清掃王子&腹黒エリートが大企業の裏の闇を暴く!! 最強の相棒が恋人へと進化する完結編♥

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表題作BUDDIES 下

梶 幸多
34→37歳、大手ゼネコン部長→設計士
如月 虹郎
20歳→、ビル清掃員→顧問弁護士 兼税理士

その他の収録作品

  • オーダー
  • カバー下:あとがき

あらすじ

梶(かじ)へ長年の想いをぶちまけキスをした虹郎(にじろう)――梶も自分の虹郎への気持ちに気づく。けれど、世間を揺るがす会社の不祥事に虹郎を巻き込まないため、「俺も君が好きだ――でもここからは大人の問題だ」と相棒契約を解消しようとする。一方的な梶の言い分に、虹郎の怒りが爆発!! 「ガキ扱いするな! 俺が好きなら抱いてみろ!!」と噛みつくが!?

作品情報

作品名
BUDDIES 下
著者
倫敦巴里子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610189
4.7

(122)

(93)

萌々

(23)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
573
評価数
122
平均
4.7 / 5
神率
76.2%

レビュー投稿数20

相性と読解力の問題かな

虹郎が両親を亡くしただけでなく叔父一家に苦労しているのは分かっていたけど、梶は大手ゼネコンの会長の息子。
お兄さんの影で暗躍してるようだけど、その関係性も引きづり下ろしたいという父親のことも上巻では分からなかったんですが、下巻冒頭から一気に明かされます。
梶も家庭環境に苦労した人だったんですね...。
自分も苦労したから虹郎の苦労を放っておけなかったのかな。
時間経過が分からなかったんですが、出会ったあの日から4年も経っているんですね。
数年がかりの計画とのことだったから、何年か掛かってるんだろうなと思ってはいたんですが...分かりにくいと思ってしまったのは私の読解力の足りなさのせいなのかな。
あと、楓や梶の兄は虹郎が梶のことを好きで梶も虹郎のことが好きということをとっくに理解していたけど、私は上巻後半まで汲み取れず、ちょっと突然の情報に感じてしまったんです。
下巻両思いでラブも増えて嬉しいんですが、上巻の引っかかりが抜けきらなくて、面白いけどハマりきれず。
しかし楓の言い分を聞いていると、なるほど.........確かに............と。
虹郎はこんなにハイスペなんだから確かになろうと思えばなんにでもなれる、清掃員に甘んじているのはおかしい...私がここに思い到れなかったのはなぜだろう?と考えてみると売春未遂があったからかもしれない。
あと梶との約束。
他の仕事をしてはダメだとか清掃員でいなければいけないという話は確かになかったけど、好きだからではなくあの時の約束を守っているのだと思い込んでしまう要因に。

お仕事だったりバディだったり、恋愛以外がしっかり描かれているなかなか読めない物語を読ませてもらえたなとは思うんですが、ついていくのに頭がいりました。
ちょこちょこ貼られた伏線に気づけていればもっと楽しめたんだと思うんですが、それが伏線だと気づけなかったことが多くて。
あとは相性の問題だと思います...ニュース番組が苦手な私の頭では残念ながらのめり込めず、虹郎のチートっぷりもすごすぎて、なんかだんだん置いてけぼりに。
虹郎と楓、梶とお兄さんの兄弟愛は好きです。
不幸な目にもあった2組の兄弟だけど、ちゃんと愛を受け取っているのを感じるシーンはじんわりきました。
何だかんだで兄弟で似ていたり同じことをしていたりするのも、弟の兄へのリスペクトのようなものを感じます。
本編と全然関係ない話をするんですが、倫敦先生は字もお綺麗ですね。

シーモア→上巻の修正は白抜きでトーン処理のコマもあった感じでしたが、下巻は線で描かれているコマもあり白抜きのコマもありトーンのコマもありな固定でない修正で珍しいなと思いました。

0

痛快で圧巻

さまざまな伏線が見事に回収され圧巻でした。
骨太ストーリー、人間ドラマ、バディ(大好き)、BL…どこをとっても痛快で爽快。すばらしい。

榊と梶、如月…それぞれ兄弟として通じる部分、つながり方が言葉にしてしまうと陳腐になるところをエピソードやさりげない描写で伝わってくるのもいい。

サブタイトルのPRESIDENT×SPYが梶が朝日建設の社長になるネタバレ?と思いきや、そんなはずはなくミスリードにまんまとやられました。楽しい。

賢一が梶を裏切るというのは、梶の筋書き通りにしないという意味で梶を貶めるわけではなさそう…とは予想できましたが、それでもいい裏切られ方で気持ちよかったです、

普段大人びて生意気な如月が梶とエロいことになるとうぶさが出るのがかわいいし。
逆に普段は有能な如月に言い負けするような梶がエロの時は大人の余裕を見せるのがたまりません。
倫敦先生にやられまくり〜〜と転がりながら喜びました。

彼らの生い立ち、お家騒動、粉飾決算、耐震偽装…などをステレオタイプな悲惨な描写にせず、事実として進めながら見せたいのはそこではない、もっと大事なことだという先生の作風がとても好きです。

後日談で、如月がパリッとスーツを着こなして現れた時、弁護士バッジをつけていなかったのはなぜなんでしょうか?
輝くバッジを見られるとワクワクしたんですが。
税理士でもありそっちもバッジがあるし、宅建やFPの資格もあるから弁護士なだけではないということでしょうか。

0

2巻まとめて感想


面白かったー!舞台がゼネコン、ドラマとか映画にもなりそうな……!社内の闇を調べるふたりのお話。

先生プロット作りが大変だったそうだけどそうだろうねぇ読者はめちゃくちゃ楽しかったです!こういう設定大好き!虹郎のポテンシャルの高さ!梶さんの可愛さ!いろいろと良かった!!

虹郎の弟も良かったよね……登場人物みんな、癖が強く食えない感じの人ばかりなのもいいラブの部分もニヤニヤしながら読みました( ´﹀` )

1

2組の兄弟愛。

下巻冒頭の、梶とお兄さんの話がすごく好きでした。
お兄さんが聖人すぎるとは思うものの、兄弟の絆がいいなーと素直に感じられました。
違う境遇で育ちながら心の底で繋がっている梶&社長兄弟と、ずっと寄り添って生きている虹郎&楓兄弟、どちらも良いです。裏表紙がカップルじゃなくて兄弟2ショットって珍しいけど素敵。

上巻の終わりで虹郎の気持ちを知った梶。青天の霹靂に戸惑っていそうに見えたから、これが下巻でどういうふうに虹郎に傾いていくのか楽しみにしていたんだけど、あっさり両思いでした!となってしまって拍子抜け……
それぞれの兄弟は、梶が虹郎を「可愛くて仕方ないって空気」出してたと言うけれど……私にはあまりそう見えなかったかな。仕事上ではすごく信頼しあってる相棒だけど、プライベートでは楓と同列ぐらいとしか。
虹郎のときも思ったけど、そこは、相手には見せなくても読者にだけは見せておいてほしい。これはもしかして……と推測させるヒントだけでいいから。

ストーリーは粉飾決算から耐震偽装と、複雑に作り込まれていて凄いですが……マタハラの件と同様、最後を美談みたいに収めちゃったのがなんだかモヤモヤ。大義名分のために関係ない人を巻き込んだ、ってところはちゃんと正面から背負ってほしかった。巻き込まれた一般人は精神的にも相当なダメージがあるよ、これ。保障したらチャラってものじゃないでしょ。
逆に梶が、自分も兄も綺麗なままではないと虹郎に吐露したシーンはグッときたんだけどな。
如月兄弟がやたらと女性にランチを奢らせる描写も好きではなく……ちょこちょこと、肌に合わない部分が気になってしまいました。

1

最高の相棒

美貌と笑顔で女子社員に人気の清掃員虹郎は、実は部長の梶に雇われているスパイ。
苦境に苦しんでた虹郎を救った梶に絶対の信頼を置いてるけど、梶もまた会長の婚外子という立場で社内で奮闘している。
社長である義理の兄との関係、談合、社内告発⋯大企業の闇を暴いていくスリリングな展開!

虹郎の相手を魅了してしまう美しさと天才的な頭脳に惚れ惚れ。そして梶への膨らむ想い⋯。
巨大な悪に対峙する二人の奮闘に引き込まれて一気に読んじゃう。
政治サスペンス?的な感じでBL要素は低いかと思ったけど、下巻はしっかりエチモードもあり!

ドラマ化して欲しいほど面白い内容。清掃王子と呼ばれる虹郎くんの煌めきよ〜。
仕事上の頼れるパートナーから恋人へ⋯最高のBUDDYな二人!!

1

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