特典付き
大好きで堪らない 親友とセックスする 背徳的な日々。 【拗らせ執着攻め×恋を知らないビッチ】 不器用な元同級生二人のジレンマラブ
【もう他の奴とはシなくていいじゃん・・・って言えたら・・・(里歌)】
エロス度★★★★
おやおやおやおや。
恋心がわからない親友に片想いをしながらSEXする関係を続ける攻めの心情の切なさが刺さりますね。
拗らせ執着系男子・里歌と恋が分からないビッチ・慶一が紡ぐ祝福の物語で、他人から見たら理解できない関係ですが、本人たちにとってはお互いの存在が手放せないくらい特別・・・これで付き合っていないとは、かわいいですね。
2人の親友・実に恋をする夕が現れ、慶一に説教したり、里歌の痛い所をど突いたりしますが、その外的な刺激によって体の関係のまま停滞していた時間が動き出すのがたまりません。
しんどかったが好き。恋とか愛って本当に何なんだろう。2人にとってのベストな形であれば……色々考えてしまった
実がいてくれてよかった。2人をずっとそばで見守ってくれている友人って貴重だよね。
慶一を何かにカテゴライズすることは簡単だけど、人はそんなに単純じゃないよなとかでも里歌のしんどさもあるよな…とか。ずーっとぐるぐるしていた。
でもどんな関係であれ、2人でいる以上は言葉にしてお互いの気持ちを話さないとね!夕は一石を投じるいいキャラクターだったなと思いました。2人のこれからとか色々考えたりしてしまって余韻がすごかった。
こじらせてる執着攻め、最高!!! 試し読みで気になって購入しましたが、大当たりでした。
主人公の里歌が、高校の同級生・慶一への想いを10年こじらせている物語です。お互いに特殊で特別な関係が続き、嫉妬がちょこちょこ挟まれる展開が絶妙!
この慶一という男、つかみどころがなく、可愛いのに性に奔放。性的接触に特別さを感じないタイプで、もう読者も里歌にシンクロしてハラハラさせられます!あっちでもこっちでもハラハラ!里歌さん、10年もこれに耐えてきたなんて、不憫!!
そして、そんな里歌を支える実(まこと)もいい子。さらに、実のバイト先にいる芦原くんも真っ直ぐでいい子!芦原グッジョブ!ありがとう!ありがとおおおおお! 気持ちを言葉にすることの大切さが身に染みます。
不憫で健気な執着攻めが好きな人、必見です!!!!
不憫で健気なヘタレ攻め!
隣にいたくて心を押し殺してのモダモダ
10年間の拗らせっぷり!!
体の関係はあるけど、セフレじゃなく親友!ってのがこれまた苦しくて切ない。
絶妙にお互いの感性にズレがあり頭が痛くなる。
ただでさえ慶一が何を考えてるのか奔放すぎて分からないのに
里歌と慶一の共通の友人・実、慶一に何かと絡まれる実のバイト先の後輩・夕も登場し、
四角関係!?え!って楽しさもあって、慶一のあけすけで共感性のなさと共にハラハラされられました。
ストレートで物申してくる夕のおかげで
これまでの均衡が崩れて、二人なりの答え、唯一の関係に行きついて良かった!
名前は付けられないけれど、二人だけの繋がりって良い!!
すれちがってた分、「好き」をたくさん伝え合えるようになったえちは多幸感特別感がすごくて胸いっぱい!
里歌は慶一の縛られなさとか何かに惹かれてたから
触られても不快じゃなかったんだと思うんですが、
触られて平気だった以外の慶一の良いところをもっと知りたい!!
お話は、透明感と切なさと詰まっててキュンキュンして
個人的にはドストライクだったんですが
「執着攻め」「背徳感」と謳われてるのは、ちょっと違うなぁと思うところもあり、
その煽りで期待して読むと、ん?となってしまいそう。
確かに里歌は慶一に強く惹かれて固執してますが
「執着攻め」からイメージする禍々しさとか押せ押せというよりも
好きで好きでどうしようもなくなって、離れられなくなってるという印象なので。
そういうところ、勿体ないなぁと勝手に思ってますが
プロの方が考えられてることなので、私の認知知識不足かもしれません。
でも、謳い文句以外のところは、
話が通じない相手に、グルグルしてる様は大好きで
見守ってくれた親友との三人の距離感もとても好きでした。
そこに新たに加わった後輩にグサグサ言われながら4人でずっと仲良くしててほしいです!!!
里歌×慶一
高校から10年、慶一に想いを伝えられず拗らせ続けるヘタレ・主人公の里歌。
天然なのか淫乱なのかエッチノリが良く、恋愛バカのビッチ・慶一。
同じ屋根の下で暮らしながら、
エッチがゲームのように、曖昧な関係に足止めされている2人。
お互いを意識しながらも、不器用のゆえに、
ずっとそばにいたい気持ちを抱えながらも、
それぞれ自分なりの考えで、
今の関係を壊したくないからそのままがいいという王道のじれったさ!
もう1組のカップルも見逃せない!
2人をずっと見守っている親友・実(大人しくて可愛い男子)が、
職場の後輩・芦原から真っ直ぐな告白を受けることで生まれる恋。
この実と芦原の恋が、
里歌と慶一の関係にどんな影響を与えるのかが最大の見どころ!
芦原の一直線との対比で、
告白できない(告白しない)里歌の複雑な想いをより鮮明に。
慶一が恋を知らない分だけ、
慶一にとって特別でいられるという自己防衛と、
慶一が他の男と遊んでも嫉妬しないという押し殺している感情が、
健気すぎて切くて胸が締めつけられる!
その愛しさと諦めが入り混じる「好き」という表情にグッとくる!
自由で他の男と遊んでいる慶一、
その理由が・・・慶一も拗らせていると思う!
無自覚な依存と甘えで、
里歌との関係を必死に保とうとする様子に心を抉られる!
エッチシーンが多くはなく、
帯に書かれている「背徳的な日々」というよりも、
2人の日常にに自然に滲み込んだ関係性が伝わってくる。で、
思いが通じ合ってからの「好き」連発のエッチに胸キュンを通り越して胸ギュン!
2人と実の高校時代のエピソードもしっかり描かれているから、
彼らの関係性に共感しやすい。
先生のあとがきの通り「恋にならないまま」という2人の関係性、
他人には関係ないこそ、誰にも入れない2人だけの特別な「愛」がある。
心が通じ合っても、「恋」に発展しないこそ、現状を崩さないままで、
お互いを「好き」と信頼で繋ぎ、一番の存在として大切にする――
そんな唯一無二の関係性を目の当たりにして、
本当に尊いを超えて尊敬すら覚えるほどです!