デジタル版限定特典付き
中華ファンタジーって割と好きだけど、そこにBLが乗っかるとどうなんだろうと思っていたけど、そんなことは全くなくてめちゃくちゃ良いお話ではやく続きが読みたい!ってなりました。
お話は、幼い頃から一緒に育った、兄弟のような番のような存在「雨流」を2年前に戦いの中で自分の目の前で失った天陽。ある日任務で北の蒼国の将軍に奇襲をかける。振り返ったその将軍の顔は、最愛の雨流そのもので…という話。
え!?生きてたの!?で、記憶がないとかで敵同士になってしまった系?とか思ってたら、それよりもっと辛い状況で、これで幸せになるエンドってあるの?!欠月は?雨流は?!と、先の展開がめちゃくちゃ気になる…!!
2年経っても、雨流の死から先へ進めない天陽と、新たな初めての感情に気づき始めた欠月、そして雨流…この3人がどうなっていくのか、ドキドキしながら2巻へ続きます。とにかくお話がすごく面白いです!
中華BL、ファンタジー!幼なじみ!!
大好きです。ですが、読んでいてしんどさが大きくて来るしかったです。
冒頭から幼なじみの雨流の墓の前で酒を呑む天陽。あぁぁ……もう、それだけで色々想像してしまい私もハンカチ用意しました。
2年前の蒼国との戦いで雨流を亡くした天陽は孤軍朱国として、1人で敵地へ。そこには死んだはずの雨流がそのままの姿で目の前に。一体雨流は生きていたのか……!?
この雨流のそっくりさん。実は本人で死体を術で動かしている…そうなんですよね。この時点でアウトな方はダメだと思います。欠月と呼ばれるその男の中に雨流はいるのか。姿形はそっくりでも中身は違うという事を思い知らされる天陽の心が気になりました。
ただ、欠月が天陽と一緒に居ることで赤ちゃんが感情を覚えていくように少し人間らしい感情を持ち始めて行くのは可愛かったです。
性的描写は一切ありません
読みながらずっと涙が止まらなかった…。
BLに限らず読み物でこんなに涙が溢れ続けるのは初めてでした。
始まりのシーンから衝撃で、今までにない物語設定と展開で一気に心を鷲掴み。
とにかく胸が締めつけられるような切ない恋なんだけど、決して悲恋ではなく。希望と愛をちゃんと感じられる傑作。
時代はまったく違うけど、映画『ブレードランナー』を彷彿とさせる。
欠月には心があり、自我もある1人の人間と同じ。天陽と欠月の双方向の想いが交錯していて、それがもう泣けてしょうがないです。
キャラ衣装背景すべて緻密で、もはや大作映画。
このままどうなっちゃうの!?と先が読めない展開だけど、みよし先生曰く「必ずや幸せにしてやるぞ」とのことで続きがとてもとても楽しみ!!!❤️
髪型、衣服、武具など描くのに手間がかかりそうなキャラ設定ですが、丁寧に美しく表現されていて読むのが楽しかったです。
1話目の黒髪ロン毛、天陽の健気さにこういうの大好きだなぁと思い、続けて雨流の登場シーンが格好良くて感動的で!最初の30ページ位までの一気にたたみかけるストーリーが最高です。
槍を持って欠月と天陽が戦うシーンは動きが自然で躍動感があり、迫力ある絵を堪能すると同時にみよし先生の画力に驚きました。
中華風ヒストリカルBLって説明は何だか小難しく感じますが、全くそうではなくて現代物と同じように読みやすく簡単な漢字にもルビがふってあり親切なコミックスでした。
作家買いです。
コミックスが出るのを待っていてなんの前情報もないまま読みました。
まさかこんなに切ないストーリーだったとは思わずにびっくり。。。
このまま幸せになって欲しい気もするけど、そうすると元の彼は戻ってこないだろうし…でも生きてないんだよなぁ…どういうことなの…?どう転んでもつらいんですけど?今からでも入れるハピエンルートなんてあるの!?と考える日々を過ごしています。
連載のほうも追っていくか悩むね。
今後が楽しみな作品です。