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君なしで生きてゆく人生に価値など

kimi nashide ikiteyuku jinsei ni kachinado

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表題作君なしで生きてゆく人生に価値など

新宿一
世界で活躍する天才プロダンサー、25歳
渋谷ウタ
女性恐怖症の二世ダンサー、25歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

今は亡き”伝説の社交ダンスペア”を両親に持つ渋谷ウタは、その影を追う一方で、異性に触れられない致命症を抱えている。不良品の二世、そう自覚しながらやっとの思いで生きているウタだが、ある日、誰もいない深夜のスタジオで舞い踊るダンサーを見かけ――なんと彼は世界で活躍する天才ダンサー・新宿 一で……⁉ 「密かに見守っていた」という新宿から、同性ペアで出場可能なラテンダブルスのパートナーに誘われたウタ。その上、心の穴を埋めるように自分を守ってくれる新宿に、ウタは……?

作品情報

作品名
君なしで生きてゆく人生に価値など
著者
久松エイト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344856394

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4.5

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(6)

萌々

(5)

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
4
得点
50
評価数
11
平均
4.5 / 5
神率
54.5%

レビュー投稿数4

タイトルからしてロマンチックすぎる

天才ダンサー×不憫ダンサーの純愛物語。

生前“伝説の社交ダンスペア”の両親をもちながら、
女性恐怖症が原因でダンサーとして“不良品”のウタ。

それでも踊り続けることを辞めることも出来ずにいたある日、
“伝説の神童”と称された天才ダンサーの新宿一と出会い…。

他人からみれば恵まれた生い立ちにあるウタですが、
早くに愛する両親を亡くし、女性恐怖症のせいで折角の才能も生かされず、
初めて恋をした相手は隠れクズ男で、とことん不憫体質なウタ。

生い立ちからプライド高めな強気美人なのかとも思ったのですが、
そんなことは全くなく、苦労人で恋愛にも不慣れなピュアっ子でした。
一生懸命で繊細で、むしろ無自覚に包容力煽りまくってくる系?

だからこそ、新宿と出会ってくれて本当によかった…。
“天才”というと、俺様や気難しそう…なんて先入観もあったのですが、
当の本人は周囲の羨望の声もそっちのけで、
至ってマイペースでちょっと天然な大食らいでした。
そんな新宿なのでウタの恐怖症や性的指向、
コンプレックスすらも受け止めてくれて、
その器のドでかさといい包容力の塊でした。

友人の神田がウタを引きずり下ろすために嫌がらせを仕掛けたときにも
しっかりと庇い、不安に駆られるウタを励ましてくれる男前っぷり!
それだけに神田のクズっぷりが際立ちまくっておりました。
ウタのことが好きなのかと思いきや、実は子供の頃から密かにウタを妬み、
ウタからの告白にわざと傷つけるような言葉を吐いたり、
新宿とウタがパートナーになってからは陰湿な嫌がらせを繰り返し、
果てはアウティングまでしでかして当て馬どころか悪人の所業でした。
そんな彼に似つかわしい新宿のエグい反撃に心の中で拍手を送りました。

最後は新宿がアメリカに戻るという展開を迎えますが、
ウタも一緒に連れて行って~!と念じていたら、
「死がふたりを別つまで」とまさかのプロポーズが胸熱すぎました///
普段はあまり物事を深く考えていなさそうなのにこういうときに
ビシっときめてくるのがずるすぎる…!
ぜひ、渡米後の二人を描いた続編も見てみたいです!

0

ダンスを通してわかる大切な事

初読みの先生です。タイトルが印象的で気になって手に取りました!

ダンスが主テーマのお話で最初こそターンプロやシャドーといった専門的な用語が出てきたので難しそう…??と身構えたのですが、ストーリーもテンポよく、キャラクター一人一人も魅力的でとても良かったです。

“伝説の社交ダンスペア”を両親に持つ渋谷ウタと天才ダンサー・新宿のお話。
異性に触れられない致命症を抱えながら、今は亡き両親の影を追いかけダンスを続けているウタ。そんな彼に伝説の神童と噂される新宿が「パートナーになってくれ」と申し出てきて!?

新宿の、はにもの着せぬ真っ直ぐな発言が読んでいてとても気持ち良かったです!
ウタの友達、神田。いや、コイツ(ごめんなさい、コイツって呼ばせて!!)最初からなんとなぁぁぁく嫌〜な感じはしていたんです。友達なのにそんな発言するか??というシーンがあまりにも多くて。でもウタは友達だから言ってくれてるんだ、と信じて疑わない。(過去に神田にも告白してる…好きだったならなおさらか…)
そんな神田にバシッと言ってくれた時はめちゃくちゃスッキリしましたね!
そしてウタにも、男、女、階級関係なく外野じゃなくて自分達の事は自分で決めると言ってパートナーに選んでくれた事、1人の人間として選んでくれているのが伝わってきてジーンときました。

2人ならどこまでもいける…とそんな前向きな気持ちにさせてくれる読後感で素敵でした!

0

とても魅力的なCPのダンス漫画で、もっとじっくり読みたかった

先生の『スキャンダルなんて想定外』が好きな作品。ダンス漫画が好きで、本作も試し読みですごく惹かれたので読んでみました。全216ページ。以下少々ネタバレあります。

先生のキャラデザが好きですが、本作も攻めの新宿がめちゃくちゃ男前でかっこいい!そして受けのウタも美人で素敵。表紙からグッときます♡

才能のある二世ダンサーのウタは、女性恐怖症でペアを組めず苦しんでいた。しかし世界で活躍する天才ダンサーの新宿にパートナーを申し込まれて…というお話。

新宿が男前ですごいダンサーなのに、普段は超天然でワンコみもある、というギャップにズキュンときました! だけでなく、ここぞというところできっぱりした態度でウタを助けてくれるスパダリでもある!こんな魅力的な攻め、なかなかいない〜♡♡

そんな魅力的な新宿に、ゲイのウタは惹かれてしまう。新宿が自分の部屋で、ウタの気持ちを受け入れるシーン、新宿が男前で色気があって、すごく素敵でした。濡れ場の描写もエロティックです♡

ダンスシーンも結構あって、描写がすごくかっこいい!できればもっとたくさん見たかったな〜!

そんなすごく魅力的な二人なんですが、ウタの友人の神田が、あまりにもクズ過ぎて引きました…。
まず大勢の前での神田のアウティングはマジであり得ない。怒らないウタもどうかしてる。新宿がきっぱり言ってくれてちょっとすっきりしたけど…う〜ん。
そして過去に、ウタが神田にすごく感じ悪くフラれるシーンもあって、よく友達続けられるなと思った。

その後も神田の暴挙があったり、神田視点の過去回想があったり、神田のウタへの気持ちが語られますが…。ちょっと神田がクズすぎて、終盤のウタを追い詰めるシーンは、読んでいてつらくなった。ウタの「なんで今まで気付かなかったんだ」って、ホントそうだよ〜。゚(゚´ω`゚)゚。

神田をここまで悪者にするんじゃなくて、実はウタへの気持ちも少しあって、新宿とのペアに嫉妬する…みたいな展開の方が良かった気がする。神田がクズすぎてちょっとしんどかったです。

とは言うものの、そんな神田からウタを何度も守る新宿は本当にかっこよかった!そこは救いでした…。

すごく魅力的なCPで、ダンスも素敵だったので、せめて上下巻とか、もっとじっくり描いてほしい作品でした。1巻のみだとどうしても駆け足に感じてしまって…すごくもったいない!と思いました。もっとダンスする二人を読みたかった〜。゚(゚´ω`゚)゚。
せめて番外編などで、ぜひその後の二人を読みたいです!

電子 濡れ場は1回。ほぼ修正不要な描き方で良きでした

2

才能の集まる場所で共鳴するラテンの情熱に自然と気分も昂揚します⇖⇖⇖♫(o→ܫ←o)♫⇗⇗⇗

先生の作品が同日に2作も…‼‼‼
気になったので両方拝読しました⸜⸜٩( 'ω' )و //

本作はダンサーのお話し
ダンスエリートで世界的ダンサーの新宿
両親が有名ダンサーで神童と言われた渋谷
この2人の出会いから始まる変化と成長のお話しで救済ストーリー感あります
先に読んだ作品が「光」っぽい作品に対して今作は「夜明け」と言った所でしょうか?

才能と才能が出会い、共鳴し、惹かれ合うロマンティックな一面と、才能がひしめき合う場所に居るからこそのダークな一面を持つ展開も、、、((꜆꜄`•ω•)꜆꜄꜆

ーー以下、ネタバレとなりますーー

ダークな一面を担うのは新宿と渋谷ではなく、渋谷の親友ポジに居る神田が重要となります
(そう言えば…お名前が駅名っぽいw尚、他にも池尻、居りますww)

この神田のダークさもまた才能や環境という所から来る嫉妬や劣等感だと、納得はしたくないけど…理解は出来てしまう。。。
でも決して許せるタイプではなかったな、、、と。。。
⚠嫌なキャラが出る作品を読みたくない人にはチョット要注意な作品かも⚠
しかも、、、ぅゎ…感じワル(¯―¯٥)と思うのは1回じゃないから、まぁまぁ神田が嫌いになると思います(←だいぶ主観ですが。。。)
尚、私はBL読んでいて、”うぇ…(*´д`)ハァ…”ってなる冷や汗シチュがあって、、、
それがアウティングなんですけど、、、
今作ではあまりにも綺麗すぎるアウティングに、私の中で空気が止まる感覚がハッキリ分かりました…( º言º)そしてその後の周囲の反応も胸クソでした。。。

あ。ちょっとダークサイドを書き過ぎてしまった。。。
ゴメンナサイ…‼
2人のお話しをしたいと思います♪

闇があるからこそ「光」が輝く.。:*✧
やっぱり夜明けを感じますね(*˘︶˘*)

渋谷にはダンサーとして致命的な「女性に触れない」という大きなハンデがあります、、、
それでもダンスを続けたい!続けるんだ!と必死になる渋谷
そんな渋谷のダンスを想う心に魅了されたんだろうな、、、新宿はダンサーとして渋谷を自身のパートナーに…!と乞います

競技ダンスの中で唯一同性同士でもパートナーを組める「ラテンダブルス」で互いを求める新宿と渋谷
相性は驚く程にピッタリ
見所・推し所は周囲の目を物とも”させない”圧倒的な新宿のプロとしての自信‼‼
新宿自身がどうこう…という次元には居ないのです
様々な面でまだ育ち切っていない渋谷を丸ごと包み込み、ダンスでリードするかのように渋谷の意識を集中させる!
ココに「プロとアマの違い」を見せつつも、彼らの絆が生まれていく瞬間を目撃させる描写があるのがとても見事だったと思います

渋谷は自身の負い目を克服し、プロとしてのダンサーの道を歩めるのか⁈
新宿とのパートナーとしての行方は⁉
という「渋谷の救済」を見守る作品はとてもドラマ性も高く、また新宿と渋谷が躍る「ラテンダブルス」というラテンの情熱が伝わるロマンティックさにも気分が昂揚しました⇖⇖⇖♫(o→ܫ←o)♫⇗⇗⇗

作画も素敵でした‼
特に冒頭のキラキラしたイラストの中表紙から目次を挟んで広がる映像を閉じ込めたかのような光と影を感じる作画は何度も見て眺めてしまう程美しい‼‼‼
ダンスフロアを踏み込む足のキュッという音、床を蹴り上げるタンッという音が聞こえて来そうです*。٩(´ᗜ`*)و*。

すごく惹き込まれた1冊でした‼
だからこそ、、、もう少し先までを見たかった~~~‼という気持ちがあります‼
あと、作画がステキだったからこそダンサーならでは‼の筋肉美を期待してしまった所も実はありました⁄(⁄ ⁄>⁄-⁄<⁄ ⁄)←特に広背筋とか?見たかったなぁ~
そんな期待値やザマァ展開不足などの諸々想いを込めた評価にしました

修正|濡れ場は本編に1度で性器描き込みを強調するようなシーンではないので濁し描写です

3

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