電子限定おまけ付き&イラスト収録
小説
キャラ良し!ストーリー良し!!濡れ場良し!!!
それなのに、誤字が多くて勿体無い……
普段は余り気にしないタイプですが、それでも今回は誤字の多さに何度も集中力が切れました
特に致命的だったのは、別れさせ屋として活動するエリアスがターゲットを誘うシーンで
『魅了の魔法を発動させるべく、ジークハルトは彼の目を凝視する。(110p)』
とあり、「ん???ジークハルト?」と地味に混乱
ジークハルトもチャッカリ魅了の魔法使えとるやんけ…どういうことなの(???)
いや。でも、彼は魅了の魔法なんか使わなくても(超)魅力的な男でしたよ……!
〝勇者〟の鑑のような爽やか好青年かと思いきや、実はチャラ軽く飄々とした態度のお調子者。
しかし、根は真面目で情に厚く、勇者のイメージを壊さないように隠れて努力する頑張り屋さんで、本当に好きな相手には〝童貞返り〟しちゃう可愛い年下男子なのでした
特に、初期ではエリアスの腰を抱いて「強気美人の方が断然好み♡」なんて軽薄に口説いていた癖に、本気になったらタジタジの奥手になっちゃう童貞返りが最高に可愛いすぎる♡
ファンタジー作品では珍しく〝等身大男子〟なジークハルトは新鮮で楽しめました!
一方、強気美人のエリアスも非常に美味しいキャラクターで◎
自分以外の全てを見下したような冷たい雰囲気なのに、実は面倒見が良くて友情を大切にする熱血漢。
そして、普段はツンツンしてるのに実はトラウマ&拭えない闇を抱えていて、ふいに見せる弱さに庇護欲が唆られる圧倒的ヒロイン(♂)な受けだったんです!
あとがきで
「エリアスは相手によっては攻めにも見えそうな、イケメン美人でお願いします」
と村崎先生が仰るとおり、攻めでも通用しそうなキャラデザで、どこからどう見ても麗しい美青年なのに〝圧倒的ヒロイン〟のギャップ……!
ひぇ……好きすぎる……(震え)
本当にもう、キャラ(キャラデザ)良し!ストーリー良し!濡れ場良し!なのに、誤字だけが非常に勿体無い
とは言え、圧倒的〝光〟属性の攻めにより、闇に囚われた受けを救済するシチュ大好き人間には堪らない、垂涎すぎる二人だったので★5評価にしました◎
前作が神だったので迷わず予約購入しました。勇者と魔術師だなんて萌えない訳が無いと思ったんです。彼等の距離感が堪らなく良いと思いました。特にエリアスが別れさせ屋だったことを後悔し出してから最高に萌えました。
勇者のジークハルトを堕とそうとエリアスが演技してる時から、それがバレて開き直ってからの勇者一行のメンバーとのやり取りなど凄く丁寧に買いてあり、エリアスの罪悪感やジークハルトへの信頼感や好感が手に取るように分かったんですが、それ故に単調だったのが残念でした。
中盤以降のエリアスに言い寄る領主の息子の話辺りからやっと主軸である復活した魔王に近付いて行き、やっと面白くなって来ました。そこでやっとエリアスが大金を稼ぐ理由が判明するのです。どうして別れさせ屋をしていたかの理由が分かるのですが、分かるまでが凄く焦ったくて単調になってしまってました。
そしてその大金を稼がなきゃならない理由と魔王復活が繋がっていたと判明してからが怒涛の展開でした。正直言って最後にエリアスが助かった描写が分かり難く、気持ち的に盛り下がってしまいました。ちょっとあのシーンは無理があったように思います。何かエリアスかジークハルトが仕込んで成功した方が分かりやすかったと思います。
更に王都に凱旋して2人きりになってから、やっと結ばれるシーンが長すぎました。ベッドに運ばれてからが長い長い…。思わず飛ばし読みしてました。あそこまで詳しく実況は要らないです。勇者一行として魔王封じの旅なので、イチャイチャシーンが少ないのはしょうがないです。ちょっとしたやり取りが凄く良かったので、結ばれるシーンもそれくらいの方が萌えたと思いました。
凄く好きなジャンルのお話だけに残念でした。
今回は魔王封印を目指す勇者と魔術師のお話です。
ある目的で攻様と幼馴染達の勇者一行に同行した受様が
枷を断ち切り、攻様と新たな幸せを掴むまで。
マギュシユタイラは複数の国と隣接する小国ながら
魔力を持つ魔石鉱山が多くある事で
魔術と密接した暮らしを送っています。
優れた才能をもつ魔術師は
宝石の名を関した称号を与えられる特権階級となれ
多くの魔術師は石持ちを目指して切磋琢磨します。
受様は8年前に17才の時にその実力を認められ
紫水晶の称号を得た石持ちとなります。
ただある事情で魔術師協会に所属しておらず
貴族の婚約関係を破城させる別れさせ屋として
貴族からの依頼も絶えません。
受様は依頼完遂後は
関係者の記憶を奪う事で秘密を守ってきますが
記憶操作は禁忌魔法でもあり
勇者との縁談話が上がった王女の耳に入った事で
受様は勇者の同行者になる事を余儀なくされます。
勇者とは魔王を倒せる唯一の存在で
10年前に魔王を封印した聖剣が何者かに引き抜かれた事で
聖紋をもつ勇者探しが始まり、見いだされた勇者が
今回の攻様となります♪
攻様は勇者としての教育と戦闘訓練がなされ
満を持して封印計画が始動します。
勇者の仲間は双刃使いと白魔術を使う修道士のみのため
表向きは黒魔術を使える受様も同行者とされますが
魔王討伐の褒章に婚約話が進んでいる王女から
攻様の心を奪って破談にしたいという別れさせ屋の依頼の
隠れ蓑でもありました。
王女の依頼から1週間後に受様が対面した攻様は
人好きのする笑顔を浮かべる気さくな好青年です。
果たして受様は王女の依頼を果たせるのか!?
勇者に選ばれた攻様とある目的でメンバーとなった受様の
ファンタジックな恋物語になります♪
巻頭のシーンから
受様が自分が誘惑者になって婚約破棄させる
別れさせ屋だったのでコミカルなドタバタ系かと思ったら
当の攻様がかなりな策士タイプで
策に溺れるタイプではないはずの受様がきりきり舞いしつつ
しっかり魔王退治の勇者一行をしていて面白かったです。
攻様達と行動していく事で
攻様が勇者信仰をもつ仲間達と関係性に悩んでいたり
受様が魔術師協会に所属できない理由が明らかに
なっていきドキドキ&ワクワク!!
受様達には姿が見えない魔王の魔の手が見えてくることで
ばらばらに見えていた事象が次々と繋がっていき
受様が危機に陥り、攻様が追い詰められていき
ハラハラもMAX!!
見事に魔王を封印して受様が自由を取り戻し
攻様の手を取るまで大変楽しく読ませて頂きました (^-^)/
久しぶりに頭抱えて萌え転がった~~~!!!めっっっちゃ好きです!
年下ワンコ属性の攻めに登録されていますが、攻めと受けがお互いに影響を与えあい成長していく「対等さ」が2人の関係の基本ベースだと思います。
そして、その隙間に攻めが入れてくる「年下の可愛さ」や「ちょっとしたワンコみ」に、受けと一緒にキュ~~ンとなってしまいました。
男前同士の相棒的関係に恋愛の甘さが混ざり合う感じ…はぁ~くせになる。
物語は、石持ちという称号を得るほどの優れた魔術師である受けエリアスが、さる事情のため行っている「別れさせ屋」の特別な依頼を受け、勇者である攻めジークハルト一行に同行するところから始まります。
出会ったときはしおらしく謙虚な風を装っていたエリアスと品行方正で爽やかな勇者然としたジークハルト。
そもそも冒頭でエリアスの性格は分かっているのですが、うん。読者から見るとどちらも胡散臭い~!割と早い段階で2人の素が暴かれます。
そこからの2人の素を出した掛け合いが楽しそうで、でもダメな部分は指摘したり相談したりとお互いに成長し合い、信頼関係を積み上げていく様子。そして、それが徐々に恋愛感情に発展していく様がしっかり感じられてドキドキしました~~。
お互いに好きだろうな~と本人達も自覚している甘く密やかな空気が漂っているのがとても良き。恋人向けの首飾りの売り文句にときめいて買ったジークハルトのエピソードが可愛かったです。
そしてきちんと心を通じ合わせてからの、2人の心が満たされたエッチが素敵でした。
全体を通して、2人の関係の進む過程がひとつひとつ感じられて萌え転がりました。ほんとに。
そして事件パートでも、エリアスの因縁の過去や復活した魔王が絡み合ってきて、こちらもハラハラで読み応えがありました。
パーティーの仲間たちとの友情も良かったし、攻め受け含めそれぞれのキャラクターの成長がしっかり描かれており、何よりツンでクールな美人受けエリアスのたまに出るデレは見所でした。そりゃ可愛すぎる。
まだまだ読んでいたい2人でした。プリーズ続編!
タイトル気になったので購入。村崎先生テイストのしっかりしたお話で、うんうんとは思うものの、萌~と思うポイントが少なかったので中立寄りの萌にしました。変人要素等が無いとシンクロしにくくなってるのかなあ、私。本編240P超+あとがき。勇者パーティものがお好きな方だったら良いのかも。
石持ちと言われるほどの力を持ちながら、違法行為になりかねない「貴族の婚約破棄」を助ける仕事をして稼いでいるエリアス。ある日王族から、今度魔王封印を目指している勇者に関する仕事を依頼され・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
パーティのメンバー二人(ダークエルフと修道士)、悪党、受けの世話になった方や幼馴染ぐらいかな。パーティメンバー二人、もうちょっとクセが強くても楽しかったのでは・・・と思うもののそれは村崎先生のテイストではないか・・・
++攻め受けについて
受けは訳アリ美人魔術師。魔術師と修道士の違いを述べよと言われても?ですが、なんせ魔術師。いっぱい努力して力ある魔術師になった頑張り屋さん。お金が必要なので、ちょっとグレーゾーンな仕事をしてますが、根は悪い人じゃないってやつです。何に対しても壁を作ってきた方かも。
攻めは勇者と認められた(判定儀式があるんです)時から、勇者とはどうあるべきかを考え、その期待にそえられるように頑張っているところもある方。まあ根っからの善人陽キャ。ワンコ属性あり というところかな。
攻め受けともシンクロする要素がなかったですが、お話は先が気になって気になってとするする読めるものでした。萌~という萌えあがりポイントが無かったのが個人的に残念な一冊でした。