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不遇の花嫁と赤騎士王子の幸せな結婚

fuguu no hanayome to akakishi ouji no shiawasena kekkon

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表題作不遇の花嫁と赤騎士王子の幸せな結婚

ヴァレンティレ・ノルダール
24歳、デルセアン王国第二王子、ウェンラフィ領主、「赤騎士」と呼ばれる
ミルカ(ミルカ・アハティアラ)
20歳、「魔力無し」の公爵家次男、ヴァレンティレの婚約者

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「赤騎士」と呼ばれる第二王子×魔法が使えない貴族令息

公爵家の次男ミルカは、「魔力無しの欠陥品」と冷遇され、王妃殺しと呼ばれる第二王子ヴァレンティレの婚約者となって家から絶縁された。苛烈な性格と噂されるヴァレンティレは、これまで数多の婚約者候補を追い返してきたというが、実は強すぎる魔力にあてられてヴァレンティレの側にいることができないのだという。だが、魔力無しのミルカは、なぜかヴァレンティレの側にいても問題なく過ごすことができ、帰る家のないミルカはここに置いて欲しいとヴァレンティレに訴える。一方、ヴァレンティレは家族とすら確執を抱えて孤独に生きてきたが、いつの間にかミルカの側に安らぎを覚え…?

作品情報

作品名
不遇の花嫁と赤騎士王子の幸せな結婚
著者
貫井ひつじ 
イラスト
高星麻子 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784041163573
4.3

(63)

(37)

萌々

(16)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
274
評価数
63
平均
4.3 / 5
神率
58.7%

レビュー投稿数7

不憫同士の幸せな結婚、読後感はややもやもや

最北端の辺境を舞台に、魔力を持たない不遇の花嫁と、強大すぎる魔力ゆえに忌避される王子という組み合わせは、どこか「アナと雪の女王」を思わせる構成。設定自体は王道で、序盤は期待感を持って読み進められました。

ただ中盤以降、物語を動かす理由づけに首を傾げる場面が多く、没入感が削がれてしまいました。魔力無しには魔法が効かないということが他国に知られると危険だという展開は、国家レベルの問題としては対策が甘く、物語の都合を感じてしまいます。

また、場面転換が急で、いつの間にかラブシーンに入っているなど、読者が置いていかれる感覚もありました。要所でもう少し状況説明があれば、印象はかなり違ったと思います。

終盤も、受けが攻めの暴走を止められる唯一の存在だからという理由で、あっさりと関係が承認され、積み重ねや葛藤が描き切れていない点が気になりました。国の危機管理において、本質的な解決への道筋が示されないままだった点が残念でした。

0

貴方だからともに生きたい

今回は第二王子と公爵家次男のお話です。

父の死で公爵家を除名された受様が王命にて
婚約した攻様の傍らで幸せになるまで。

古より人は魔力を使って暮らしを向上させてきたため
魔力とは神が人に与えた恩寵と言われ
貴族達は魔力の弱い者達を神の恩寵を受け損ねた者として
蔑んでいました。

受様は名門公爵家の次男ながら魔力無しで生まれ
父公爵は関心を向けられず、母は兄のみを溺愛し
親族には影口と軽蔑の視線を受けて生きてきます。

病を患った父公爵は死期を悟ると
死後の予定を緻密に指示して亡くなり
葬儀から10日後に遺言状が公開されます。

公開された遺言にて受様は貴族籍から除名され
放逐された身柄は国王預かりとされ

王城の離宮に連れていかれると
秘書官から第二王子の婚約者に任ずる旨の身分証と
第二王子のへ渡す紹介状を渡されて
北の地に向かわされてしまうのです Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

この第二王子が今回の攻様です♪
攻様は生まれつき膨大な魔力を持ち
隣国との戦いに12才から参戦し
成人を迎えると最北端の地ウェンラフィの
領主に任命されますが

髪色にちなんだ赤騎士という異名は
王都では王妃殺しの呪われた赤騎士という
蔑称として用いられていました。

攻様は長く領地で暮らしているため
受様は1月後には雪と氷覆われた北のちに着きますが
辿り着いた屋敷には火の気も人の気配もありません。

受様は勝手に屋敷内を歩き回る事もできず
受様は来客用らしき椅子に座って行儀は悪いながらも
長靴を脱いで膝を抱えて丸まります。

果たして受様は攻様に受け入れられるのか!?

強すぎる魔力で他者と長く接せない攻様と
魔力がない受様の王宮ファンタジーです♪

玄関に立派な暖炉があっても魔力のない受様には使えず
震えながら公爵家で何の役目も果たせなかったから
婚約者として精一杯の努力をしようと考えますが

小鳥の声と「死ぬつもりか」という怒鳴り声を聞きながら
受様の意識がふっつりと途切れてしまいます。

声の主である攻様はそんな受様に暖を取らせるものの
婚約者として頑張ると受様が行っても送り返そうとしますが
攻様の傍にいると呼吸困難に陥るはずな受様が
影響を受けなていない事で考えを変えるのです。

受視点が主軸ですが攻視点も入って進み
それぞれの思いが見えて展開するため
受様には見えない攻様の裏側が見えて楽しいです。

他人とは違う体質である事で不遇な人生を歩いてきた2人が
夫々に対して少しづつ心を寄せていく様子に加えて

受様側の実父の過去の恋や妻に対する復讐と
攻様側の国王や兄王子の思惑が複雑に絡まって進み
思わぬ展開が続いてハラハラ&ドキドキ

受様が攻様の唯一となるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました。

イメージとしては高星先生の美麗なキャラよりも
かなりほわほわ系な雰囲気の受様でした (^-^)v

3

不遇

貫井先生&高星先生買い。お話は、貫井先生テイストで、ルビーさんらしいなあという印象で、攻め受けとも超好きなところがあまりなく覚えている自信がないので萌にしました。先生の既刊がお好きな方でしたらこちらもお好きでは。本編210Pほど+あとがき。

1か月ほど前に父公爵が亡くなり、その遺言状で、家からの除籍と第二王子の婚約者となることを決められたミルカ。魔力無いために家族からは無いものと扱われており、北方の第二王子の元を訪れ、なんとか婚約者として迎えてもらう必要があり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受け父母兄叔父、リィネ(攻めが飼っている小鳥)、ラハティ(医師)、ユルヤナ(受け生家の家令)ぐらい。

++攻め受けについて

攻めは魔力強すぎて、身近に人を置けないという可哀想な方。強いので、国の最北端で国を守っていらっしゃいます。恋愛事は今まで勿論したこと無いんですけど、一応閨事は学習されておられます(実践無し)。人と触れ合う機会少なかったので圧倒的にコミュ障。不愛想。

受けは不憫すぎる。魔力無いために、ありとあらゆる魔具が使えず(現代日本で指タッチが指認定されないみたいなもん)、実家で人扱いしてもらえていなかった方。父親からもらった最後の言葉が絶縁 って「あんまりなのでは?なんも悪いことしとらんやーん」と最初から可哀想すぎました。仕方なく遺言の通り、第二王子の所に行って「行くところ無いんです、頑張って婚約者します」と頼み込んでます。こっちもあまり人とのコミュニケーション少なかったはずですが、人に虐げられていたからか、人の気持ちを推し量るところが出来ている気がする。出来ることは何でもしますって涙ぐまれたら、追い出すことは出来ないよな。

攻めも可哀想なところあるんですが、受けが不憫すぎて、周りがクズ過ぎて、一人でぷんぷん怒るところが多い一冊でした。まあこれから頑張って幸せになっとくれやす、ミルカちゃん。

2

不憫×不憫

不憫な受と、不憫な攻なのですが、2人とも淡々と静かに穏やかに生きている感じなので悲壮感は少く、安心して読めました。

受のミルカが、父の死後遺言で縁切りを明言されたのがストーリーの始まり。縁切り後の処遇についても決められていて、攻であるヴァレンティレの元に嫁ぐ事になるのです。

ヴァレンティレは、王妃殺しの噂のある第二王子で、その魔力の強さから人と長時間過ごすことができないのです。ミルカは魔力がないために家族や使用人たちから冷遇されていたという、家族や身近な人に縁のなかった2人が、互いを大事にしあっていく様子が良かったです。2人が不憫であるからこそ、2人の恋の様子が尊い!幸せになってほしいと思えます。

あと、2人に欠かせないリィネという鳥さんが愛らしかった。こんな「先輩」羨ましい!

3

No Title

好きな作家さんの作品です。この作家さんは、「かわいそうな受」を描くのが上手だとおもいますが、この作品は、「攻」も、かわいそうなかんじでした。

「赤騎士」と呼ばれる第二王子と、魔法が使えない貴族令息とのお話ですが、どちらも、かわいそうな背景をもっていて、このふたりが、幸せになれるのか、ドキドキしながら、よみすすめました。

ふたりが、じっくりと、確実に恋を実らせる様子が、丁寧に描かれていて、とてもおもしろいとおもいました。

読後感のいいお話だとおもいます。

5

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