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転生した側室さまは、皇帝陛下に復讐したい

tensei shita sokushitsusama ha kouteiheika ni fukushuu shitai

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表題作転生した側室さまは、皇帝陛下に復讐したい

ハイズル
皇帝
エンベル(宗像瑞月)
テレゲの王子、奴隷→皇帝の側室奴隷

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

前世の記憶を持つエンベルは、転生先の異世界で後宮に売られてしまう。そこで待ち受けていたのは、伽に呼んだ側室候補を次々に殺すとの噂がある皇帝陛下だった。ある日、後宮から逃げ出そうとしたところを皇帝に見つかり、その夜の伽を命じられる。皇帝と同じ顔をした男に殺された前世の記憶と、皇帝の隠された優しさの間で揺れ動くエンベルは――!?

作品情報

作品名
転生した側室さまは、皇帝陛下に復讐したい
著者
夢乃咲実 
イラスト
亀井高秀 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344855823
3.1

(9)

(0)

萌々

(3)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
26
評価数
9
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

もうちょっと切なさが欲しいなぁ

中東な雰囲気の異世界転生ファンタジー。
あらすじを見て、好きそう♡と思ったのですが、そこまで私の萌には響かなかったです。


受様は、気付けば奴隷船の中にいて。
瑞月としての記憶があるけど、この世界での攻め滅ぼされた国の王子エンベルとしての記憶もある。
混乱のまま、皇帝の側室候補の奴隷となってしまう。

閨に呼ばれて会った皇帝は優しくていい人そうだけど、なぜか「逃げなければ」という強迫観念に襲われる瑞希。

きれぎれの前世の記憶の中で、立花という男性と瓜二つの皇帝。
もしかして自分達親子は立花のせいで一家離散になったのかも…。
うーん(._.)
前世の記憶に振り回されてた瑞希でしたが、今目の前にいる皇帝をちゃんと見なよ~と何度思ったことか。

復讐と惹かれる気持ちで揺れる瑞希の気持ち。
この切なさをもう少し味わいたかったかも、です。

運命に導かれるように再会した2人。
ドラマチックなはずなのに、なんだか気持ちがついていかず、私にとっての萌が盛り上がれませんでした(´・ω・`)

0

奴隷注意

ひたすら自己都合の評価です、すみません。

ものすごく緊張感がありすぎて耐えられません。半分まで読んでも話が膠着状態だし。

そして奴隷の設定。拘束され船で運ばれ買われ皇帝の後宮に入れられ…。逃げても召されても死しかない。と言われて主人公も信じていて…。

個人的に最近リアル奴隷船の話(アフリカ→アメリカ)を読んだばかりで、あの理不尽で残酷さをファンタジーで読むのが辛くて。あらすじに奴隷となかったので油断してました。

トーンにあまあま、シリアスとありますがたどり着けず。ごめんなさい!
皇帝が良い人そうだったのだけが救いでした。

3

もっとストーリーに厚みがほしかった

夢乃先生の新作楽しみにしていました
…が、う~ん?ちょっと期待していたのと違うかな?

冒頭は受けエンベルが嵐の奴隷船で宗像瑞月としての記憶を思い出すところから始まります。情報の整理もできずに混乱したまま、エンベルは奴隷としてそのまま競りにかけられ、皇帝の側室候補として王宮へ。
怒濤の展開続きで、分からないことだらけで進むので主人公と一緒に読者もハラハラ。

皇帝に出会ってからも、条件反射のように「逃げなきゃ」と思ってしまうことや見覚えがあること、でも彼は元の世界の記憶があるわけじゃなさそう…彼は誰?どうして恐く感じるの??と全てが謎に包まれています。

この展開が中盤まで続きます。
う~ん、それがちょっと長かった。
正直に言うともう少し行間と内容を詰められたのでは…なんて…。

皇帝と側室と言ってもすぐに身体の関係になるのでもなく、2人の関係もほとんど動きません。何となく皇帝がエンベルのこと気に入ってるようだ…くらい。

前世の記憶が甦り、お互いの記憶が共有されたり距離が縮まって相思相愛になったり終盤は良かったですが、盛り上がりがそこだけという印象だったので全体的に薄めなストーリーに感じてしまいました。もう一波乱、二波乱作り込んでほしかった。
ごめんなさい、私は合わなかったようです。次回作に期待します。

2

異世界転生

デビュー25周年とのこと、夢乃先生、おめでとうございます!亀井先生だし夢乃先生だし、ということで購入してみました。さらっと読んでしまって覚えている自信なかったので中立寄りの萌にしました。本編240Pほど+あとがき。

気が付いたら暗い船倉で足枷をされた状態であることに気が付いたエンベル。なぜこんなところにいるのか記憶があやふやなところがあるまま、奴隷市のようなところで、高値で買われて、連れていかれたのは王宮の後宮で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
タネル(受けに親切にする奴隷)、ハズル(受けの元王国の民)等。

++攻め受けについて

攻めは、皇帝らしい皇帝 という印象はあまりなく、つよーい武人とか、政治のかけひきが超上手いという感じでもなく。うーむ。優秀なビジネスマン、青年実業家 といったところでしょうか。あー受けのことは気に入ったのか、わりと早くからちょっかい出してます。

受けは、傍系の元王族、過去経緯は不明ですが体はキレイさっぱりな方。気が強いということはなく、どちらかというと芯は強いかもだけどぱっと見、儚げ美人寄りかな。

そんな二人が不確かな記憶に左右されながら結ばれていくって感じのお話でした。異世界転生ものがお好きな方でしたら、よいのでは。

2

復讐の裏にある相愛の香りを感じとって欲しい

「復讐」という物騒なワードが目を引きますが、中身は全然そんなんじゃないです^ ^
まずもって、表紙の2人を見ても分かるように、「復讐」の説得力が全くない。相愛なふたりがいい感じの素敵表紙です(笑)
このアンバランスさがどう結末へと結びつくのかすごく気になるぞ…( ̄▽ ̄)そんな思いを抱いて購入。ワクワクしながら見届けました。


側室奴隷として転生した主人公が皇帝の側室に上り詰めていくシンデレラストーリー的なお話にもなっていて、一気に皇帝と距離を詰めるラブ感が楽しいお話です。
転生前のエンベルは医学従事者ではないけど、基本の医学知識(消毒のやり方とか)がこの世界ではスゲー!みたいに思われていて、それにより側室様へと昇格していく大奥さながらの展開は、復讐とは違うベクトルで面白かったです^ ^

皇帝は怖い人だとの噂もあるけど実際に会うと全然違う優しい人……じゃあなぜ何人もの側室が召し上げられたあと姿を消すのかといったミステリー要素もあったりで、この転生には謎が多く見られます。それこそがこの作品の肝で、この謎の真相や、皇帝の顔への既視感などなど、タイトルにある「復讐」との絡みといった部分からも目が離せません。

元いた世界で瑞月として生きていた記憶との擦り合わせが、この謎に大きく迫る核心部分となり、エンベルと皇帝の不思議な縁との繋がりに大きく関わっていくことになります。
皇帝に惹かれるのも、皇帝に恐怖心を感じるのも、前半部は情報が錯綜していて何が何だか…な感じですが、瑞月の転生前との記憶が徐々にクリアになり始めると、この「復讐」劇が一気にドラマチックな展開へと移り変わり、皇帝とエンベルがまさに運命の2人であることを目の当たりにすることに……!!


「復讐」しなきゃと思う理由や、それまでのミステリー要素も含め、その裏側にあった皇帝もまた同じ転生者であったことの真実には驚かされましたが、死してなお、また同じ世界で巡り会う2人の運命力の引きの強さにはあっぱれ♪( ´▽`)
元の世界でも相愛だった彼らが結ばれずして死を遂げたことに、神様が哀れに思って再び巡り合わせてくれたのかなぁ…なんて思うくらいはドキドキしました。

読み終わったあとは、「復讐」なんて思い出せないくらいの幸せ読後感でした(*´︶`*)
タイトルとのギャップをぜひ味わってみて下さい。

3

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