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表題作クローゼットにお星さま

阿武 苑人
星の取引先の売れっ子デザイナー、オープンリーゲイ
星 利哉
印刷会社の営業マン、隠れゲイ

その他の収録作品

  • 描き下ろし:Little star in the closet(9P)
  • あとがき

あらすじ

目を惹く容姿や首元のアザに集まる視線が、息苦しくて怖い――過去のトラウマから、ストレスを抱えると花弁のように広がるアザに悩む星(せい)。普段は地味メガネに首元までスーツを着込み、隠して過ごしている。そんな彼が想いを寄せるのは、取引先のデザイナー・阿武(あぶ)。ゲイだと隠す自分とは違い、オープンで人タラシのイケメンだ。ある夜、ストレス発散で訪れたバーで阿武と遭遇! しかも星だと見破られてしまって…!?

作品情報

作品名
クローゼットにお星さま
著者
風緒 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610134
4.1

(26)

(14)

萌々

(4)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
106
評価数
26
平均
4.1 / 5
神率
53.8%

レビュー投稿数5

優しさいっぱい

浮気現場に遭遇…もこう来ましたか!!な始まり!!

阿武さんの人たらしっぷりが優しすぎてズルさすごい。
恋する切なさ、踏み出せない切なさに胸がいっぱい。
不安が募ると痣が広がってしまうのはファンタジーに感じるけど、
良いスパイスになってました。

それぞれのトラウマを昇華して恋が深まってく
じれじれもどかしさも良かったです。

できれば!できれば!!!初夜も見たかったな……
星さん目線?話の構成上、描かれないのは分かるんですが!
初めての反応を大事に思っているので。

可愛さや癒やしもたっぷりで、勇気が素敵なお話ではありました。

1

クローゼットの中に差し込む星の瞬き

【人を好きになるってこんな幸せな気持ちなのか(星)】

エロス度★★★★★★

おやおや。大人同士の非常にめんどくさい恋模様がとても焦ったくて最高ですね。

阿武と星が紡ぐ祝福の恋物語で、星の体にある痣が彼の精神的なトラウマの象徴であるのが印象的で、その痣がきっかけとなり片想いしていた阿武と体の関係を築きひと時の快楽・求められる幸福に溺れる星がたまらなかったです。

オープンで人タラシの阿武の抱える心の隙間、本当の自分を閉じて偽りながら生きる星の反対だけど根源の渇望は似た者同士の恋模様がとても刺さり、恋に臆病な星を絶対に逃がさない阿武の執着が結んだ勝利に拍手を送りたい。

0

No Title


ストレスを抱えると首にあるあざが濃くなるという体質を持つ星。取引先の阿武さんに片想い中。

ある場所で偶然会って、提案されて2人の関係が始まるんだけど…。阿武さんがとにかく人がいい。ものすごく親切!星はどんどん好きになってしまうよねぇそりゃ。

こういう優しくて親切すぎるパートナーがいたらたしかに心配だなぁ星がだんだん自分の想いを抱えきれなくなってしまうのが切なかった…!それにあざもね…。あざの設定ちょっと変わっていて面白かったです。阿武さんにもある秘密?(過去)があって…ラストはこの2人が出会って本当に良かったなぁと思うお話でした✨

0

作画◎でストーリーは薄味

まず!作画が天才です。ずっと綺麗。全ページ綺麗。女性キャラも嫌味なく美人で良き。

ストーリーは、幼少期からのトラウマでストレスがかかると?(ここはストーリーの中で明らかにされます)首元のアザが濃くなってしまう受ちゃんと、優しすぎる攻くんの取引先ラブ(オフィスラブの亜種)。

二人とも素敵だし、ほんとにずーっと作画が綺麗で読みやすいんですが、それだけというか・・・。大きな混乱もなく、淡々とストーリーが進んでいきます。もう一悶着あればよかったな、と思います。

0

淡々と読み進めるトラウマもの

阿武×星


ゲイとしてのトラウマや葛藤だと思いきや、
ゲイとはとは無関係な感情の傷だった。


トラウマを抱える隠れゲイの星が、
片想いするのは取引先のオープンリーゲイで陽気で優しい阿武。

好きになることや、好かれることに恐れを抱く星、
阿武との関わりの中で少しずつ解放していく。
2人が恋を通じてお互いのトラウマを埋め、傷を乗り越えていくお話。

星の背負う心の重たさが伝わってくるものの、
全体的にはそこまで重苦しい雰囲気ではなく、淡々と読み進める。

シリアスで現実感のある作品なのに、
星の首に浮かぶアザが心の状態で変化するというファンタジー要素がリアルさを欠いて、
個人的には感情移入しきれない。

阿武が星のアザを消すために始まる2人の体の関係。
恋としての関係ではないため、
阿武の愛情に包まれるような温かさや救いを、読者は一切感じない。

阿武からの「好かれる」という感情がないからこそ、
安心していられる星だが、
阿武への「好き」が膨らむばかりで、苦しさしか残らない。

最後まで明かされない阿武のトラウマ。
予想外の展開ではあるけれど、切なさが薄く、
その心の傷が星によって埋められるような関係にも繋がっていない気がして・・・、
もう少し阿武の内面が深く描かれていたら、
2人の関係性にもっと厚みが出たのではないかと思う。

何よりも2人の幸せそうな姿を見て、
安心できて良かったです。

4

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