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便利屋アズマは星を数えない 1

benriya azuma ha hoshi wo kazoe nai

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表題作便利屋アズマは星を数えない 1

東 洸
大学生(経済学部3回生),便利屋
柊月 のぞみ
大学生(理学部1回生)

同時収録作品便利屋アズマは星を数えない 1

西郷
高3→ゲイバー勤務,柊月の元彼
柊月 のぞみ
大学生(理学部1回生)

あらすじ

クールな大学生・柊月のぞみに声をかけてきて、女子大生から頼まれたという手紙を渡してきたのは、大学内で便利屋をしているという東洸だった。「ゲイだから」と断る柊月に、あっさり納得して引き下がる東は「便利屋アズマ」の名刺を渡して去る。 翌日、構内でまたもや東に声を掛けられ、強引に合コンの人数合わせに同行させられる。次第に東と過ごすことが増える柊月だったが…!?

作品情報

作品名
便利屋アズマは星を数えない 1
著者
一樹らい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344854536
4.7

(78)

(63)

萌々

(12)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
369
評価数
78
平均
4.7 / 5
神率
80.8%

レビュー投稿数10

光と影

便利屋をしているくらいなので、明るく人嫌いしない性格は当たり前なのだとしても。
柊月との出会いの場面での東はとてもノリが軽く見え、さらには相手の戸惑いもおかまいなしでグイグイいく様子から
パワーと勢いで進んでいく系のお話なのかな?と最初は思ってしまっていました。
でも読み進めて東自身の考えがわかってくると彼への印象も変わり、ストーリーの表情もまるで違うものに見えてくるんです。
いい意味で読み手をどんどん裏切ってくれる感じがものすごく好きでした。

柊月のエピソードが加わっていくことでお話の雰囲気まで変化していくのもすごく良かったし、
そのおかげで東が"ただの良い人"なわけではないという部分も知ることができて。
彼らのまだ見えていないところをもっと知りたい!という気持ちにさせてくれたのでした。

柊月の悲しい過去に繋がっている西郷と再会したときはものすごくハラハラしましたが
それでも悪い方向には向かわず、結果的に柊月だけではなく西郷までもが救われるような展開になるのも素晴らしかった!

この先ふたりがどうなっていくのか、そしてまだ明かされていない東の家庭環境のことも気になりすぎる…!
次巻も楽しみにしています。

1

深い..........

はじめましての作家様です。

同じ大学に通うクールな柊月(ひづき)と陽キャで便利屋をしている東(あずま)の2人が出会い変わっていく過程が、ものすごーーーーーーーく丁寧にえがかれています。

【ここからガッツリネタバレしてる部分があるので大変申し訳ないのですが自衛をよろしくお願いします】

BLの主食はハッピーアホエロで性暴力が含まれる作品が苦手で避けることが多いのですが、こちらの作品にはそういった描写があります。にもかかわらず読み始めたら目を離すことが出来ませんでした。

BL読み過ぎによる弊害の「気付いたら読み飛ばしてた、すまん」というのもなく「あれ?」と感じた部分はページをさかのぼってちゃんと確認してから読みました。

痛々しい過去があったクールな柊月くんの変化に目を見張ります。それは柊月くんだけではなくて陽キャの東くんもで、2人が出会ったからこその変化なんですよね。柊月と西郷(さいごう)の関係においてはおきなかった変化です。

西郷がやったことは絶対に許されないことなのだけど西郷にもまた、こんな人物になった経緯があるのだろうなと察することができます。そんな西郷が変わっていく(救われていく)スピンオフ出ないのかな。読みたいなと思ってしまう作者様の人物描写......凄いです。

あとがきに3巻以上は出したいと書いてあったのを目にしたのですが作者様が納得するまで描き続けることが出来たらいいなと思いました。2巻は2025年の冬に発売予定とのこと。また2人に会えるのを楽しみにしています。

あとこれ作品には全く関係ないのですが「西郷」と入力すると真っ先に「西郷どん」と出てきたので笑ってしまいましたwww

1

No Title

人と関わるのを避けて生活している大学生の柊月は、ある日構内で便利屋を営む先輩東に声をかけられる。ゲイだとはっきり告げても距離感の変わらない東は、明るくて鈍感で優しくて。
自分を否定して自ら傷つけてきた柊月を、大事に思い肯定してくれる東。そこへ柊月に暴力を振るっていた元彼が現れて…。
全部を諦めていた柊月が変わっていく様子がとても泣けて、東の中に芽生えていく感情もすごく尊い。めちゃめちゃ良いところで終わったので、続きが読みたすぎる〜!「好きで好きで堪らなくなったら嫌でも溢れてしまうもの」という台詞があるのだけど、溢れ出した2人の想いの行き先が楽しみで仕方ない。1巻はエチ無したけど2巻はラブラブ展開な予感。(先生が3巻まで描きたいとおっしゃってた~!)
ゲイの自分が全部悪いと思ってた柊月、明るさの中にも抱えてるものがある東、暴力でしか愛を表現出来ない西郷。それぞれが不器用で深い。2巻が読みたい!

0

心情の掘り下げ方が上手い!!

自己肯定感の低い受けが攻めに出会い救われ強くなり、愛し愛される切ない救済ストーリーが大好きな私。
こちらの作品はその中でも軍を抜いて、心情の掘り下げ方が上手くて、セリフの一つ一つが刺さるとても素晴らしい作品でした。

一巻ラストでようやく受けからの告白。
まだ何も始まっていない2人の物語を、じっくりと堪能することができそうで楽しみです。

5

表情とセリフに心が震えさせられる。

同人活動の作品から大好きだった先生の作品、キャラの魅力はもちろんのことやはりストーリー構成が本当に刺さりました。

大学内で便利屋を営む快活で人好きのする先輩東×性的マイノリティ故に自虐的なイケメン大学生柊月

1巻は柊月メインのストーリーでした。
中学でゲイであることに負い目を感じる出来事を経験し、高校でゲイであるがゆえに自分を蔑ろにしてしまう経験をした柊月。
自分のことは諦めているのに他人に対しては思いやりのある言動ができる柊月のもともとは明るくて人好きというプロフィールをみて納得したし切なくなりました。
そんな柊月に対して自分も自分の気持ちも大事にしろと熱意をもって説いた東の気持ちを受けてからの柊月と先輩の対峙シーン。
柊月の渾身の叫びがめちゃめちゃ沁みました。
それを受けたからこそ先輩も本当に失恋を悟り、気持ちをこぼしたんだろうな…なかなかのクズな一面もありますが、先輩は先輩で本当に柊月が好きだったのを感じて切なかった…

現状3巻までは続きたい、とのこと!
まだ東の過去も家族もひと悶着ありそうですし、何よりラストでようやく恋が動き出そうとしているので今後の展開も楽しみです!!

7

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