ロマンティックでシビアな番うという重み――

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表題作愛だ、恋だの処方箋 2

佐藤 志郎
人気バンドグループのメンバー、26歳、α
桐矢 凛人
薬剤師、34歳、β⇒Ω

あらすじ

◆紙電子共通 20P描き下ろし小冊子付き◆

薬剤師で調剤薬局を経営している桐矢凛人(β)は、人気沸騰中のバンドグループWeltのメンバーで運命の番である佐藤志郎(α)との出会いをきっかけに、突如Ωへと変異してしまう。
最初は志郎を拒絶していた凛人も、真っすぐな熱い想いをぶつけられ、今は良きパートナーとして共に歩んでいる。
そんな中、二人は初めてのヒートを迎える準備を進めていき――。

《収録内容》
◆『愛だ、恋だの処方箋』7~11話
◆小冊子20P

作品情報

作品名
愛だ、恋だの処方箋 2
著者
秋久テオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758028929
4.6

(228)

(165)

萌々

(47)

(12)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
1051
評価数
228
平均
4.6 / 5
神率
72.4%

レビュー投稿数18

運命はあくまでもキッカケ。そこから先のことが一番大事なのだ。

志郎と凛人がパートナーとなってからの続刊ということもあってか、番や運命に関してより突っ込んだ内容になっていたのがめちゃくちゃシビれた!
志郎のアルファとしての凄みは極上だったし、凛人のオメガとしての煽りは艶めかしくて、2人ともに第二性の本能をたっっっっぷりと見せつけてくれましたヽ(´▽`)/

本能と運命で惹かれ合った2人だけど、運命はあくまでも結ばれるキッカケであって結果ではないんですよね。
運命ほど頼りにならない根拠はなくて、それは凛人の元恋人の辿る末路を見れば分かること。運命の番に依存し過ぎたが最後、大事なことが見えなくなって精神を食い尽くされて、そんな運命に縋る必要があるでしょうか。
元恋人のことがあってか凛人が運命に懐疑的になる理由も、慎重になる姿勢も理解できるだけに、運命の難しさを目の当たりにするところでした。

番になることは、オメガバース作品のゴールにも捉えられがちですが、そこに依存しない2人の選択は現実的だと思いましたし、そういった迷いや不安に焦点を当てる描写はリアルさがすごく表れていたと思います。
素敵だなと思ったのは、志郎がちゃんと凛人の不安を汲み取ってくれたことです。愛することの感情にちゃんと理由が根付いている彼らの恋愛は、めちゃくちゃ胸アツでした!

それにしても。
凛人の元恋人の運命の番があんなにもクソヤローだったのが今巻一番ビックリしたことかも知れません。あれがアルファとは……クズゲス野郎もいいとこ。凛人から離れてまであんな男を選ぶ運命の引きの強さとは、いやはや恐ろしい。
皮肉にも凛人の元恋人の運命の結果と、凛人自身の運命の結果は真逆で、そんな対比もまた面白く拝見しました。
元恋人の番は最悪も最悪だし、凛人のピンチにハラハラしたけど、颯爽と駆けつける志郎がカッコ良すぎて最高オブ最高でした!\(//∇//)\


迷いはあれども、堅実かつ誠実に向き合っていく2人の恋愛模様は、続刊のストーリーに相応しい読み応えだったと思います。凛人の心からの笑顔にこちらまで多幸感でいっぱいでした^ ^
Weltのメンバーたちの存在も良かったですし、前回お騒がせしたエイジが今巻面白すぎて一気に大好きになりました♪

12

読者も幸せです!

1巻も何度も読み返してたくらい大好きな作品の続編!志郎は疲れてても会いたいが上回るくらい変わらずリヒト大好きが溢れてて普段はカッコよくてもそういうところは可愛いなって思った。リヒトはすごく変わったな〜。めっちゃめっちゃ可愛くなったし綺麗になった!何よりも最初はあんなに頑なだった心が志郎に対してはふんわりゆるゆるになっててどれだけ志郎を信頼してるかが手に取るようにわかった。すぐに番うのではなく2人なりに色んなことを少しずつ積み上げていこうという姿に2人の愛を感じたしその先にどんな答えが出るのかを最後まで見届けたいと思った。幸せ溢れる終わり方だったけど一緒に暮らしてからの2人のこの先ももっと知りたいから続編を期待したい!

10

堅苦しい雰囲気が無くなった2人が見れて幸せです

運命の番はきっかけ、お互いが好きだから付き合い出した2人
言葉がなくてもお互い思いあってるのが伝わるのですが、最後に「好き」を言葉にした凛人さんの表情が素敵で、それを受け止めた志郎さんがワンコ全開でとても幸せな2巻でした

1巻の堅苦しい雰囲気が消えて凛人さんの表情が柔らかく可愛くて、年上受けなの忘れそうになります

志郎さんは引き続き大型犬ですが、より理人との関係について考える部分もあって、器が大きくなってる感が出てきました

突然変異でβからΩに性転換した凛人さんの初の本格的な発情期(ヒート)がそろそろだいう話からパートナーがいれば番という選択肢もあると医師から提示され、凛人さんから番についての話題が出ます
番についてのお互いの考えをきちんと伝え合っているのは確実に1巻から関係を積み上げてるのを感じられました
そして凛人さんの色気がね、格段でアップしているのですよ、β→Ωに性転換し体がどんどんΩに変化してる影響でしょうか
普通のΩと比べて自覚が薄いので、志郎さんは発情期以外にも実は色々心配事項出てきそう笑

突然変異のΩなので、前兆はあったけど予定通りでなく志郎に内緒で凛人に会いにきたバンドメンバーがいる前で、志郎が合流後に来ましたね、発情期
注意喚起の意味で不安を煽られたところからの志郎さん出現で発情期って、志郎さん大好きだなって表情を含めて思いました
志郎さんが凛人さんを想っている度は、1巻よりもupです



凛人さんは発情期前に1巻でにちょっと突っかかってきた志郎の仲間と関係が改善されており、バンドメンバーとも良き距離になっています
(ちなみに突っかかってきた仲間、以降志郎さんと凛人さんの関係を妄想してテレる要員になります笑)
志郎さんもしっかりお話しして、バンドメンバーとマネージャーさんが2人に協力的で1巻でのイザコザの気配もなくなり、良き仲間でした
ハッピーなお話を読みたい人間はとても歓迎の展開です
なのでマネージャーさん、実際に凛人の発情期中1日だけ仕事であとはお休みになるようにばっちり調整し残りも在宅のみで対応できるもののみ、とても優秀です

発情期えちシーンは志郎さんが年下なので凛人さんの体力が心配になります笑
でもでも、志郎さんが1日だけ仕事で離れる時に凛人さんが志郎の服を離さず置いていく様に甘えて、その様子が可愛くて志郎さんと一緒に悶えました笑
帰ってきた志郎さんを迎えた凛人さんが置いていった志郎の服を着て抱きつくから、頑張って保った理性を最後はちょっとヤケクソで放棄な志郎さん、飼い主に根負けする大型犬笑

1巻で出てきた元カノの話もちょっとあり完全に区切りがついてからの、その元カノの番に襲われた凛人さんのピンチにストーカー気質がまだ抜けきれていない志郎さんが駆けつけて、そちらの問題も即解決
ばっちり志郎のストーカー気質は残っています笑

最後は同棲してというもっと仲良しになる結末で、無事ハッピーエンド
書き下ろしの同棲後の小冊子とペーパーでもっと仲良しな様子が見れて満足です

今後子供はどうするのかとか、最終的に番になることはあるのかとか、まだまだ想像(妄想?)できる楽しみがあるって幸せですね

9

このひとコマで、読んでてよかった~!

1巻での真面目でお堅い感じの凛人さん。

2巻の初め、文字を読むのが苦手なので、がんばって読み進める。

厄介者扱いしていた志郎のメンバーとも打ち解け。

そして発情期到来。

凛人さん。凛人さんっ!?

もうふにゃふにゃじゃないかっ!!

激しくも甘々なせっ!

極めつけに鼻チュー!!!

鼻チュー!?

かわいいかわいいかわいすぎるっ!!

このひとコマで手を口にあててふぁっ!って私も発情期到来しそうになり。

涙が出そうなくらい、この作品読んでてよかったぁ~と感動しました!

さすが先生!大好きです!

8

愛だ、恋だの処方箋 2

二人だけのお話だった1巻から、周りに迎えられた二人の2巻
とても素敵でした

凛人の表情が豊かになって、柔らかくなったからかほんの少し幼くみえて可愛らしかった
志郎は今回もカッコよくて素敵でした

とても甘々の2巻で眼福
オメガバの世界観に画がとても合っていて、良かった
志郎のガタイの良さがとても良い
エッチなシーンも強引さと優しさとのギャップにきゅんきゅんしました

他のメンバーやマネさんも出てきて世界が広がったのも良かった
また続きが見られたらいいな

7

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