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12年前に亡くなった恋人をずっと想い続ける受け。
一途で、未だに恋人を過去にしていない。
俊て何回読んだだろう…てくらい、ずーっと俊について考えていた気がします、
恋人に似ている学生と出会い、少しずつ距離を縮め惹かれていく。
どうして彼は恋人ににているのか、小さなところで恋人を想起させられるのか…
現実的というよりは、とてもファンタジーなお話です。
真相が判明した時のすっきり感、
そして受けも攻めもとにかくお互いに一途で熱量の高い関係でした。12年経っても熱々。(←)
二人が真実を知ったあとはとてもスッキリした読み心地だったけれど、そこまでの受けが俊を想い続ける時間が長くて、うん…。
大学時代に亡くなった恋人のことを12年も忘れられないままの春也の
風化することのない悲しみを見ているのが本当にツラくて、読み進めるのをためらってしまった前半部分。
でも、どこか俊を思わせる友彦との出会いは"新しい"恋ではなかった…?という思いも寄らない展開にグイグイ引き込まれて、
次々湧き上がる疑問の先を見たくて気付けば一気読みしていました…!
私はハピエンが大好物なので死に別れはかなり心が磨り減ってしまいます。
あらすじを確認してきちんと覚悟してから読んだものの春也の俊への想いを知るほどに抉られて、
友彦との恋もなんとなく応援できないような気持ちになっていました。
ところが、俊に似ている友彦の中身の正体がもしかして…?となっていく辺りからはお話自体の空気感も変わっていって
読み手にもその先にある真実を期待させてくれるような流れになっていくのです。
そしてそこに辿り着くまでの春也の悲しみが報われる結末に感動…!
また巡り会えて良かったと心から思いました。
お話はどんどんファンタジー寄りにはなるんですが、幸せそうなふたりを前にするとそんな奇跡もアリだなとストンと思えるような、すごく素敵なお話でした。
大学で講師をしている春也(受け)は、亡くなった恋人の俊を忘れられないままもう12年になります。
新学期に入り、俊とよく似た話し方をする友彦(攻め)を見つけます。顔も姿も違うのにふとした瞬間に俊思い起こすのです。
偶然なのか学外でも頻繁に会う友彦を意識し、その度に俊はの不在を再確認し、慣れてきていたはずの寂しさがより増すのです。
12年経っても俊を忘れられない春也が切なくて切なくてたまりませんでした。でも決して読んでいて苦痛ではなく、こんなにも愛した人がいない苦しみが少しでも和らぐといいと思いながら読んでいました。
どこが俊を思い起こさせる友彦に惹かれていって、でもいつも俊と比べてしまって、2人に対して失礼だと思ったりと、春也の葛藤をら我がことのように感じました。
奇跡のような出来事で、恋人がいなくなってから色褪せてしまった景色が再び色を取り戻せるまでを堪能できました。
めんどくさいと言いながら面倒を見てくれる神様や、親友の恋人を気遣って思い出話を共有してくれた越川もいい人(神)でした。
とはいえ、越川は12年もずっと俊を思い続ける春也を見ていて俊が羨ましくなったのか、それとも12年も親友の恋人を気遣ってるという時点で元々春也のことが気になってたのか途中当て馬のようになってしまっでしたが、きっといい人なんだと思います。
少しづつ距離を詰めようと思っていたのに、友彦の出現で焦ってしまったんだろうな。
初めは気まずいかもしれないけど、これからも良い関係が続けられるといいなと思います。
作者様は地味な話とあとがきでおっしゃってましたが、派手さはないけどじんとくるお話でとてもよかったです。
蓮川先生挿絵なのでマストバイ。夢乃先生テイストで、透明感あり、かつ不思議テイストもありなお話と感じました。めっちゃ萌えたわけではないんですけど、良かったね、と思う終わり方で読後感良かったので萌にしました。大好きな人を忘れられないというタイプのお話がお好きな方でしたら、きっと嬉しいのでは。
大学生の時に恋人を事故で亡くした春也。その恋人を忘れられずにいましたが、ある日教えている大学で気になる話し方をする学生に出会います。その学生は自分の授業を取っているようで、偶然会うこともあり、少しずつ近づいて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
俊(受けの元恋人、事故死)、越川(俊のことを知っている昔からの友人)、神さま、攻めの幼馴染ぐらいでは。
++
攻めはぴちぴち大学生、軽くはないけど陽キャ。人生前向きに生きている!って感じがとてもします。ま訳ありなんで当然っちゃ当然なんですけど。さわやかイケメン~♪
受けは失った恋人の事がまだ忘れられずにいる方。体力やや無し、線の細そうな文系学者って感じです。まあ好きだった人を事故で亡くしちゃうと、なかなか立ち直れないわな。
そんな二人の、出会いからやり直しました的恋物語。ほんと、そういうように世界が回っていれば、そう信じられれば、幸せですよね。ちょっとしんみり、しみじみしたものを感じたお話でした。
うーーん、うーーーーん…
とても評価に迷う一冊でした…
というのも、ある出来事が起こる中盤から、「思ってたんと違う……」という
気持ちになってしまったからです;
その出来事が起こる前、序盤〜前半部分の受けの気持ちには
かなり共感してグッとくるところがあったため、
余計「えっ」となってしまったのかも。。
(※以下、核心に触れる部分ありのレビューとなりますので、未読の方ご注意ください)
先生の12月の前作「闇色の王は白騎士の接吻で目覚める」が面白くて&
蓮川先生の麗しい表紙イラストに惹かれ、購入したこちら。
学生時代、事故で年上の恋人・俊(攻め)を亡くした春也(受け)。
12年経ち、大学講師となった今でも喪失感を抱え、
俊のことを忘れられずにいます。
そして4月、大学の新学期がスタートし、初めての授業で
なぜかとても印象的で、俊を想起させる新入生・友彦と出会いーー
と始まる、喪失からの再生…の物語だと思っていたんです。
いたんですが。
そこでまさかの「神様」の登場、魂の入れ替え(正確には入れ替えとはいえないのですが、似たようなこと)。。
突然のファンタジー展開に、「えっ」と呆気にとられたというか、
拍子抜けしてしまったというか( °o°)
この展開は、正直なところ自分の予想したもの・期待していたものとは
かなり違っていて、、
ああ自分は、大切な人を亡くした後、
その悲しみ・苦しみを抱えて生き続けなければならない
リアルな(現実感のある)人物のお話を読みたかったのだなあ、と。。
物語としてはとてもドラマティックで感動的な展開なので、
もうこれはただひとえに、
”自分のストライクゾーンではなかった”ということなのかな;
「器=姿形が変わっても、相手のことを思い続け、追いかけ、探し見つける」
一途な攻め、
そして「姿形が変わっても、恋人の中身を変わらず愛してゆける」という点が
とても素敵だとは思うのですが、自分の中の萌え心にはうまく火がつかなかった、
というか。。
決して戻らない(はずの)存在が戻ってくる、というファンタジー展開に
ちょっと自分の気持ちの持っていきどころが分からなくなってしまいました。
途中出てくる当て馬・越川からの告白も、
なんだか取ってつけたような感じを受けてしまい
今回は自分のストライクゾーンではなかったかな…ということで「中立」と
させていただきました;
う、、辛口ですみません、、
+ちょっと気になったのは、「滑る(すべる)」という言葉が
全て本作の中では「辷る」という表記(常用漢字外)になっていたこと。
何か、先生なりのこだわりがあったのかな、、?
あまり普段見ることのない表記で、ちょっと「あれ?」と思った点でした。
