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年上攻め年下受けの先輩×後輩。
ノンケ×ゲイ。黒髪攻めと色素薄い系受け。
好きな属性がどっちもあったので買うしか無かった。
ちなみにスピンオフだと知らずに読みました。
過去の出来事がきっかけで不登校になってた受けと、単位が危うく留年の危機がある攻めが、先生の計らいでコンビを組んで清掃活動をすることに。
受けはツンデレ通り越して、攻めのこと嫌いだろってくらいツンツンで生意気。
くっ付いて漸く攻め好き好きムーブが見れる。けどそれをもっと見たかった。
急ぎ足で終わった感じ。
展開的には★3〜★4くらいの評価だけど、属性がドンピシャな分★5評価。
王道展開です。
こうなるだろうなと思う予想通りにストーリーが進むので心地よいです。
そしてふたりの心の変化がわかりやすくて、読みやすいです。
でも「心臓痛いんだがあああ」と叫ぶような萌なシーンがなくて、再度読むことはないかなと思います。(あくまで主観です)
前作を読んでいる方は、ひょうひょうとしてたわたるんの振り回されて可愛くなっていく姿にニヤニヤ間違いなしです。
ホッとひと息つきたいようなときにおすすめです。
「さんかくトワイライト」に出てきたDK3年の渉。
この彼にスポットが当たったお話が早くも登場?!!
と聞けば、そりゃ読むしかないでしょう!!
タイトルについている「アンビバレンス」とは、とくに愛と憎しみの相反する感情が同時に存在している意らしい。
そんなわたるんの相手は、年下です。
出逢いは、校内清掃で。
単位が足りない同士、先生からパートナーとして組まされたのが、不登校気味なDK1年生の侑吾でした。
第一印象は愛想がないヤツ。
そして、可愛げのないヤツ。
けれど一緒に過ごしていくうちに、幼なじみのミキとどこか重なって見えて、放っておけず面倒を見てしまうように。
そんなある日、侑吾がミキと一慶のキスを発見。
動画まで撮っており、ミキたちが付き合っていることを口外しない代わりに、卒業までわたるんに付き合ってほしいと条件を出してきて、、、
という展開です。
侑吾のアンビバレンス具合が絶妙で、面倒見いい、わたるんと良き相性でした。
家庭環境が不登校気味にさせていた侑吾。
居場所がなく、スレた感じになっていましたが、わたるんと出逢い、最終的にはどちゃクソカワイイメンズに。
わたるんの包容力、スパダリですね。
庇うシーンとか、これは惚れるわ。
侑吾の元想い人も出てきて、ちょっぴりその対応に胸くそ悪くなり、個人的には成敗してほしい気もしましたが、、それは致し方ないですよね、、、
けれど、まさにタイトルの「こぼれ」んばかりの感情をわたるんへ剥き出しにしていて、可愛い作品でした。
ちなみに濃厚えちなどないので、どなたさまも安心して読める1冊です。
前作でぐるぐるとなにかを腹の中に抱えていそうだった渉のスピンオフ。
彼の複雑な内面が見られるのだろうか?相手はどんな子なのか?と楽しみにしていたのですが…
前作では高校生らしからぬ大人っぽさを見せていた渉の年相応な一面が見られた点と、なんだかんだと侑吾を構い、時に振り回されながらも、芽生えたばかりの初心で未熟な感情に向き合おうとする姿は良かったのです。
等身大の彼が初めて見えたというか、蓋を開けてみれば年上っぽさとかわいらしさが絶妙にミックスされた魅力的な人だったなあと。
と、渉のキャラクターは好みだったものの、受けの侑吾のキャラクターがいまいち刺さらずでした。
中盤まで読めばなかなか素直になれない不器用な子なことはわかるのだけれど、いかんせん序盤からしばらくかわいげがなく…
言葉を選ばずにいうのなら、くそガキっぽさのほうが目立ってしまって、最後まで好感度があまり上がってはくれませんでした。
彼の過去の出来事を見れば見るほど、そもそもなぜ「付き合って」になったのかが謎だななんて思ってしまって、なんだかキャラクターにブレを感じます。
表情はすごくかわいいのですが…これは完全に好みの問題ですね。
渉の過去エピソードも一瞬すぎて、ここはもう少し詳しく描いてほしかったかも。
前作であれだけ拗らせに拗らせていたわけですから、これは結構大事な描写なのでは?
うーん…たった数ページでは中途半端に思えます。
絵は素晴らしく綺麗で、デートシーンはどれもかわいらしかったですし、2人の表情の豊かさも好み。
ただ、重要なエピソードの薄さと話運びに物足りなさを感じ惜しいです。
全体を見ると浮いて見えるシーンが多々あったように思え、今回はこちらの評価になりました。
今思えば、今作で1番好きだったのは前作・今作の攻め談義だったのかもしれません。
これでは消化不良なので、付き合ったその後の2人も読んでみたいです。