特典付き
これは大作の予感がひしひしと伝わってきますね~。
評判の1冊、さすがでした!
受けが可愛すぎたり、ショタぽいとあまり好まないのですが、
そんなのが気にならないくらい前向きに頑張る健気受けでした。
孤独で不憫な境遇だけどナヨナヨする感じではなく、リタ自身に不思議な癒やし雰囲気があり、同じく孤独を抱えるイグナートの気持ちに私達も共感できてしまいます。
なんか温かくてホッとするんだ…。
衣装や小物もセンスが良く、これからリタが自信をつけ成長し花開く様子が見られたらいいなと切に願います。強い子だと思う。
イグナートも大変イケメンかつ、あの身体!めちゃくちゃかっこいいのですが?????水浴びシーンありがとう…眼福です。
孤独を持つ者同士、お互いの存在で温かく幸せに暮らしていけることを祈って…
今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。
また1作、じっくりと追いかけたい作品に出会えてうれしいです。
架空の世界のいわゆる生贄ものなのだけれど、ファンタジーというよりはお伽話や童話のような雰囲気がある作品。
確かな画力と、冬の静けさや孤独を感じる表現の上手さに魅せられるばかりでした。
ひとコマも読み飛ばしたくなくなるといいますか…
緻密に描き込まれた画が素晴らしく、隅々まで眺めていたくなるような1冊です。
お話の導入的には、大変失礼ながら花嫁ものとしてはスタンダードな導入のように感じました。
しかしながら、そこからの心理描写と孤独を知る2人の心の距離が縮まっていく様子がとても繊細で美しく優しいのです。
あっという間にくっついてしまうのではなくて、深く積もった雪が溶けて春を迎えるように少しずつ心を通わせる。
セリフがないコマや、ちょっとした視線やモノローグだけでも、読んでいるだけで登場人物たちの心情がわかるくらい本当に丁寧に描かれていて好印象でした。
そして、メイン2人だけではなく、リタが密かに憧れていたスヴェンが魅力的なキャラクターに描かれていたことも大きかったのかなと。
どうしても好きになってしまうのがわかるがゆえに、リタの心に巣食うやるせなさや悲しみが深く伝わってくるとともに、イグナートと出会ってからの心情の変化がより印象的になっていたように思います。
イグナート側の過去と心情もまた然りですね。
内面の静かな変化の描写がすごく良かったです。
人にも竜にもなることが出来ない孤独なイグナートと、誰かに必要とされる居場所を探し求めていたリタ。
優しい心を持つ2人が、願わくばいつの日か「むかしむかし…」と語られるような唯一無二の関係になってくれますように。
続刊が今から楽しみです。
作画の美麗さ繊細さが画面・紙面一杯に広がって一瞬で虜に、そしてこの世界に取り込まれます
リタの花嫁衣裳のコートの質感やイグナートの鱗などこの世界にマッチしたデザインの全てが美しいです
どのページ、どのコマも息遣いや温度が感じられそうな五感を刺激する作画で埋め尽くされています
そして2人の内にある想いの切なさもまたとても美しく切なく映ります
精巧に作られた飴細工のようにキラキラしているけれど力加減を間違えたらパリっと割れてしまいそうな脆さや儚さを内包しているのが分かります
どうか割れてしまう事がないように・・・
せめて飴が溶け合い甘さだけが残ればいいのに・・・
と願わずにはいられない2人
リタの竜化と竜の子孫への道、そして2人それぞれの孤独の行方
見守りたい事だらけです
続き、じっくり待っています!
それにしても先生の描かれるベリーショート男子の可愛さが堪りません!!
頭をなでりこしたくなりますね(*´ω`*)
人外嫁入りファンタジー。
BL初心者の私には、このキャッチコピーがどういうものか全くわからなかったのですが、作家先生の前作が大好きで今回も購入しました。
お話として奥深く、いわゆるBL要素ではないいろいろなテーマも組み込まれており、読みごたえがすごいです。純粋に物語が面白く大満足の1巻です。
登場するキャラクターもそれぞれに魅力があり、ひとりひとり深掘りされていくなかでさらに思い入れが強くなりそうな予感です。続きが楽しみですし、長く読み続けたい作品です。
エッチなシーンはほぼゼロで、ここはもしかすると好みが別れるかもしれませんが、わたしはむしろそれがいいとさえ感じたました。急がずにゆっくりゆっくり心の交流が描かれて行くことに期待しています!
絵も美しく細部まできれいです。音や温度まで伝わってくるようで五感で楽しめる作品でもあります!
村のしきたりで竜の花嫁に選ばれたリタ。竜の花嫁というもののほとんど生贄のような感じでもう村には帰れない。
雪山で遭難しかけたリタをを竜のイグナートが助けます。
誰かの役に立ちたいリタとずっと孤独に過ごしてきたイグナート。イグナートに花嫁は必要ないと言われたけど帰るところはない。
一緒に過ごしているうちにイグナートもリタのこと段々気になってきたみたいで。
もりもより先生の描く美しい絵とファンタジーの世界に生きる2人がとても素敵です。
孤独な二人が出会っていつしかお互いが大事な存在になっていく。
絵もとても綺麗でおとぎ話のような世界がとても素敵です。
今後この二人がどうなっていくのかとても楽しみです。