泣いたし、怒ったし、苦しかったけど、こんな幸せな日々を俺は知らない…。 同棲カップルの再燃愛ストーリー!

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表題作1095日の花束

26歳,ダイニングバーの店員
志村 晃成
30歳,リーマン

あらすじ

「今年こそ記念日に花束が欲しい」
たったそれだけだったのに……

サラリーマンでゲイの晃成は、バーで知り合ったノンケの遥と
交際3年、同棲1年目。
大好きな相手と付き合う喜びも冷めた今となっては、
遥のロマンスのない言動にがっかりすることの方が多いほど。
「でも、記念日の今日くらいは…」
そんな気持ちで帰宅した晃成とは裏腹に遥はいつも通り。
それについ腹を立てた晃成は、勢いで別れを切り出してしまう。
けれど遥は「わかった」と承諾してきて――…!?

好きだから些細なことが嬉しくて、
好きだから小さなすれ違いが悲しい…。
切なさと優しさと愛を巡る
大人のためのビタースイートラブストーリー

作品情報

作品名
1095日の花束
著者
みつこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796416818
4.2

(130)

(62)

萌々

(46)

(17)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
23
得点
550
評価数
130
平均
4.2 / 5
神率
47.7%

レビュー投稿数23

泣けた〜〜(ノД`)

ホントの気持ちを伝えられなくて、その積み重ねがお互いのすれ違いになっていく。
付き合って3年。現在同棲中の遥と晃成。
花束を貰いたい。記念日には祝いたい。そんな気持ちが言葉にできないまま、3年目を向かえた晃成だが、遥は全くそんなことは思っていない。とうとう別れを告げてしまった晃成だが、住む場所が見つかるまで、家に置いてもらうことに。。。

晃成からの別れの言葉だったが、晃成はずっと遥のことが好きで、一つひとつの思い出を実は大切に覚えている。そんな感情が読んでいると伝わり泣けてきました。
遥も上手く表現出来なかったり、察することが苦手なだけで、晃成の事が好きなのに、それを晃成に伝えられない。
何だか、世の中こんな些細な事の積み重ねで別れる人達もいるんだよねと考えながら、できるならこの2人はそうなって欲しくないと切実に思いました。
現実にありえる話だからこそ、色々考えて読むことができました。
きっと何度も読み返す作品だと思います。

0

【遥のことを嫌いになりたいのに・・・俺・・・まだ遥が好きなんだ(晃成)】


エロス度★★★

おやおや。交際3年、同棲1年目のふたりが別れてからの再生が尊さMAXですね。

遥と晃成が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。

お互いに情熱的に求め合い幸福に満たされていた過去から一転し、冷めきったようなギクシャクした距離感・・・・・・大人同士の不器用で面倒くさい痴話喧嘩のような展開がもどかしくてたまらなかったです。

別れても2人は一緒に同居したままで、嫌いになりたくてもなれない愛の切なさやもう一度恋をしてもらうために頑張る姿が胸に刺さり、ゼロからやり直していく恋の再燃がとてもよかった。

0

リアルなボタンのかけ違いの痛み

交際3年、同棲して1年の恋人同士。ちょっとしたボタンのかけ違いでお別れの危機…からのつらい日々、そして…
…というストーリー。
これがもう…
なんでこうなっちゃうの?の連続。読んでるだけで胃が痛くなってしまった。

私は自分自身が記念日に興味が無い人で、結婚記念日とかはともかくも、付き合って100日目〜!には興味ない。
でも付き合ってる恋人がそういうのやりたいヒトだったら?譲歩しようかな、とは思うよね。
なら、逆に向こうが私に譲歩してくれたらどう思う?
なんか悪い気がしてくる。
つまり…
自分が我慢すればいいこと…ってなる気がすんのよ。
そしてそこが綻びの第一歩だと思うのよね。
そしてそこがこの話。
晃成も遥も自分が沈黙して、その積み重ねがあの冷たいすれ違いになる。
誰にでも起こり得る寂しさ。そう考えると胸が締め付けられる。
この2人は最後の最後に心が噛み合ってうまくいったから良かった。
でもまた些細な事で同じようになるかも。深刻になる前に言葉にして一緒に笑おう。そういう事。

0

大人のすれ違いラブ。しっとりとした感じが良かった。

たんたんと感情の揺れ動きだけで話が進むのって難しいと思うのに上手に読ませるなって思いました。
全体的にストーリーにあえて起伏が激しくないところが、大人のしっとりとした感じが出ていて良かったです。

途中、心の台詞で

「何考えてるかわからないし、好きとか全然言ってくれないし、理想とは全然違ったけれど」

という部分がすごくささりました。そして

「遥が好きで、ずっと一緒にいたくて、遥も同じだったらいいなって」

の部分でたまたまバックでエンニオモリコーネの曲もかけていたので、曲がマッチしすぎて泣いてしまいました。

※エンニオモリコーネは海の上のピアニストとかニューシネマパラダイスの曲を作った映画音楽の巨匠です。

0

すごくリアルなBL。クライマックスで目頭が熱くなりました

個人的に「夢のつづきをおしえて」が神作だったんですが、本作は試し読みの時点で
「うわぁ…受けの性格超絶めんどくせぇ…発想や感覚があまりにも女性すぎる。無理」
と思ったので、多分読まないな…と思ってたんです。
でも意外とすごく評判が良いのでポチリ(意思よわッ!w

結局「君ら、感情表現下手スギィ!」問題だったんですが、バラのシーンでまんまとやられましたね…素晴らしかった。
目頭が熱くなりました。さすがみつこさんです…。

「最初っからもう付き合ってる系BL」ってあんまり自分から進んでは読みにいかないタチなんですが、本作は本当~に良かった。
評価高いの大いに納得です。

なので私のように、「付き合うまでのBL作品は楽しめるけど、付き合ってからは単にラブラブ描写が続くだけだとマンネリ化して冷めちゃう」傾向がある方や、「付き合い始めてからすれ違いまくってこじれるモダモダ」をお望みの方にも強くオススメします。
試し読みが常に30ページもあるのでぜひ。

0

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