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泣いたし、怒ったし、苦しかったけど、こんな幸せな日々を俺は知らない…。 同棲カップルの再燃愛ストーリー!
みつこ先生の作品は全部好きです。
26歳のノンケの遥と30歳の夢見がちで理想の高いゲイの晃成の2人が拗り散らかすお話です。
付き合って3年という期間もミソかと思います。
晃成は子供の頃に見たテレビの中の花束を貰っている女性に憧れを抱いたまま大人になっています。
遙は、表情筋が働かない上に口数が少ない…自分の思いをはっきり言わない…。
無口と言うわけではないのですが、飲み込んで我慢してしまうタイプのようです。
最終話まで読むと、まぁヘタレだったのかな。とは、思いました。
なんか…リアルにこういったすれ違いあると思います。
小さな我慢や意地の張り合いから言葉に出来ず、言葉が出たとしてもトゲが付いたもの。
大人が意地を張り合うとまさしくこんな風に拗れていくんだろうな…。と思いました。
客観的に見る事が出来る私
「なんで!?なんで、そこでそうなる!?
ちゃんと思いを伝えて〜〜。
その一言の裏側、見えないの〜?
お互いに気付いて〜〜。」
等、4話まで心がジタバタ…。
単話で読んでいた時は次の話が気になって仕方ありませんでした。
最終話が配信されるまで1〜4話…何度読み返した事か…。
ホーリンラブさんの小冊子では、少し育った遥を見る事が出来ました。
やはり、みつこ先生大好きです。
サラリーマンでゲイの晃成は、上司に連れられてゲイバーにやってきたノンケの遥と話が合い、その後にエッチをします。このまま終わりになるのが嫌だった晃成は冗談っぽく「どうせなら付き合っちゃう?」と言います。遥から「いいよ」と返事をもらってから、現在は交際3年、同棲1年目。
いつか恋人から花束をもらいたいと夢見がちな晃成は、記念日の今日こそはと期待をして帰宅します。もちろん花束はありませんが、冷蔵庫の中にケーキを見つけます。でもそれは余ったから。遥が早く帰ってきたのも記念日だからではなく、店がひまだったから。記念日を特別な日だと思っているのはいつも自分だけだと悲しくなる晃成。期待するだけで、自分からはもう何も言えなくなってしまっています。それでもその夜に誘われて、歩み寄ってくれたようで嬉しくて翌朝に張り切って朝食を作って一緒に食べようとするものの、やっぱり噛み合いません。もう終わる関係なのかと思い始めます。
そして仕事を辞めるのを知らされなかったことをきっかけに、怒りが爆発し勢いで「別れよ」と言ってしまうと遥からは「わかった」と返事が返ってきます。
晃成は遥の家から出て行くと言いつつも新しい部屋が見つかるまで一緒に暮らすことになります。結局、ずっと遥の気持ちがわからなかった晃成ですが、別れてからの方がふたりは一緒に過ごす時間が増えて互いのことをよく知るようになっていきます。それが逆に晃成には別れを切り出した時よりも胸が苦しくなっていきます。遥の気持ちを試すように別れを切り出してしまったので、晃成はまだ遥が好きでよりを戻したいけど、そんなことを言って嫌われたくないからです。
いろいろと空回りしすぎている晃成を見ていると、とてもリアルで胸が苦しくなってきます。相手の気持ちがわからなくて、期待しているけど言い出せない自分。捻くれて素直になれない想い。きっとそれは晃成が年上でゲイで、ノンケだった遥に付き合ってもらっている感があったんだとも思います。
そして4話から遥のことが語られます。小さな頃から親からも表情が読めないと言われ、察しが悪いと振られ続けていたことや、晃成のために記念日のサプライズを考えていたことも、別れたくなくてがんばっていたことも。ちゃんお遥は晃成が好きで晃成のために記念日のことを考えてくれていたんです。
互いに勇気を振り絞って一歩を踏み出します。ちゃんと自分の気持ちを言葉で伝えて、「好き」と伝え合うことの大切さを実感します。だってふたりともずっと好きで別れたくないのだから。
無事に復縁し、急いで家に帰宅してエッチをします。ふたりとも互いのことを思い合って、すごくかわいいです。ここではじめて攻めフェをします。これもたぶんふたりともいろいろ考えすぎてできなかったんだろうなと思うと、仲直りエッチ最高ですね!
そして翌朝……。
きっとこれからはすれ違いがあったとしてもきちんと話し合って仲良くしていくんだろうな、と思えるエンディングでした。
よかったね、晃成!
みつこ先生、既刊作品が大好きで、今作も楽しみでした。
交際3年、同棲1年の恋人同志のすれ違いがリアルに描かれていて、序盤から引き込まれました。
みつこ先生の繊細な線で、辛い気持ちをぐっと我慢する表情や悲しみにあふれる瞳など独特な美しさを感じました。
全てのコマが丁寧に丁寧に描かれているので晃成と遥
それぞれの想いがぐっとせまってきて、とても切なくなり、最後どのようなカタチで最終話を終えるのだろうかと気持ちが昂りました。
コミックで読みましたが、最終話直前のページ、最終話の最後のページは特に感動して涙がじわっと溢れました。
みつこ先生の筆のタッチで描かれている2人の表情がとても静かな迫力がありました。素晴らしいページです。
私も続編を希望します!
みつこさんの作品、初めて買ったのですが泣いたって言うか泣かされた。。
大人同士だから言えない事、素直になれない所、言葉に出来ない葛藤が読んでてもどかしいけどお互い好きって気持ちはずっと変わってなくて不器用な2人が愛おしい!
自分に言い訳しながらも遥君に会いに行く晃成さんの行動力のおかけで遥君の事情を聞けたり、本音で話せたり終盤に向けてのストーリーが最高過ぎます!
遥君と晃成さんの今後を覗き見したいので、続編希望です!
遥× 晃成
大人の恋愛のリアルな側面が見事に描かれた不器用同士の関係。
恋人でありながらも、
ふてくされる姿や、次第に現れる距離感が、
じれったさと共に針で刺すような痛みを伴い、
リアルな拗ねる感情が手に取るようにわかる。
愛しているからこそ感じる淡い寂しさや切なさ、
再び芽生える恋のほんのりとした熱さなど、
甘さだけではなく、
様々な恋の気持ちが伝わってきて共感せずにはいられない。
30歳の晃成と彼の4つ下のノンケの遥。
付き合って3年、同棲1年目。
2人も本当に不器用で不器用で、
言葉にしないとわからないよ!
特に晃成には完全に感情移入し、
自分が望んでいることを素直に言えず、
遥が晃成の思っていることと違った行動を取るだけで、
晃成が勝手にネガティブに思い込んで拗ねて、
心の中に溜まった不満、
勝手に損ねた機嫌、
意地を張ってしまうプライド、そして
抑えきれずに漏れ出る本音・・・
すべてが自分のことのように共感せずいられない。
年下の遥のほうがしっかりしていて、
晃成の言うことそのまま合意してしまう性格で、
それでも、
必死に地道に晃成を引き留めようとする姿がなんだかんだでカッコいい。
2人の感情の機微が繊細かつ鮮やかに描かれていて、
些細なことが大きな問題に発展してしまう恋愛の難しさが胸がギュッとなる・・・
そんな中でも、
お互いを愛おしく思う気持ちがじんわりと心に染み渡る作品でした。
