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非blではありますが、主人公ふたりはとある理由により伴侶の関係です。
清いです。
人魚のヴァン、ほんとうのほんとうにあの人魚でした。人魚姫のごとく声を失い愛しい人に会いに行き、そっこうで拒絶されるという悲しすぎる人魚。
もう海には戻れない、助かる方法もない、ただ人間の世界で消費されて生きている。哀れです。
そこに不思議な青年イェンスが現れます。
ヴァンも元人魚というビックリ設定ですがそれに輪をかけてイェンスもすごい。
イェンスの島も不思議だし、イェンス自身も不思議が過ぎます。
不思議に不思議が重なっていますが2人のお話は日常。作物を育てて、魚をつって料理をする。
料理のシーンがとても丁寧で料理お好きなんだろうなぁ…と思わずにはいられないです。
丁寧な暮らし、というよりは2人の生活を丁寧に描いている作品です。まだイェンスの気持ちは同情からくるものに見えますが、愛に変わっていくのは自然に思えます。
時間をかけて関係性を育む展開を期待します。
webで連載されてたときにこの作品を知り早く単行本にならないかな〜〜!って思ってたのですぐに購入しました。
(本当は紙媒体で欲しかったのですが家族にバレたら気まずいなと思い先に電子書籍を買いました。紙は箔押しらしいので紙で買えるなら紙をおすすめします)
透明感があって澄んだ空気を感じれる作品で疲れた時に読みたい作品かなと思います。
BL!というよりはまだブロマンスに近いかなという感じがしますが愛の物語なのでこれからどのように二人の距離が近づいていくのか楽しみです。
二人で生活するにつれてヴァンも笑顔が増えてかわいいし食い意地がはったイェンスもかわいいです!
イェンス×ヴァンで合っているんだろうか少し不安です…
1巻だからまだ序章で、ほぼほぼ特殊な舞台設定や状況説明と食べ物の話。
ストーリーとしては、2人が出会い、少し心を通わせ一緒に住むようになったところまで。
物語が動く気配が微かにしたくらい。
ファンタジーなので世界観を大事に丁寧に描かれた1巻という印象です。
のどかな背景が季節感もあり美しい。
そこで採れる食材やそれを調理して食べることの重要さや楽しみが詳しく描かれる。
食べることが大好きなイェンスがなんでも食べ物にたとえるのがおもしろいですね。
欲を言えば、1巻とはいえもう少しキュンや萌えどころがあると盛り上がるなぁと思いました。
元人魚のヴァンとイェンスがどんな伴侶になっていくのか楽しみです。
本郷地下先生、すごく好きな作家さまです(〃∇〃)
新作は電子サイトでは女性漫画カテゴリーに入ってます!
作品タイトルやあらすじからお分かりかと思いますが一方のキャラ、ヴァンのモチーフは「人魚」です
最近富に人魚関連作品が増えたような…?市場の流れ的な所ってあったりするんですかね???
童話モチーフってその普遍性があるからこそ愛されるし、肉付けや逆に削ぎ落す事で新たな境地に達する事もあるのが奥深く、創作の醍醐味なのかも知れませんね
読み手としても自分の中にある原風景のような世界に新たな彩りや刺激、またそのものの郷愁に駆られたり、、、と感性を触発され生まれる自分だけの感情を味わえるのがエモーショナルな所かと思います
主要キャラの一方が人魚モチーフという事でセリフが限られます
その代わりにストーリーテラーとなるモノローグが上手い具合に配されて場面転換をして行ってくれるのが複雑なオリジナリティある世界観の物語を読み解く手助けとなってくれているように感じます
つまり、私のようなまだまだファンタジー慣れ途中な読者でも読み易い‼
更にこのモノローグを語ってるテラーが後に明かされるのも、とってもファンタジーの楽しさがあって可愛らしくほっこりしました(ღ˘͈︶˘͈ღ)
そしてもう1人のキャラのイェンスにも設定が用意されています
こちらは「黄泉還り」ですね
この黄泉還りもファンタジーではロングセラーなテーマなのではないでしょうか?それだけ愛するものを失う喪失感と済生・済世への人間の抱える感情が大きい事の表れなのでしょうね
それぞれに宿命めいた抗えぬ不条理を抱えながら出会った2人
そんな2人が共に過ごす迄を振り返っていくのが1巻です
切なさやシリアスな雰囲気もありますが苦しさが先行する雰囲気が強い訳ではありません
むしろイェンスの強い安定感ある”太陽感”がとても優しく包み込んでくれますし、2人が島に渡ってからの生活はとても穏やかです
そして何よりイェンスのキャラの一面に「食い意地が張っている」というのが用意されているのがおもしろいッ!
食いしん坊なだけではなくその欲を満たす為の料理の腕も高いので、すっごく美味しそうな料理が続々登場しますので、是非読まれる時には空腹時は避けた方が宜しいかと…wきっと刺激されてお腹の虫が鳴いちゃいますょ(*´༥` *)グゥグゥ…w
そして元人魚のヴァンも言葉は発せないし、大仰な表情を見せる訳ではないけれど、それでも少しずつ豊かになっていく表情が大変愛くるしく目が離せません
徐々に明かされていくこの世界のお話し
閉ざされた島で肩を寄せ合い、動物たちとかつての思い出と暮らす2人の物語
とても美しい世界が広がっています
次巻が待ち遠しいです(ღ˘͈︶˘͈ღ)