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表題作シグナルレッドベイビー

和美,歌舞伎界期待の若手,立役
笙吾,歌舞伎界名門一家,女形

同時収録作品シグナルレッドベイビー

将宏,元歌舞伎役者,俳優
大希,六代目桐山宗近,歌舞伎役者

その他の収録作品

  • ある日のみなさん
  • あとがき

あらすじ

笙吾と和美は、歌舞伎の世界で全てを共にしてきた幼馴染――――だった。父との疎遠ゆえに「自分は人に愛されない」と思い続けた笙吾。でも和美だけは違う。いつも傍にいた。我侭で強気でも笑ってくれた……出生の秘密が笙吾を揺るがすまでは。激しい愛が無垢で頑なな蕾を”華”開かせる――
梨園愛・開幕、甘い描き下ろし付。
出版社より

作品情報

作品名
シグナルレッドベイビー
著者
北上れん 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862633637
3.5

(46)

(7)

萌々

(16)

(19)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
158
評価数
46
平均
3.5 / 5
神率
15.2%

レビュー投稿数18

とにかく絵が好き

北上先生の絵が古典芸能の世界で見れるとあっては読まないわけにいかない!

一作目は、歌舞伎の名家の一人息子として生まれ、幼い頃から師匠と弟子以上にはなれない父子関係に寂しさを覚えていた受けと、そんな受けを父親以上に近くで見守り続けていた従兄弟の攻めのお話。
自分の価値は歌舞伎にしかないと思い込んでる受けに、歌舞伎を切り離した世界も見せてやりたいと思う攻めと、そんな攻めに見限られたと落ち込む受けの気持ちのすれ違いが切ない。

二作目は一作目の主人公・笙吾の血の繋がった父親・将広と父を早くに亡くした歌舞伎役者・大希の話。周囲の反対を押しきって父親の名を襲名した大希の言葉で、笙吾に実父である自分の名を継がせた育ての父の真意を知り、将広が救われる、というお話でした。

将広が笙吾とその母を捨てた経緯など、多少もやっとするところはありましたが、期待通りの北上先生の綺麗な絵を見れて、満足でした!

0

従兄弟という身近な関係

このお話はお相手が従兄弟として、幼なじみとして、ずっと支えてくれてまさに理想的な従兄弟もの。
歌舞伎業界ものなので少し特殊設定なのですが、すんなりと楽しめました。

家系の関係が少々複雑で、そのせいでか主人公が必要以上に卑屈になっているのですが、そんな主人公を従兄弟である攻めは暖かく見守って支えてくれます。まさに猫っかわいがりという感じ。
本当に主人公に対して甘あまなので、ひたすら主人公が甘やかされるお話が読みたい時におすすめだと思います。

カップリングがとてもツボに入ったために、ストーリーが少々オチも含めて弱いかな、と思ったのが残念でした。
もっとガッツリ一冊読みたいと思いました。
しかしサブで入っている脇カップリングも素敵でした。

カップリング的にはどっちも甲乙つけがたい感じです。こちらは大人の関係というお話ですね。
こちらもまた、一冊で読みたいカップリングでした。

1

お父さま可愛い(*´Δ`*)

絵が好きすぎるーっ!!!
ほんっと綺麗です♪

笙吾が出自の真相を知ってどん底に凹みまくりつつ和美を想うシーン&かっさらう和美が大好きです(〃艸〃)ムフッ
あと別カプの背中抱かれて匂いかいで寝ちゃったあたりとかw

それにしても笙吾パパ…最初は厳しい方だと思いきや…ワンコのようだw
特にオマケ漫画での父上可愛すぎるー(((o(*゚▽゚*)o)))
イメージが180度変更されますよっ!!!
1番可愛いんじゃないかとっ(`・ω・)bグッ!

0

切なさと甘さと

父との繋がりは歌舞伎しかない。
だから笙吾は芸事に没頭した。ひたすらに努めていれば、その時だけは父はこちらを向いてくれる───。

遠い父との関係、何も持っていない自分。
何かを求めることを諦めている笙吾の唯一の存在、和美。
それだけは零れていかないで。そう願う笙吾が切なく悲しいです。

最初から何も持っていないと思えばいい
価値なんてないんだ
隣に来て 俺の手を取って 和美

笙吾が心でつぶやく、切ない思いの数々。
どんな思いでいたのか、笙吾の心情を思うと苦しくなりました。

だけど、ちゃんといるんです、和美は。
笙吾の切ないつぶやきを、まるで聞こえていたかのように言葉にする和美。

ちょっとやそっとのことじゃ離れないって言ってんのに
俺がいてやるから 泣くな
捨てなくていいんだ、笙吾

すくい上げる和美の優しさ、男らしさ、そして深い愛に涙です。
だって小さい頃から、和美が一番寄り添って護ってきたんだもんね。

切ない言葉と甘い言葉の数々が胸に染みました。


もう一個のお話は大希と将広さん。
大希がかっこいい。そのかっこよさに将広は惹かれたんでしょうか。
いじらしく健気でだけど臆病な大希。

将広は案外寂しがり屋だと思うの。
執着してくれないのが気に入らなかったのね。

和美と笙吾のあまあまっぷりも垣間見れて良かったです。
いってきますのお手てぎゅー。大希がいなかったらチューもだそうです、ごちそうさま。

書き下ろしは色んな意味で笑った。
笙吾父よ、あんたおもしろい人だったのね。
和美ちゃん、マーキングしすぎ。
大希、うろたえすぎ。
将広さん、少し黙りなさい。
笙吾はずっとそのままでいてね!

0

不器用さがいじらしい

歌舞伎の世界を舞台にした従兄弟同士のカップルで、和装姿のキャラクター満載のコミック。
北上さんの描く今回の攻め・和美は天然系ではなく、受け・笙吾に対する想いが真っ直ぐで包容力がある。

幼い頃から父親・行臣との絆を求めて歌舞伎の世界に没頭してきた笙吾と、そんな笙吾の事をそばで見ている和美。
この親子の歯痒い関係を見ていた和美は、いっその事笙吾と歌舞伎の世界から切り離してでも守ってやりたいという考えで彼を想っている。

笙吾があるきっかけで本当の父親は今まで叔父として接していた将宏だと知り、呆然としている時に和美がその真っ直ぐさで抱きしめてあげるシーンはなかなかの胸アツ。
笙吾をかっさらっていくなんて、まるで駆け落ちシーンみたいだった。

結局は行臣も自分から距離を置きすぎて、歌舞伎を通じてしか息子や周りの人達に愛情を表す事ができない不器用な人なんだと分かり、無事に親子として距離を縮める事ができた様子。
そんな行臣父さんは、巻末のおまけ漫画が相変わらず他のキャラと比べて不器用な様子が可愛い(笑)。

今回の北上さんのコミックは、短編と違ってある程度のページ数を取っているせいか話の筋が掴みやすくなった気がしたが、他の人のレビューを拝見すると、まだ自分の読み込みが足りない部分も残っているんだなぁ…てのを実感する。

作中に、行臣と将宏の関係に笙吾の母・琴子が関わってくるのをさりげない一コマで仄めかす部分があって、それに気が付くと今の将宏と今の恋人・宗近の関係よりも彼らの過去のほうが気になってくる。

1

表紙買い!

「ひとり占めセオリー」を買いに行った時に隣にあり、表紙の絵も気に入ったのと、同じ北上作品という事もあり購入してみました。

全編を通して、歌舞伎界のお話です。
ちょっと血縁とかややこしい部分もあるのですが、ちゃんと家系図が載っているのでそこですっきり整理できます。

まず、幼馴染みカップルのお話が1冊の三分の二を占めています。

私が心魅かれた表紙に描かれているカップルがそうです。

ちょっと親の代が複雑で、孤独と不安に常にさいなまれている受け様を一途に想い続け、支える攻め様。
実は攻め様の執着&独占囲い欲のせいで、受け様と(育ての)父親との距離がなかなか縮まらなかったんじゃ・・・という気もしますが、でも最終的には(育ての)父親と受け様は互いの誤解が解けて距離も縮まり、そして受け様は攻め様から確かな愛を与えられることによって、ようやく孤独や、周りから「いらない・・・」と言われるかもしれない不安から解放され、大団円となり一安心な結末を迎えます。

もう一つのカップルは、受け様の実父と、歌舞伎役者さん。
こちらは大人のカップルという感じで、攻め様も受け様も大人の色気が漂っていてとても素敵です。
私的にはこちらのカップルの方が見ていて萌えるし、大好きです!!

1

全部の扉絵をカラーで見たかった

歌舞伎の世界が舞台となり、着物姿・浴衣姿だけでなくスーツ姿まで堪能できる目に嬉しい作品となりました。

父親を師として尊敬しているため、父子としての情の薄さを芸に昇華させることで納得してきた笙吾。
心の隙間を全て和美が埋めてきたせいか、弱さを上手くさらけ出すタイミングを掴めないまま、足の怪我からぽろぽろと剥がれ落ちてゆく様が健気で優しく染み込んできます。

ひとつひとつを冷静に考えて整理していく姿は彼なりの防御法なのかと切なくなりました。

そして宗近編。
閉鎖的な世界の中で敷かれたレール。
自分の役割・為すべきことが分かっている故に深みに嵌りたくない。
刹那的な関係に縋りながらも宗近が自分を作ったりせず、ニュートラルにいられるのが素敵だなと思いつつ、将宏の前では一歩下がりつつも少し背伸びしてる感もあって、カッコ可愛いなと素直に思えます。

寝落ちの土下座がインパクト強くて可愛らしさが先に立ってしまいますが、二枚目自覚してる宗近の腹を括った最後の台詞にときめかずにはいられませんでした。

2

最近ワイドショーでもお馴染み歌舞伎もの

正直、歌舞伎の世界はわかりませんが、跡継ぎとかいろんな問題があるのは
名門という世界では当り前なのかな。

今回もその跡継ぎのお話で。
父親に稽古以外で殆んど接してもらえず、いい子ちゃんを演じてきた笙吾。
実は本当の父親ではなかったというお話。
まぁそれを知っていた従兄がその分の愛情を笙吾に与えてたんで
ショックだったけれど立ち直ってます。
後から知ったことですが、養父も自分のことを嫌ってたのではなく
どう接していいか分からなかっただけで、今ではその分、息子にメロメロになってます。

それよりも実父と養父なんですが過去になにやらあったもようで…
(そっちの方が息子達よりも大いに気なる)
もしかしてこの2人は跡継ぎ問題の為に恋を諦めたのか?
実父の方は養父に対して何らかの気持ちはあったように思えるのですが
その逆は???
でも今、実父には大切な相手がいるようで…
養父にまだ気持ちを持ったまま、その頃今の相手とそうなったのかな??

ん~、今更養父とどうにかなって欲しいとは思いませんが、
その頃の感情とかちょっと気になってます(^^;)

1

和美が好きだ~

北上れんさんの絵柄って、失礼ながらあまり好きではないんです。なんか時々構図がおかしい時があるような…。いやいや、失礼なコメントでスミマセン。。

しかし!私は北上さんの作品って内容がすごく好きなのです。ワタクシ的萌えどころ満載です。特にこの『シグナルレッドベイビー』は北上さん作品の中で一番好きです。

梨園が舞台なのですが、みなさんおっしゃられているように「なんちゃって」です。ただこの梨園設定ゆえに、笙吾と笙吾 の育ての父である生臣との複雑な関係が生きてくると思うのです。世襲制のために後継ぎがどうしても必要、とか。周りを見渡せば同業者は親戚ばかり、とか。少し特殊で閉鎖的なバックグラウンドがこのお話には必要であったと。

「実子ではないのでは?」と周りから勘繰られるほど、息子に対して余りにそっけない態度をとる生臣。それでも芸をきちんとこなしていれば父親に認めてもらえる。そこでしか自分の存在意義を認められない、と芸事に打ち込む笙吾。
途中までは生臣に対して、「実子じゃないから?」とか「冷たすぎ!」と思っていたのですが、生臣の笙吾に対する愛情の深さが徐々にわかってきてぐっときました。さらに、描きおろしの生臣パパが良いっ…!こんなキャラだったのかあ~と。可愛いです。

もう一組・将宏×宗近。
宗近がネガティブで可愛い。和美×笙吾がメインのお話の時は将宏ってあまり好きじゃなかったんです。ちょっと自己中すぎやしませんか?という感じがして。けれどもその強い押しで、宗近の不安を消しちゃう。なんかちょっと素敵に見えてしまいました。

けれどもやっぱり和美が素敵。笙吾の孤独や強がりをまるっと包み込んで見守ってて、けしてごり押しはせずに笙吾の気持ちを尊重する。そして笙吾に対するあの執着心もよし。めっちゃツボな攻めさまでした。笙吾が自分の出生の秘密を知ってなんとか保っていたバランスが崩れかけたときに、和美が笙吾に会いに行くシーンがね、もうきゅきゅーんときました。

気になったのは将宏と生臣の若かりし頃の話。うん、将宏は生臣のことが好きだったよね。生臣も将宏のことが好きだったはず。でも生真面目な生臣は男同志という壁を越えられなかったのでしょう。

と推測しました。北上先生、どうか若かりし日の二人の話を描いてくだされ~~。絶賛切望中です。

2

梨園っぽく

歌舞伎の世界の話ですが、でも歌舞伎のシーンも殆ど出て来ないし
まぁ、「なんちゃって」です(笑)

名優である父親に愛されたい笙吾と、ずっと彼を側で見守っていた従兄・和美、
幼なじみの歌舞伎役者二人の話です。

もう一つ番外というか、元歌舞伎役者の将宏と、
曰くのある宗近という名を継いだ歌舞伎役者・大希の話も入っている。
こちらの大人組の話では、とっくに体の関係はあるのに
相手にのめり込まないようにする大希がいじらしくて、キュンとしました。
大希が、攻めっぽい容姿と雰囲気なのも好み。

この俺様な将宏と笙吾が親子って、似てないよね?
もっと育てば違うのか!?と想像を巡らせている大希が、可笑しくて笑えました。
いや、私も同じこと考えてましたよ(笑)

設定も好みだし、絵も綺麗だし、着物姿は色っぽいし、時々コミカルも悪くないけれど、
でも話自体は無理もあるけど平凡で、それほど掴まれないかな…
それにしても、このカタカナのタイトルは何でかな?と思う私でありました。

2

絵は好きでした

北上れん先生3冊目のコミックスです。前の2作品は短編集でしたが、こちらは初の連載もの。

歌舞伎ネタですから、着物姿の美しい男の子や素敵なオジサマがわらわら出てきて、目の保養になります。とってもセクシーですよ。

内容は、特別書くこともなく(笑)ご本人もあとがきでおっしゃってますが、色々アラがねぇ…。あとは毎回だけど、この先生の特徴なのかな?心理描写がうざったいのよ。これ治した方がいいと思うけどなぁ。

評価『中立』にしようかと思ったけど、宗近と将宏にちょっと萌えたし、エッチシーンは色っぽかったし、書き下ろし漫画の親父が可愛かったので、おまけの萌評価です。

2

近過ぎるから怖い愛情

 【是】のファンブックで初めてお見かけし、【ひとり占めセオリー】で一気にファンになった北上れんさんの、初めての連載だったこちら。
 1冊丸々表題作品+描き下ろしがあります。

 私にとっては聞き慣れない見慣れない歌舞伎・梨園の世界です。
 他の方も仰る通り、私も一度では全ては解釈出来ませんでした…ちょっと分かり辛い感じです。
 ただ、北上さんの描く男性は本当に魅力的で、それに日本伝統芸の歌舞伎がプラスされて、どれもこれもまぁ艶が増す事この上なし(笑)
(※最初のページはきっと雑誌ではカラーだったのでしょうけど、単行本では当然そうではなく…あのメイクの2人を見たかった!残念)

 少し幼顔で家庭環境に少々難有の笙吾と、6つ年上で同じく歌舞伎役者の従兄・和美のお話。
 お互い小さな頃からずっと一緒で和美が笙吾の手をひいてあげて、人付き合いが苦手な笙吾は和美には慣れ親しんでいます。
 笙吾の師匠は父ですが、それは実父ではなく育ての父。本当の父は、その従兄にあたる人だった――と話が進み、笙吾の心が閉ざされるんですが。
 その後、和美の愛で笙吾の心は落ち着きを取り戻し、義父との関係も徐々に良くなる…という話にはなりますが、どうにも笙吾が聞き分けが良い気がして腑に落ちない。

 父が自分に優しくしてくれないのは血の繋がりがないから…という事実はあまりに衝撃的なのに、笙吾の苦しみが和美によってあまりにも簡単に浮上した気がするのです。
 それ程和美の愛は凄いんだと思うには説得力が足りない気がするし。
 笙吾と和美の恋愛を描くのに、その部分を掘り下げ過ぎなのも中だるみしちゃってダメかもしれませんが、折角笙吾が若くして影のある男(っぽい)んだから、もっとこう、黒い部分も欲しかった気がします。

 けれど最後は恋も親子関係もハッピーエンドになるし、私にとってはちょっと帳消し(笑)
 ノーマルな方が相手を好きになる過程が
「え、いつの間に?展開早くない?」
と思う作品って、ページの関係上なのか多い気がしますが、笙吾は何故自分が和美を欲するのかという流れが自然だったので良かったです。

 同じく表題作品でもう1カップルのお話も。
 歌舞伎役者で親戚関係にあたる宗近と、元歌舞伎役者で俳優の将宏。
 いやー…将宏のオヤジ攻めにちょっと興奮(笑)新しい自分的ポインツ発見(笑)
 作中にチラホラ宗近の事を「愛人」と描いてあったりしたんですが、コレって本当に将宏が結婚してるという解釈でいいのでしょうか。
(※何となく自分的にはオフザケでそう呼んでいる風にしか思えず。)
 コレはコレで私の目がギラギラになる感じでしたが、宗近が体の関係にすんなり持ち込まれるのが急過ぎる気が。

 踏み込むと離れてしまうんじゃないかと言う恐怖が強すぎて、目の前の愛情をしっかり掴み切れずに揺れる感じは良かった!!

 …と、割と疑問点も多いのはありますが、何と言っても北上さんの画の綺麗さ(バランスがたまに崩れる事もありますが)と、デフォルメの可愛さ(多用し過ぎるのもダメですけど)にキュン。
 あと、妖艶な表紙の2人に骨の髄までヤラレマシタので、神決定です。

1

頭の整理が必要

読み始めてすぐに頭がこんがらがりました。
誰が誰? どういう関係やったっけ?
1人ずつ整理しながら読んでいくんで、ピャーっとは読めなかったです。
でも、お話はきちんとしてるので、苦ではありませんでした。

お互いを大切だという感情はあって、それが「好き」って事なんだと先に確信しているのは和美。
和美がその気持ちを持って笙吾の側にいたからこそ、不安の中にあった笙吾も自分の気持ちに気づけたんだと思う。
「待って受け止める、というか奪う」和美、男前。

和美が笙吾の手を取って駆けるシーン。カッコよかった。
その勢いのままエチへ。
うん、ドラマチック。
燃えるエチに萌え。

将宏×大希カプ

将宏叔父さんシブくてステキ。
もうすっかりカラダの関係が出来上がってる2人ですが、なかなか踏み込めなかった、
ほんとのトコロ(心的なもの)までくっついて行こうぜ。って叔父さんやっぱり男前すな。

《ある日のみなさん》での生臣お父さん、イメージ随分かわってカワイクなってた。
“新しいお母さん”“正しいお母さん”が笑えました。

2

家系図ついてます・・

「芸道に専念し邁進し続けていれば、父親も、そして幼馴染である従兄の和美も手を離さずにいてくれる・・・」

父親との確執ゆえに誰からも愛されないと思い続ける笙吾は、はっきり言っていじいじ天然君です。すぐ側にいつも自分を暖かく見守り手を差し伸べてくれる和美がいるというのに!もう押し倒しちゃえよ!和美!と何度思ったことか・・・

前半の笙吾にかなりいらいらしてしまいましたが、後半和美と気持ちが通じてから雪崩れ込むエロシーンの乱れっぷりが・・・可愛いよぉ。
う~ん、浴衣って色っぽい^^

描き下ろしで思いっきり和美に超マーキングされてて(気がついてない?)笙吾も天然入ってて好きです。

しかし家系図よく見ないとちょっと読みでは分からない関係の皆様でした。

2

結構好きな話でした。

意外になかった梨園BL。
CP的には、割と王道でした。しかし、家族構成が1回で理解できませんでした・・・(爆)
「こんなふうに誰かに求められることはないと思っていた」と言っていますが、男に求められていることに疑問を持たないのかと思ってしまった。
でも笙吾は可愛いですね。新婚生活とかいわれているのに、きょとんとしているし。こういう受けは大好きです。
でも私は宗近が一番好きです。もう少し将宏×宗近がみたかったです。
なんか宗近が素直に聞けなかったのも可愛いし、将宏も話を聞いてほしいからわざと宗近の家で重大な話の電話をしてたわけですし、大人組のほうが可愛いと思いましたね。

1

宗近兄さんが男前だとおもいます(*ノノ)キャ-

作者さん買いです~。
あまり特殊な設定が得意ではないので、歌舞伎かぁ・・・。どろんどろんしてたらどうしようとおもいつつ、購入!舞台は歌舞伎だけどふつーにラブコメでした^^ 

表紙の表情が渋いのでお家騒動でギスギス、話が痛そうなイメージがあったのですが、お家騒動なんつーものはなく、ツンな主人公がお父さんとウマく行ってなくて、尽くし系攻めが傷付く受けをみてられないぜっ!そんな態度ならおれが頂いてくぜっ!っ的話。(ざっくり過ぎ・・・。)うまく行ってなかった親子関係も攻めが受けを一時的に?奪ったおかげで一気に解消。うまくいきすぎ?って気もしないでもないけど、こういう良い感じのエンドもいいですね~。大歓迎♪

もう1カップル入ってたんですが、最初のカプの脇役で出ててた2人のお話。こっちはちょっと大人っぽい感じでした。(なにせもう身体の関係がある状態からのスタートなので~。)愛人?→恋人へって話なのですが、受けの宗近兄さんがカッコ可愛いのが(・∀・)イイ!ステキ(*ノノ)キャ-

書き下ろしのある日のみなさんはくっ付いたカプのラブ満開&オバカな感じが楽しく読めましたw 北上れんさんはこの作品がはじめての連載だったみたいですがそんなの全然分からないくらい面白かったです!
イケメンばっかだしw絵もカッコイイし、ちょこちょこっと入る箸休めのようなちょいギャグも(・∀・)イイ! さらっと読めて面白い!買って良かったです^^

2

やっぱり一緒が一番だよね

北上れんさんの絵柄が好きで購入ー。
「ホネヌキにされたい」を読んだ時にキュンキュンしたので楽しみにしていましたよー。

今回は歌舞伎の世界のお話です。
出てくる人みんな役者。みんな役者。イケメンばっかりだぜ!

ショウゴとカズミは6つ差ということで、いつもショウゴが年下扱いされて嫌がってるのか、と思っていたらそうでもなかった。
むしろそれを喜んでいたし、そこに繋がりを感じていたり、安心感をもてたりしてたみたい。
ショウゴの親子関係が複雑なだけに、カズミがそのことを哀れむなんてことがなかったのが
良かったなーと思います。
むしろ俺だけを見ろ!という執着心の現れ?
最初に、カズミが起こったりスネたりするところを見せてくれるのは俺だけ、と言ってたのですが、
ショウゴがカズミだけに示す感情や表情というのがカズミが独占したかったのか?
いや、そうだろう。ゼッタイそうだろう。
カズミはショウゴだけを可愛がってるみたいですね^^

最後の方にオヤジがでてきましたよ!
素晴らしいかな番外編☆
この番外編がキュンキュンしてたまらなかった~!
この二人いいな!!

3

オヤジをもっと!

表紙イラストの和服を見て「遊郭モノか?」と勘違いしていたのだが、ふたを開けてみれば歌舞伎の世界、梨園モノであった。
これは少々好みが分かれる作品ではないのかと思う。
北上信者であれば難なく受け入れられるだろうが、そうでない場合、バックグラウンドが重すぎて入り込みにくい設定かもしれない。

とは言うものの、なんちゃって梨園ではあると思うので(本格的過ぎるとBLとは言えない)ストーリーは恋愛が中心・・・のはずなのだが、受けの笙吾がすごいファザコンで、出生の秘密やらも絡んできて、やや昼ドラ風味な印象も受けた。
メインカプは愛されなかった子が愛を求めるという、わりと王道な話だった。

それよりもメインの2人よりも気になってしまったのは、笙吾の実の父親である将宏の存在。
従兄である生臣(笙吾の養父)の妻・琴子とデキてしまったために笙吾を手放す羽目になるのだが、琴子一筋であるのかと思いきや、若い男の愛人がいるというからちょっと驚いた。
そして生臣とは昔に何やら感情のもつれ的な出来事もあったようだ。
推測するに従兄の生臣を愛していた将宏は、その気持ちに応えず身を固めようとした生臣への当てつけに、彼の婚約者である琴子と関係を持った・・・・・・。
などと、思わず妄想してしまったが、こちらの方が面白そうだ(笑)

もしこちらを掘り下げてくれていたのならば、個人的な評価は上がっていたかもしれない。
あくまで個人的な評価であるが(;´∀`)

2

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