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部族オメガバース -黎明の花嫁-

buzoku omega verse -reimei no hanayome-

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表題作部族オメガバース -黎明の花嫁-

バドル
19歳、ガルナ村族長の孫、ヨキの夫となる男
ヨキ
21歳、ヨルタ村族長の息子、ガルナ村にヨルタから嫁として嫁ぐ

その他の収録作品

  • あとがき、カバー下

あらすじ

これは遥か昔、
まだ「オメガ」という概念が存在しない
とある部族たちの物語――

男でも妊娠できる特異体質のヨキは、敵対するガルナ村との和平のため、
ガルナ次期族長・バドルの元へ嫁ぐことに。

婚儀当日、初対面の印象はお互いに最悪。
なんとか歩み寄ろうとするヨキだったけれど、予期せぬ〝発情〟が起きてしまって――!?

「てめぇ何しやがった…! 俺はなんでこんな…」
「ごめん…全部俺のせいなんだけどさ 抱いてくれないか?」

猛獣系年下α×やれやれ系Ω〝異部族婚姻譚〟開幕――!

作品情報

作品名
部族オメガバース -黎明の花嫁-
著者
蝦夷森わに 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784799771563
4.3

(141)

(82)

萌々

(39)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
610
評価数
141
平均
4.3 / 5
神率
58.2%

レビュー投稿数15

部族BL良かったーー!

Xでずっと見ていたので単行本発売を楽しみにしていました!
しかも!4/17~電子限定でラブラブ後日談の番外編集が配信されるとのこと!早速2人のその後が読める!やったーうれしー!(全70P、400円)

攻めのバドルと受けのヨキ。2つの村を結ぶ政略結婚の結婚式から始まります。
他所の村に一人で嫁いできて、着飾り一人ぽつんと座るヨキの居たたまれなさと緊張感…からの~、遅れてきたバドルの野性味溢れる登場シーン。絶対見て欲しいです(笑)

バドルのキャラクターが強くていい味出してます。
THE本能でシンプルでストレート。
ジーーーーっとヨキを見るとこ、動物みたい(笑)
過去に両親が戦争で亡くなった経験から自分への怒りを抱えて、他人に頼らずに寄せ付けず生きている人。

ヨキもまたオメガ(という概念がまだ無いけれど)として生まれ、尊敬する兄を手本に自分にできることをやろうと力を尽くしてきた人。
過去のしこりが残る村同士の婚姻で歓迎されない中、一人健気に立ち振る舞う思慮深さがありました。(バドル曰く「ぐちゃぐちゃ考えるやつ」)

結婚したけれどお互い印象悪く、最初は発情Hから始まったものの、
徐々にバドルがヨキに他の男の匂いがつくのを嫌がったり、ついキスしようとしたり、無自覚に独占欲バッキバキになっていくのが最高で。
ヨキが大事だと気づいてからのバドルのストレートな甘さが堪らない…!初夜のやり直しも、それをひっそり準備してたバドルも素敵でした!

2人がお互いを知るところから始まり、共に過ごすことで影響を与え合う関係性に育っていく過程や村人たちとの摩擦や許し合いなど、丁寧にストーリーが作られていて読み応えがありました。
2人ともしっかり"男"なビジュと性格だし、部族らしい刺青やスタイル、考え方など世界観もしっかりしていて良かったです。

襲ってきた賊から「ツガイとオメガ」という言葉を聞き、ヨキの体質に名前があることを知る2人。後書きで作者様も言ってましたが、まだ本筋の問題も残っている中で終わってしまいました。2人の関係の始まりとしてはこの一冊でとっても良かったのですが、もっと読みたかった~!という気持ちも。

2人のラブラブや、冒頭に出てきた2人の子どもや家族エピソードも読みたいけれど、これは番外編集でおそらく読めるとして…
村のことや10年前の戦争の目的、ジルドの妹も何かあるのでは…?など明らかにしてほしい面もまだまだあるので、続編期待したいです!

11

セリフを超越した言霊感じるメッセージ性にも優れた素晴らしい作品!絶対に読んで欲しいデビュー作‼

この作品を読んで感じられる事、受け取れた事が多過ぎて、、、とにかく素晴らしい作品なんです‼という事を何が何でも伝えたい…‼‼‼

言葉を尽くして全力でおススメしたい…しなければいけない作品に出会いました!
と声を大にして言いたい\\(o→ܫ←o)//

でも、、、この作品の素晴らしさを余す所なく伝えようとしたら結果作品の全てのエピソードを語るしかないので、、、もぉ、、、読んで欲しい‼という事をとにかく伝えたい

なので細かいストーリーに関してはそこまでレビューでは書かずに自分自身が感じた事をどうにかまとめていこうと思います⸜⸜٩( 'ω' )و //

因みに、、、こちら、先生のデビュー作ですって。。。!!!!!
んもぉーーー…デビューって何⁈って最近ホントに混乱しちゃう、、、
このクオリティで初コミックス⁈
マジで才能と努力の結晶ですね、、、すごい!


さて。。。
BLに限らず何か作品を読む時って「ジャンル」ってどの作品を読むか?の選ぶきっかで大事だと思うんですけど、当然BLと言うからにはBoysのLoveを求めて読んでる訳で、、、
そして今回は「部族オメガバース」と謳われているので、褐色男子やトライバルTatooや衣装から感じる世界観やオメガバースがまだ認知されていない黎明期ならではのお話しなんかを期待して読んだのですが、、、

この作品からは恋愛だけではないたくさんのメッセージを受け取る事が出来てしまい、、、「ジャンル」の概念が窮屈にさえ思えてしまう作品だと強く思い知る事になる読後に今も一向に興奮が収まりません

正直、こんなに深く自分の琴線に触れて来るとは思ってもみなかったので強い衝撃を受けています

勿論恋愛要素としても非常に高いストーリー性があり、結果が見えているような展開のイージーさは感じません
かと言って難しい訳でも決してありません
彼らのゼロどころかマイナスの関係性から始まるステップを踏んで行く納得性の高い心の触れ合いを感じる恋愛がしっかり感じられます
この魅せ方もまた巧い…上手すぎる .゚(→ε←*)゚ .゚!!!

俺様風ですがすぐに俺様なだけではなく不器用というかぶっきらぼうな攻めと言う事が分かるバドル
彼の閉ざされた心に寄り添わずに居られなくなります

大きな志を秘め、孤軍奮闘1人慣れない地でも前向きさを失わない包容力の塊のような受けのヨキ
彼の孤独や消えない哀しみに触れ、心から安寧を願って止みません

しっかりした攻め受けのキャラが立っていてこのマイナススタートの2人の先を見逃す訳にはいかないって即思うと思います!
尚、先生的には「バドルは体ばかりが大きい子供の怪獣」「ヨキは器用そうに見えて強くあろうと踏ん張ってる不器用な子」と思いながら描かれていたそうです
そんな彼らのあとがきのデフォ絵もかわいいです♪

そこにオメガバースとしてのエッセンスがあり、更には緊張状態にある部族同志の結婚というロミジュリ風味の設定+緊張状態に陥った過去の争いにより刻まれた村人の遺恨、しかも現在も続く他の部族からの侵略への警戒などのバトル的要素、、、

と、、、恋愛軸に肉付けされたたくさんの要素が驚くほどバッチリとハマっていて、、、1つの作品としての完成度が激烈に高いんです…‼
こんなにたくさんのアレコレがあるのに、、、ですよ???
それでもホント、驚くしかないけれど。。。

\\\\まっっっっったく破綻していない//////

ホントにすごい構成力!!

そして何よりも凄いのは、ストーリーに乗せて伝わってくるメッセージ性が凄く響くんです

ストーリーの為にキャラに用意されたセリフというよりも、彼らの生の「言葉」であり「声」として届いて来るような感覚です
目で読んでるはずなのに耳に届き、胸に沁みる、、、
そんな響く力のあるセリフが素晴らしかった、、、
これはこの作家さまのマインドの奥深さが無ければ絶対に生まれない言葉たちだったと思います
まさに【言霊】を受け取りました

恋愛漫画を読みながらも「人として」気付かされる貴重な時間を貰える作品
本当に嘘も誇張も忖度も一切なく、ただただ感動しました!!!

ハッとするセリフがいくつもあるのですが中でも受けのヨキが伝えてくれた
「許す事は許さない事より難しい」
という言葉の重さには偉人の名言並みの感銘を受けました

ハッと考えさせられたり気付かされながらも決して終始重過ぎるトーンでもないので、身構えずに読めます!!
キャラがうまく活きてます(*˘︶˘*).。.:*

困ったな、、、もぉ、、、褒める所しかありません!!

濡れ場も関係性の変化と共に思いっ切り変わっていくので魅せ場としてもバッチリ!

その上気になるフラグも多く撒かれていました、、、
これは、、、
絶ッ対にぜーーーーーったいに続編を出して欲しい!!!

出版社さんにはこの続編を出す使命があると思う!
絶対です!!!
だって、先生もあとがきで心残りがあるって仰ってるし、、、ページ数の関係で描き切れなかったお話しもたくさんありそうだし、、、!!!

続刊のお知らせ、ものすっごい期待して待っています!!!
皆さん、是非、この作品を読んで下さい
続刊への後押し、是非して欲しいです(>ω<)!!!

フラグの件や続刊への想いを書こうとしたらまた止まらなくなるから、、、セルフ強制終了しますね、、、
とにかく少しでも気になったら絶対に読んでみて欲しい

スト重読者さまにもおススメ、是非したい作品です٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶

修正|ただひとつだけ、、、この修正だけが非常~~~に残念なシッカリ目なライトセーバー、、、これは、、、勿体なかったな~。。。でも、濡れ場がメインって事でもないっちゃないので、、、作品を読めた、出会えた喜びには代えられないので、、、ほんとに、、、読んで欲しい~~~~~っす!

8

良質なオメガバース作品

凄く面白かったです!!!!!!
まだオメガという概念がない時代での物語で敵対してる部族へ嫁ぎ、ヨキの発情を経てバドルのヨキへの対する独占欲やα特有の独占したい気持ちなどのシーンが丁寧に分かりやすく描かれてて読みやすかったです。2人の体格差もとても萌えますし、誰にも心を開いてなかったバドルがヨキにだけ素直になるのが最高でした(•ᵕᴗᵕ•)ヨキとバドル出会うべくして出会って本当によかった……

読み終わった後にもう一度最初から何度でも読みたくなる作品です。

こちらデビューコミックスとお聞きしてびっくり((((;゚Д゚))))ストーリーの運び方、魅せ方、どこを切り取っても神だと思いました。

オメガバース初心者の方でも分かりやすく絵柄も綺麗で読みやすい作品だと思います!!!

電子白抜き修正

6

年下俺様攻めの無自覚なド執着が良き♡読み応えのあるデビュー作!

こちら初コミックスですね、おめでとうございます♪
表紙の攻めのイカつさに怯んでいたのですが、高評価で試し読みしたら面白そうだったので読んでみました。電子で263ページとボリューミー!以下少々ネタバレあります。

タイトル通り、部族もののオメガバース。
でも第二性のことは把握されておらず。受けのヨキ(Ω)は男性だけど妊娠できる特異体質と言われている。そのヨキが和平のため、敵対する村の次期族長バドル(攻)の元に輿入れすることとなり…というお話。

ヨキはΩで、バドルはヨキの匂いに発情するのでαですね。他に明らかにΩやαっぽい人物は登場しません(実はいるのかもしれないけど)。

バルドは19歳、ガタイのいい年下俺様攻め。ヨキは21歳、朗らかでさっぱりした性格で健気さもある男前な受けです。

バドルはヨキの村に恨みがあって、初めこそヨキを嫌っているけど、ヨキに助けられたり、発情でセッしちゃったり…ヨキの性格の良さにすぐに絆されちゃいます。態度はつっけんどんだけど、ヨキを無自覚に好ましく思ってるのがダダ漏れで可愛いです。ヨキが鈍感さんで、その気持ちに全く気づかないのも面白いw

ヨキが村人数名に襲われそうになり、バドルが救出するシーン。ヨキについた他の男の匂いに逆上するバドルのモノローグ。
『誰にも渡さない 汗の一滴も』
キターーー!俺様攻めのド執着だーーー!!
もうズキューーーンときました!良き独占欲です♡

ヨキを襲おうとした村人達をバドルは罰しようとするも、ヨキが寛大な気持ちで許す。
ヨキは光属性というんでしょうか、まるで天使みたいに優しい人ですね。
この辺の描写は、ヨキの心が本当に美しいんですが、ちょっとひねくれ者の私には眩しすぎました…。

終盤の一波乱も乗り越え、最後はしっかり心も体も結ばれるバドルとヨキ。めでたしめでたしなハピエンでした。

濡れ場は数回でえちですが、ライトセーバー修正で真っ白で残念!バドルの立派な巨○を良修正で見たかったw
ラストは、最初はあんなにツンツンだったバドルが、甘っあまにヨキにチュッチュしてるのが大変良きでした♡ これからはヨキを溺愛する夫になるに違いないw

作画もストーリーも、デビュー作とは思えないクオリティの高さを感じました。素晴らしかったです。
今後の作品も楽しみにしています♪

(甘々な新婚生活の番外編も電子で同日発売されているので、読んでない方はそちらもぜひ見てみてください♪)

電子 ライトセーバー(白抜き)修正(真っ白で残念!)

5

少しずつ「好き」が育っていく部族オメガバース

えーーこれデビューコミックス!?
本当に!??
と、ちょっとびっくりするくらい全体的に完成度が高い一冊でした。
舞台は、とある島の部族集落。
相対する2つの部族が、和平手段として互いの族長の子供同士を政略結婚させたことから始まる物語です。
嫁として村に来たヨキはオメガだけど、島にはまだ「バース」の概念はなく、もちろん誰も「オメガ・アルファ・ベータ」の性別を知らない。
知らないながらもヨキと、ヨキの夫となったバドルは本能的に惹かれ合い、発情が誘発されて初夜に体を重ねてしまうんですよね。

バドルは訳あって肉体的な強さ至上主義で、誰にも頼らず自分だけを信じ、単独行動するタイプ。
ヨキはオメガゆえの煩わしさや理不尽さを幼い頃から経験して育ってきただけあって、常に空気を読み、自分に出来ることを考え、他人とは話し合えば分かり合えると考えているタイプ。
オカンみたいに大きな包容力がある人です。

ヨキとバドルは本当に正反対なタイプなんですが、ヨキの優しさや、柔和な性格の中に秘められた強さによって、バドルのヨキへの接し方が少しずつ変化していくんですよ。

だんだんと好きになって溺愛ダーリンに変貌するって、ありがちと言えばありがちですけど、彼らの場合は過去の辛い経験に加えて、バース概念がまだ無いのに本能的に惹かれあっていくというのが良いアクセントでした。

250ページ越えとなかなかのボリュームですが、え!ここで終わってしまうのー!?と思ったのも正直なところです。
なんて言うか、まだまだ壮大なストーリーの序盤っていう感じなんですよね。

バースの概念が既に生まれている外敵の存在や、作品冒頭で描かれていたヨキとバドルの家族の様子など、もっとこの作品世界を読みたい!という気持ちにさせてくれます。
あとがきで作者さんはSNSで小話を描いていく・・・と書かれていましたが、ぜひ商業誌で続編を描いていただきたい。

ヨキとバドルって、やり直し初夜も迎えてちゃんと夫婦になる意思を固めたと思うけど、多分まだうなじ噛んでいないと思うんですよね。
番になるエピソードが読みたいー。

絵は上手いしストーリー展開も上手ですし、繰り返しになりますがデビュー作品とは思えないレベルの高さです。
部族系・ガタイの良いお兄さんたち・可哀想じゃないオメガバースが好きな人に特にオススメします!

4

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