コミック

  • 俺と御曹司(アイツ)の300日

俺と御曹司(アイツ)の300日

ore to aitsu no 300 nichi

  • 電子単行本

表題作俺と御曹司(アイツ)の300日

雨宮昴
大鳳亜蘭

あらすじ

麗しく、誰にでも分け隔てなく優しい御曹司・亜蘭(あらん)には気になる人がいる。同じ大学の同級生、雨宮昴だ。キャンパスで目が合った瞬間に、稲妻が走ったかのような衝撃を受けたのだ――…。このときめきが何なのかはわからないが、とにかく彼と仲良くなりたい! でも、ミステリアスな雰囲気を漂わせる昴は、簡単には近寄らせてくれず…。不遇な青年と御曹司、彼らの卒業までの300日がはじまる!

作品情報

作品名
俺と御曹司(アイツ)の300日
著者
Miwa 
媒体
漫画(コミック)
出版社
eBookJapan Plus
レーベル
BLfranc
電子発売日
4

(1)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

身分差BLかと思いきや、、、?!!

TLに流れてきて試し読みし、身分差好きだし、面白そう♡
と思って即ポチっとしてみました。


お話としては、
誰に対しても分け隔てなく接する御曹司の亜蘭が、大学の構内でボールにぶつかり倒れてしまう。
すると、そこへその原因を作った男、昴がやって来て謝罪する。
瞬間、亜蘭の身体に衝撃が走り、そこから昴と少しでも接点がほしく、周囲をうろつき始めますが、すげなくされて、、、
という冒頭。


亜蘭が悪ぎなく、昴と仲良くなりたいがために、昴のことを想ってプレゼント攻撃を仕掛けるのですが、家庭環境が複雑で自活し、生活苦しい昴にとってその亜蘭の好意はお節介でしかないのですが、
途中、まさかの亜蘭の親の会社が倒産。

一夜にして金持ちから貧乏へと転落し、住む場所も変わり、なんと偶然昴の住むアパートの隣へ引っ越してくるという、
まさに起承転結だったら、「転」すぎる展開に。


果たして、お隣同士となったふたり。

昴のバイト先であるラーメン屋で、バイトが欲しいから誰かいないかと尋ねるあのくだりに、
もしや、亜蘭が一緒にバイトを始めるのかなあ、、
と、薄々勘繰っていましたが、
まさかの御曹司から貧乏人になってしまったが故に、収入が必要でという展開で始めるとは、
さすがに予想していませんでした。

生活力のない亜蘭に、昴はバ先でも家でも亜蘭を放っておけなくて、、、
また、マイナスのイメージだった亜蘭が、本当はイイヤツだと気付き始め、、、

知らず知らずのうちに、亜蘭の人柄に惹かれていった昴。



で、
亜蘭が御曹司でなくなったことで、それまで周囲にいたセレブの友達たちは、肩書きだけをみていただけの付き合いで、離れていってしまいました。

が、
かつて亜蘭に危機を救ってもらい、恩があるという人物が金塊や、亜蘭が友達だと思っていた人たちに贈っていたプレゼントなどを回収し、持ってくるという救いのスカッとジャ○ン(古いネタですみません!)的展開も。

それから、幼い頃に亜蘭へ求婚し、今回亜蘭の危機を聞き付けやって来た、超金持ちである石油王の孫の理陽斗。
プロポーズされ、昴のことが好きな亜蘭は断ります。

ですが直後、昴の高校時代からの友達たっつんから、昴のことを好きだから離れて欲しいとお願いされてしまいます。


併せて、理陽斗から御曹司時代にずっとお世話役を務めてくれていた爺やが、身よりなく孤独に田舎で暮らしていることを知り、自分が理陽斗と結婚すれば、なにもかもがうまくいくのでは、、、?!!
という思いが過ぎり、、


そんなとき、就職が決まった昴。
遠方へ行くこととなり、亜蘭にも着いてきてほしいと告白しますが、、、




とにかく、タイトルの御曹司にとらわれすぎて、身分差BLめっちゃ好き♡
などと、軽い気持ちで読むと(それは、まりあげはだけ!)まさかのスト重で、後半はその急展開と亜蘭の人柄の良さに、切なさで胸がギュッと押し潰されそうになります。


良い意味で、冒頭と結末で裏切られるBL。


お表紙の攻めが持つ花束も、結末まで読むと、本当にすごくお話が練られていて、そこで今度はそっちが花束出してきたァァァ?!!
と、ひとり興奮したまりあげはでした。



少しでも興味を持たれた方は、読んでみては如何でしょうか。

0

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP