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小説
今回は顔を焼かれた囚人と流血の神子のお話です。
他社の傷を癒す力故に戦場で生きてきた受様が
収監された監獄で知り合った囚人達と建国するまで。
かつて神は2人の人間を友とします。
人を救う力を与えせれた友は神子と呼ばれ
リア教の教祖となります。
人々のために未来を選択する力を与えられた友は
タルーガ王国の始祖となります。
リア教とタルーガ王国は互いに不可侵で
同盟関係を結んで反映しますが
時ともに神が2人に与えた力は薄らぎます。
タルーガ王国は十数年前まで平穏で豊かでしたが
王妃に恋慕した貴族が反乱を起こして王を処刑し
王妃を妻として他国を侵略し始めます。
その戦いで王は
100年ぶりに現れた回復の権能をもつ受様を
リア教から略奪して受様の力で王国軍を不死とし
他国に勝利し続けるのです。
受様は5才から戦場で自らを傷つけ血を流して
人を癒し続けたため流血の神子と呼ばれ
不死となり戦い続ける兵士達には罵られ続けます。
それでも受様が王に従うのは
国を守る事が母を守る事だと言われた為ですが
受様は怪我をした王の治療に呼び戻された王城で
母がすでに鬼籍に入ったと知ると権能を失います。
王は力を失った受様と停戦を進言した宰相を
孤島の監獄へと投獄します。
監獄に送られた受様に未来はあるのか!?
戦地で兵士を不死にしていた受様が
顔を焼かれた囚人である攻様とともに
平和な国作りを目指すファンタジーになります♪
母から離されて以来戦地しか知らない受様は
戦争に参加させられない事を喜びますが
宰相は炭鉱での労働を強いる監獄を地獄と評するのです。
監獄には王に逆らって収監された者が多く
王の暴政の歯止めとしてとどまった宰相が投獄された事で
彼らをより悲壮にさせるのですが
囚人達を束ねているらしい青年は大きな仮面で
顔の火傷痕を隠しているもののかなりの美貌の主でした。
彼こそが今回の攻様です♪
受様の挨拶に笑みを浮かべる攻様に周囲はどよめき
攻様にとって受様がどれほど特別なのかが
攻様の様子からわかるのですが
彼の真意は読み進めていってもなかなか解けません。
前王から仕えた有能な宰相
監獄の古株で右半身が不自由な元騎士団長
炭鉱の空気が合わず寝たきりになった発明王
神童と呼ばれる頭脳をもつ声を失った天才
受様が収監された事で囚人達の意識が変わり
受様は生きるために彼らとともに
新たな国作りを目指していくのですが
受様の自己肯定力の低さが彼らを結束されていき
攻様の過去が見えてくることでワクワク
彼と王の確執が見えて来てハラハラ
端々で見え隠れしていた伏線が徐々に明かされき
攻様と受様が王を追い詰める展開は正に圧巻
攻様が受様の大切な人となるまで
大変楽しく読ませて頂きました。
めっっっちゃくちゃおもしろかった…!
冒頭はすごくつらい展開続きです。病も怪我も治してしまう神子の血液を暴君に利用され、幼い頃から戦場で血を抜かれ続ける日々。彼が暴君に呼び出され、神子の力を失い、監獄に送りにされます。
そこから神子様と優秀な囚人たちのターンスタートです!
ここからすっごく面白かった!序盤を読み、暴君この野郎!と鬱々してましたがぽーんと吹き飛ぶ勢いで面白かったです!!
仲間たちとの会話はコミカルかつテンポよく。シリアス!コミカル!シリアス!と、いい塩梅でやってきます。
攻めであるエルの、神子への過保護っぷりは最初からレベルMAXですので、BL要素もしっかりがっつり味わえます。世話焼き攻め大好物なわたし、萌え転がりました。最高でした。
主役カプふたりもすごく素敵ですが、サブキャラもみんな魅力的です。暴君の最後もよかった。胸がスーーーッとしました!
すっごく面白かったです!