し出たのですが
結果的に王女よりも受様を選んだ婚姻話になり
受様は不本意ながらも攻様宅での生活を余儀なくされます。
受様は魔法を使うと小さくなって7日間戻れないのですが
攻様は受様への軽減処置にキスで元の戻る魔法を願っていて
受様は魔法を使って小さくなるとキスして戻るのですが
戻る時間が長くなると魔力で胸が張るという後遺症がでて
攻様にしごいてもらうことになるのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
攻様的には喜んで!!でしかないのですが
こういう展開でも真面目に乳しぼりをして
変態要素が滲み出ないのがお上手だなと思いました。
攻様の友人で学者のタヌキ獣人
母の小国に戻った受様の姉王女
攻様に受様は相応しくないと攻様の婚約者候補と
共に受様を糾弾する攻様の部下など
けっこう色んな人物が絡むのですが
第二妃のみを絶対として周りを拒絶していた受様が
攻様に大切にされる事で少しづつ視界を広げていく様子に
ドキドキ&ハラハラ、楽しく読ませて頂きました。
嫌われ王子が大逆転を起こすお話だと勝手に期待していたんですが、まぁある意味大逆転だとは思うのですが、期待していたのとは大分違いました。そして私的には突っ込みところ満載でした。
シリルの母親である第二王妃はかなり問題があるというか毒親だと私は思うのですが、彼女がヴィロナス王国を嫌っていた理由も少なからず共感出来ました。
その理由がいくらシリルが悪いことをしたと言っても、まず王族であるシリルに対しての民の態度があり得ませんでした。あまりに不敬な輩が多くてそちらを罰して欲しかったです。国が平和過ぎておかしくなってしまった印象です。特にラウニの部下とか彼が連れて来た令嬢とか捕まらないのがおかしいと思いました。令嬢は途中で記述が無くなったので、彼女はとんだ道化だと思ってしまったんです。
それからシリルに与えられた罰なんですが、せっかく面白い設定なのにその魔術の副作用の割合が多くて中途半端でした。その副作用が私の中では地雷だったんだなと初めて知りました。
ラウニがシリルを意識したキッカケとか、シリルが病床の母親の為に頑張る姿とか凄く良かっただけに残念でした。田中森よこた先生のイラストということで楽しみでしたが、葵居ゆゆ先生にしてはバランスの悪い作品だと思いました。