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表題作ますらおの人魚姫 下

小宮 津之介/津四郎
怪談師
だいたい800歳の人魚

その他の収録作品

  • もうひとつの うろこのはなし/カバー下:あとがきのようなもの

あらすじ

八百年以上生きる人魚の汐から
「人魚還し」の血の持ち主だと言われた
怪談師の津之介。
ある夜、自分に似た悪霊・潮比三に襲われ、
その瞬間、魂が時空を超え
500年前にタイムスリップ――
先祖の津四郎となって目覚めた!!
そこで出会った昔の汐と契りを交わす一方、
人魚と人間の争いに巻き込まれていき…!?

作品情報

作品名
ますらおの人魚姫 下
著者
りーるー 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199610615
4.5

(34)

(24)

萌々

(6)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
152
評価数
34
平均
4.5 / 5
神率
70.6%

レビュー投稿数7

壮大な愛のSF歴史ファンタジー

上下巻の感想、まとめてこちらに。

怪談師の津之助は「それを絶対手放すな」と先祖から受け継いだ人魚の鱗の話が鉄板ネタ。ところがある晩「俺の鱗を見せ物にするな!」と逞しい男が怒鳴り込んできて⋯。
津之助の体液を摂取すると美しい鱗を持つ人魚の姿になったその男汐と、津之助の先祖である津四郎にあったただならぬ過去。人魚族と人間の間の血塗られた闘争と呪い。津之助に近づいてくる怨念の正体から彼を守ろうとする汐の必死の想いが切なくて、消された過去の記憶に辿り着いた津之助の選んだ決断は⋯。

現代と過去を繋ぐ積年の想いが見事に交錯して、これはもうBLの枠を超えた壮大なSF歴史ファンタジー!褐色の気高き人魚汐は正に益荒男。愛する人を500年かけて愛し守り抜く決意が、健気でいじらしくて泣けてくる。そして離れるしかなかった先祖津四郎もまた、魂を後に繋げ汐を追い求めるのが運命の2人でなくて何であろう!
災いを引き起こした人魚の澪も、呪いの元凶である潮比三にただ愛されたかっただけで、利用され哀れでどこか憎めない。おばばと海の底でどうか穏やかに暮らして欲しい。

濡れ場もあるけどそれメインではないのでエロ重視の人には物足りないかもしれないけど、それを上回る感動と物語の奥深さがある作品!

0

普通に二度読みした。

ストーリー重視凄すぎる!!

上巻に比べてえろ度は下がるけれど個人的にこれで全然いい!!
ホラー感、ミステリアス感、BL、人魚、最高かっっ
最高過ぎて語彙力崩壊wwww

設定の細かさも凄いけれどちゃんと丁寧に伏線回収されてて読みやすかったです。
受けがめちゃくちゃ好みっていうのもあったけど悲しい物語も備わり、それに加えて笑える箇所もありとても良い作品でした。

先生の作品はこれからも作家買い必須となりました!
本当今年始まったばかりだけどとても良い作品に出会えた!

1

感動の下巻!カバー下のバックハグで爆キュン!

いやーーー。
素晴らしい結末です!!!
読み終えて、コミックスを両手で頭上に挙げて大喝采!!!

ドキドキして、面白くて、ラストどうなるんだろうって気になって、急いでページをめくって読み進めたいのですが、全ページの作画が美くしいし、『ザ!ますらおの人魚姫』な、汐のたおやかさに惚れ惚れして何度も見惚れてしまいました。

まず、表紙をめくってすぐのカラー絵。
津之介と汐が水中で手を伸ばし抱き合ってキス。
あーーー。この結末をどうやって引き寄せるのかなぁと思いながらページをめくると不敵な笑みを浮かべる潮比三とスカル。
胸が締め付けられながらドキドキして読み進めました。

ストーリーが最っっっ高ーーーに面白いのですが、作画も凄すぎます!

下巻の最初、ACT7の汐のアップの顔『嬉しかった、、、』のとこ、そしてその数ページ後の汐が海中をぐんぐん泳いでいるシーンで後ろ姿の絵
見事です!!!
ACT8の汐の泣き顔アップにも見惚れました。
腕に浮かぶ『龍神の証』もリアル!
ACT10のページ一面のアップの汐の正面顔、
見開き(2ページ)全面に描かれている龍にはゾクゾクして自分の腹の奥がカーーーっと熱くなりました。

そこから一気にラストへ。
感動しました。

澪への汐の想いにも涙が出ました。

たくさんたくさん、素晴らしいとこ感動したとこ書きたいけど、ほぼ全部なので
やめておきます。

おまけ漫画など、りーるー先生のブログやXに掲載してくださっていますが、番外編などの同人誌を熱烈に希望します!

2

戦う「人魚姫(♂)800歳+α」陸地に生きる


過去にいる津之介は、知ってしまうのです。
汐様が言ったあの言葉のウラにある、相手を思うが故に、交わしてしまった海底に住むおばば様との悲しい約束を…叶うはずだった恋が叶わぬ恋になってしまった………そんな過去を。
そしてその時代のいろいろな人物の気持ちが交錯していく様、愛が憎しみに変わる者もいる、真実の愛を貫いた者もいる。

津之介もおばば様と約束をする。
恋する人魚姫(♂)の最後は、おばば様との約束通りに収まる所に収まってハッピーエンドとなる話でした(安心した)
叶わぬ恋の呪縛から解き放たれた…あぁぁぁよかったよ、ホント良かった
つまり何をレビューしたいのかと言うと、それってどこの事だろう?と思う方は、ぜひ読んでみてください。ってことです。
何度か読むと、読む毎に、違う見方が出来るかもしれません。

2

思い出は今もここにある

上巻で、少しづつ謎が明らかになり、過去の因縁からの闘いが始まりそうになりますが・・・
過去を生き直すことによって今の記憶も変わっているというSFのような展開となり、一気に読み進みたい気持ちと、落ち着いて理解をちゃんとしないと、という気持ちで身をよじらせながら読みました。

身体をつなげ体液をもらったことで汐が神威を得て、変化、進化する様にはますます驚かされました。
綺麗な日本語表現に加えて現代っぽい言葉、超進化、そしてゲーム用語っぽい言葉、ハイパーメタモルフォーゼ、と3つの表現がされてるのも、さらにおもしろいです。
この物語はこのように、いくつもの見方、いくつもの表現が似合う、複雑なお話だと感じました。

決着をつけるために覚悟をした汐は、津四郎にすべてを忘れて平和に暮らせるようにと術をかけます。
アンデルセンの人魚姫のラスト、泡になって消える、忘れてもらうことを決意した人魚姫の切ない気持ちを思い出します。

しかし、津四郎は術をはねのけます。
「人間には魂ってもんがあんだよ」
「たとえ肉体が忘れても魂だけは忘れやしねえんだよ」
なんとかっこいい、なんとしびれる台詞、読んでいて身震いしました。
海の中で涙を流す汐の表情と台詞、気持ちを込めて畳みかける津之介の言葉。
めちゃくちゃしびれる告白シーンでした。
二次元、白黒のシーンなのに、ぱーんと脳内に水しぶきと光が舞う様が浮かびました。

500年物の悪霊に立ち向かうラストに向かっていく流れ、面々は、ゴレンジャーのよう、サイボーグ009のよう、HEROのOPのよう、と感じました。絵では並んではいないのですが、揃って悪に立ち向かっていく様子が、力強く感じて、とってもかっこよくぞくぞくしました。

そこから先は怒涛の展開、予想外に次ぐ予想外、どきどきしながらストーリーを追うのに必死になります。特に、津之介、津四郎、潮比三というつながりの濃い3人の関係、対立を追うのが難しいのですが、やがてすべてが解きほぐされていく様子は爽快でした。
そうしてすべてが解きほぐされ、津四郎の500年間に及ぶ覚悟と行動があったうえで結ばれた津之介と汐。
津之介と津四郎の関係と気持ち、思い、思い出、かみしめるように伝わってきて、涙が出ました。素敵な、とても素敵なラストでした。

巻末におまけ漫画が2つ。
本編とのバランス含めてすごくいいです。

あとがきで物語の説明裏側設定をたっぷり味わえたのも良かったです。
単行本で一気読みしたからこその味わいでした。
今作は、何度か読み返して、理解を深めていくとさらに味わい深くなっていくと思います。
年末まであと1か月弱の今、今年で最も感動した作品でした。

1

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