電子限定おまけ付き&イラスト収録
小説
疲れた身体に沁みる高糖度な甘いストーリーに完オチ……!!
さすがは間之あまの先生です。
甘さ調味料の扱いが巧みで、トロリとしたあまーい愛にどっぷり。極上の可愛さと濃厚な甘さにメロメロになった絶品のスウィートな物語でした(*´︶`*)
このお話は、いわゆる契約婚……つまり、仮初の結婚生活から愛が生まれ、恋が芽吹いていくお話。警備会社のCEOである雅影の顔にまとわりつく黒いモヤを、「聖女返り」(弱)であるウサギ族のメイが癒していくヒーリングストーリーです。
メイの「聖女返り」の力で身体の調子を少しずつ取り戻していく雅影は、高額な報酬(実家への援助)と引き換えに契約婚を提案、そして2人は夫婦となります。
オオカミ族とウサギ族というと、捕食者と被捕食者の関係ですが、食う食われるの物騒な関係には全くなく、雅影とメイの関係でいうと、守り守られる関係にあると言った方が良いかな、ピンチのメイを颯爽と助ける雅影がめちゃくちゃカッコいいです!
契約というと、愛情がそこには介在しない利害関係のみ…みたいな冷たいイメージがあるけど、ここの家の契約夫婦は、契約婚を打診した時点で割りかし両想いのオーラがプンプンと香っていて、契約関係だけど中身は普通に恋する2人じゃん!ってなってるチグハグ感が最高にニヤニヤします。
契約婚の提案は、利害関係というより最初から利点関係しかない土台の上で成り立っているもので、周りはみんな両想いにバッチリ気付いてる(笑) なのに、分かりやすい雅影の好意に気付かずに、契約婚の状態にある関係を悲観するメイの切ない気持ちが、ああ……切ない。
お互い、予防線としてこの関係を「お仕事」って強調してるから、こんなにすれ違っちゃってるんですが、お仕事とはいえ、濃厚キスに口淫まで普通するかって話で。メイの体液摂取が一番の回復効果があるとはいえ、感情0の相手とそんなことするかいな、なんですよね!
こんなことをしても嫌じゃない、むしろ好き、って思ってるからこそできる行為なわけで、これを"お仕事"と解釈してるからややこしい。でもそのムリに気付かない、メイの恋の初心者たる恋愛スキル値0なところが、ピュアさが溢れていてすごく可愛いです♪( ´▽`)
最後まで雅影の気持ちに鈍感なメイには、雅影…ドンマイ( ̄▽ ̄;)でしたが、両想いだと分かる瞬間の2人のやりとりが、きゃわいい……。メイらしい盛大なプリチー勘違いにホッコリと癒されました。
メイの視点で進むストーリーですが、雅影視点?って思うくらい、メイ大好きムーブが隠しきれてなくて愛情ダダ漏れになってるところが最高に楽しかったです。脇の皆さんのキャラも面白く、さりげなく雅影がどれだけメイを愛しているかをフォローしている恋のアシスト力もナイスでした。
甘さと可愛さに顔面がゆるゆるになった絶品作です。契約が本物になっていくウブなウサギの恋模様をぜひお楽しみ下さい^ ^
モフモフで甘々で可愛い&癒しで、さすが先生!という感じのお話でした。
兄弟多い長男で農家の家出身、聖女返りという特殊な特徴を持ったうさぎ族のメイ。
メイをキッチンカーでのトラブルから救った、不調気味の会社社長で狼族の雅影さん。
不調がすごすぎて黒い靄が纏わりついて黒マリモ状態の雅影を少しでも楽にするために契約結婚することになったメイと雅影。ウィンウィンな関係として、兄弟多く金銭に困ってるメイの家計を助ける雅影との新婚生活は、契約結婚なのにドキドキすることばかり。
隠しきれずにモフモフのしっぽをふさふさ振ってしまう雅影さんも、ぴるぴる耳を震わせるメイも、めちゃくちゃ可愛い。先生のモフモフの表現が可愛くて読んでるとにやけてきちゃって大変でした。
雅影さんはかっこいい社長でボディガードなのに、メイの可愛さにやられてるのを隠しきれなくて愛おしい笑
モフモフや甘い癒しを求めてる方にぜひ堪能してほしいお話です!
間之あまの先生のもふもふファンタジーに、カワイチハル先生のイラスト✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
これは買うしかない!
もう、にまにまにっこにっこで読ませていただきました。
受様はうさぎ族のメイ。
”浄化”と”祝福”の『聖女返り』の特性を持つので、体調の悪さが黒い靄として見える。
ぴるるっと動くうさぎの耳が目に浮かんで、かわいいしかない。
キッチンカーで実家の野菜を使ったメニューを販売していたところ、トラブルにあい、そこを助けてくれたのが攻様であるオオカミ族の雅影。
初対面の雅影は、黒い靄が顔を覆った状態で、さながら黒マリモを乗っけた状態。
黒い靄をなくす為、できる美人秘書からの提案で契約結婚することに。
最初このキツネ族の美人秘書、マウントとってくるライバルなのかと思いきや、なんだ~めっちゃ2人のことを応援&面白がってる人でしたわ(*^^*)
雅影は基本黒(グレー)マリモなんですけど、オオカミの耳やふっさふさのしっぽが、雄弁に気持ちを物語る( *´艸`)
かっこよくて可愛いのですよ。
メイの方は、雅影の為に、と頑張ってるのですけど、それがいちいち雅影を撃ち抜いてて。
無自覚に煽って、据え膳を用意してました(≧▽≦)
その据え膳を、せっかくなので、と美味しくいただく雅影⸜(*'ᗜ'*)⸝
雅影の告白もまたよかった~♡
初夜もめっちゃ甘くて2人の大好きがてんこ盛りで、にまにまが止まらない(*^^*)
いはやはまさに「読む甘み」♡
たくさんの癒やしときゅんを貰いました。
オオカミ族、大手警備会社のCEOの「黒尾 雅影」と、ウサギ族の青年の「宇佐美 メイ」とのお話です。
契約結婚といいつつも、じつは、あまい溺愛系のお話で、よんでいて、胸がきゅんきゅんしました。全体的に、ほのほのとしていて、ほっこりした気持ちになれる、すてきな作品だとおもいます。
「もふもふ系」のお話が大好きなこともあって、夢中になってよみすすめることができました。「もふもふ好き」には、たまらない作品だとおもいます。
読んでいてうふふと気持ち悪いほほ笑みを漏らしてしまうほど甘々で可愛いお話でした。
アニマルバースや聖女返りといった独自設定は多々あるのですが、どれもさほど難しくないのでお話にはすんなりと入り込めます。
むしろこのアニマルバース設定のおかげで可愛い動物耳としっぽの描写を堪能でき有難い限り…!!
そして契約結婚というと最初は契約だからと辛い状況が続き気づけば溺愛されていたというのが定番なイメージだったので最初からこれ以上ないほどわかりやすく溺愛され甘々なのが新鮮で可愛いかったです。そしてそれだけわかりやすいのにメイ視点だとずっと切ない片想いの気持ちなのがもう逆に面白くさえありました。
本当に最後まで甘くて、途中スリリングな展開を交えつつずっと幸せな1冊でした!