電子限定描き下ろし付き
レビュータイトルどおり、「まさか続きが読めるなんて」!
表紙からも伝わってくるこの圧倒的幸福感ーーー…!!侑一郎さん、白薔薇が似合いすぎるんですが//
続刊のこちらもどこまでも優しいお話で、なんというか、もう、心が浄化されました・:*+.
貴重な貴重な”侑一郎のデレ”が見られたこちらの続編。
その後に続く薫の「もし 電気消してもいいなら 俺の手を握ってもらえますか?」からの、二人の手の描写が最っ高に最っ高で…!!(語彙力)
少女漫画なら間違いなく「トゥンク…」って擬音語がつくほど胸が高鳴りました。
結局ね、薫の当初の悩み「まだ最後まで致せていない」は薫の薫自身のせいで(?)お預けを食らってしまったわけですが。二人の確かな心の結びつきが見られて感無量・文句なし!です。……いや正直、いずれは二人のあまラブえちを見たいですけども。。
すわ当て馬か!?とちょっと警戒してしまった新キャラ・ゆずのことは正直そこまで好きにはなれなかったんですが、、ただ、彼が引っ掻き回したおかげで侑一郎が薫の本音を知り、素直な態度を取れるようになったことを考えるといい仕事してくれたなあと(。-∀-)
で!!!! メインカプ2人のお話ももちろん最高に良かったんですが、個人的に最高オブ最高だったのが終盤の雪柾の恋の物語…!!
2巻巻末の4コマ漫画で「雪柾のスキな人♡」として由里子さんへの想いが明かされていましたが、その詳しいお話です。
小学生の頃から憧れていた”お姉ちゃん”への気持ちが、いつしか切ない恋心へと変わっていき…という展開に胸が締め付けられました( ; ; )
女性同士だからBLではないんですが、とんでもなく刺さって、雪柾の恋を全力で応援したくなりました。この恋の行方…見守りたい。ぜひとも続きをください…!
カバー下漫画「香りのこと」まで、まるっと一冊キュンの詰まった優しい物語でした✨続刊の続刊にも…期待しちゃいます。♡
もーーー……何てピュアな恋人たちなんでしょ。
相手を大切に想う好意が美しく、寄り添い合う姿が最高でした。
恋人になって半年。甘い空気にはなるものの、その先…つまりエッチには進めていない2人のジレモダした恋愛模様がいじらしくて健気です。
イマドキの中高生たちの方がヤることヤッてるような気がしますが(笑)、この2人の恋愛進展は非常にゆっくり。牛歩並みのペースだけど、かえってそんな歩みが彼ららしいなって思える良さがあります。
恋人として先に進みたいと思う悶々とした薫の気持ち。
恋愛に臆病になってる侑一郎の気持ち。
うまく噛み合わなくて、思いが1つになりきれてないところがもどかしくて堪りませんでした。
恋人になったらそりゃあイチャイチャいっぱいしたいし、身体を繋げたいと思うのは自然な欲望です。薫は侑一郎にいっぱい触れたいけど、侑一郎の反応を伺ってセーブしてるの見ると、薫がんばれーって応援したくなる。薫の想いが空回ってるように見えるシーンもあり、そこんとこすごくモヤモヤしたし切なかったです。
私が気になったのはユズが薫を襲ったとき。なぜ侑一郎はああも冷静でいられたんだろうかと疑問でした。だって、恋人にちょっかい出されたら普通怒ったり嫉妬とかするのになって。
侑一郎の気持ちがよく分かんないところもありましたが、侑一郎は好かれ慣れてないんだと凉が言ってたことを考えると、分かりやすい好意をぶつけてくる薫の気持ちに同じ熱量で返せない不安は理解できるかな。2人のキャラも性格も、生きてきた背景も違う分、複雑な心理が交錯していく姿から目が離せなかったです。
侑一郎のペースに合わせてゆっくり歩幅を合わせて共に歩こうとする薫が素敵でした。優しくていい奴だし、耐え症もある(笑)
そんなステキ彼氏の薫がですね、最後の最後、遂にやってきた念願のそのときにまさかの事態を引き起こしちゃって。もうこれには大笑い!最高のオチでした。
薫、何やってんだー!?って読者から総ツッコミ入ったと思います。
いつかリベンジすることを期待してます^ ^
番外編は意外や意外の、雪柾・由里子編。
カテ的にはGLですが、この2人のことが気になってたのですごく嬉しいです!
子どもの頃からの付き合いの中で、憧れが好意に繋がっていく恋の移ろいにグッときました。ほわぁぁぁ……面白かった!!!
今巻で終わるとあって寂しくもありますが、でも嬉しさの勝利です。
トロけた幸せな2人の笑顔が最高!素敵な読後感でした。
両想いになってからの続きが読めるとは思っていませんでした。一緒に暮らしていてもなかなか仲が進まない焦ったさが好きな作品ですが、続巻で何処まで2人の仲が進むのか純粋に心配でもありました。
だってこの作品に求めているものはエロでは決してないからです。そして案の定のモダモダ感に狂喜乱舞し、見え隠れするお互いへの独占欲に悶えました。モテモテの侑一郎の番犬宜しく牽制する薫の髪が、プリンから地毛が増えて来てるのが時の流れを感じました。
ですが少し悩んだのが今巻で登場したユズの存在でした。停滞してる2人の仲を掻き回すのに最適な存在だと思いましたが、とても不思議で掴みどころが無いキャラでした。
今回良かったのが薫が白水兄弟の中に自然と受け入れられていたところでした。侑一郎の弟の涼との友人関係はやはりホッコリするものでした。
そして侑一郎と薫の関係を違う視点で見詰める双子の妹の雪柾の由里子さんへの拗らせ具合に唸りました。BLとしてはどうかと思うけど、彼女のその後の恋の行方を見守りたいと思いました。
続き待ってますので編集部さまよろしくお願いします。侑一郎が前に進もうと頑張っていたので、薫の為にもリベンジよろしくお願いします。
蜜谷と侑一郎が付き合う事になってから半年後の二人の様子が描かれていました。
半年経ってもまだ二人は致して居ないのですが、蜜谷は白水兄弟とジムに行ってモヤモヤを発散したりしていました。
今回、ちょっとビッチなオトコの娘が出てきて二人を引っ掻き回す表現があったのですが、私はあまりこういうビッチなキャラクターはちょっと苦手でした。。。まあ、でもこの新キャラのおかげで、ようやく、侑一郎が二人の関係を進めようと言う気持ちになったので、良かったです。
実際、二人がこの巻でどこまでの関係になったのかは実際読んで欲しいですが、侑一郎もちゃんと蜜谷の気持ちを考えていたのだなぁと思うと、いじらしさを感じました。
お酒が好きで、庶民的なお店の料理を食べながら晩酌する二人を見ると、この二人はこれからもゆっくりと絆が深まって行くのだろうなと、温かな気持ちになりました。自分の事に臆病な侑一郎と、侑一郎と出会ったことで今まで知らなかったお花やお茶などの世界に蜜谷がどれだけ順応していくのかなぁと、心の中で楽しみになりました。
このお話の中で侑一郎のお姉さん的な存在で出てきていた由里子さんの過去の事が語られていました。クラブのママという事で、いつも綺麗にしている大人の女性だと思っていた由里子さんの若い時の姿がとても驚きました。とてもかっこよかったです。由里子さんに憧れていた雪柾が自分の憧れていた気持ちを恋心だったと理解するまでの葛藤が読めてとても満足でした。
ここまで描いてくださったジル先生ありがとうございますという気持ちになりました。
前作、あれで終わったのかなと思っていたので続きが読めてびっくり。
勿論メインの二人も好きだけど、今回フラグが立ったあの人やこの人の話も気になるんですが、もっと続きがあると思っていいのでしょうか…!?
まさかこんなに尊い百合まで拝めるとは思ってもみませんでした。
エッチな要素は少ないですが、内容が充実しているのでそれを抜きにしても楽しめる作品です。進展があることも、やはり期待はしてしまうんですけどね……!